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【種類別】ブラックベリーの育て方|苗から/鉢植え・地植え

更新日:2020年08月28日

ブラックベリーはポリフェノールを豊富に含み、生活習慣病予防や老化防止効果も期待できる果実です。可愛らしい果実姿から繊細な雰囲気を纏い栽培が難しく感じますが、とても丈夫で育てやすく初心者でも安心して栽培できます。今回はブラックベリーの詳しい育て方をご紹介します。

【種類別】ブラックベリーの育て方|苗から/鉢植え・地植え

可愛らしい果実を実らせるブラックベリーの栽培ポイントは?

ブラックベリーは、可愛らしい果実を実らせるため育て方にも気配りが必要に感じますが、実は丈夫で育てやすい果樹であり、ガーデニングが初心者の方でも安心して栽培できます。また、アントシアニンなどのポリフェノールを豊富に含むため、生活習慣病の予防や老化防止効果を期待できるとして、近年を集めています。

今回は、ブラックベリーの特徴や育て方のコツについて詳しくご紹介します。

ブラックベリーを地植えした時の育て方

ブラックベリーに特別な育て方は必要ありません。十分なスペースを確保し、日当たりの良い場所に植え付けてあげれば、ブラックベリーはすくすくと育ってくれます。

ただし、ブラックベリーはツル植物であるため、自立して上方向に育つことが困難であり、フェンスや支柱を活用する育て方が必須となります。樹高は1.5~3mにまで大きく生長するので、他の植物との間隔は1.5m以上空けておくと安心です。

基本的に寒さにも暑さにも強い果樹ではありますが、日当たりが悪いと花数が減り、収穫量が減ってしまいます。これが地植えでの育て方で注意すべきポイントになります。

地植えをする際は、水もちと水はけのバランスがよい赤玉土(小粒)7~8:腐葉土2~3の割合の混合土に植え付けてください。市販の草花や果樹用培養土でも問題ありません。日当たりが良い場所に約30cmの深さの土を耕し、腐葉土をたっぷりと混ぜ込み水はけの良い土に仕上げます。

植え付けの際は、苗よりも1回り大きな植え穴を掘ることが、元気なブラックベリーを生長させるための育て方のコツとなります。

ブラックベリーの鉢植えでの育て方

ブラックベリーにはどんな土が適している?

ブラックベリーは、丈夫で育て方に配慮する必要がない果樹なので、どこでも育てることができます。そのため、やせている土地でも良く育ちます。

基本的な土は弱酸性が適しているため、アルカリ性の土では若干育て方が難しくなる可能性があります。気になる場合は土壌のpHを調べて、弱酸性の土壌を整えることをします。また、pHを整えるのが難しい場合は、果樹や野菜用の土に入れ替える育て方にすればより簡単になります。

水やりのペースはどのくらい?

鉢植えでブラックベリーを育てている場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。地植えの場合はひどい乾燥を確認してから水やりをするくらいで構いませんが、鉢植えの場合は吸水できる土量に限りがあるので、水切れを起こさない育て方が大切になります。

ブラックベリーの果樹はある程度の乾燥には耐えられますが、猛暑が続いた場合には、朝から夕方にたっぷりと水を与えるようにしましょう。夏場はブラックベリーの生育期に当たり、土も乾きやすくなるので、朝と夕方の2回は土の状態をチェックしてください。

また、果実が付いてから水切れを起こすと、果実が大きく生育しなくなるので、様子を見ながら水やりを行ってください。水切れが起きたあとに水をやっても葉が戻ることはありません。

効果的な肥料の与え方は?

果樹には果実を多く付けさせるために、肥料を多く与えた方が良いと考える人も多いですが、ブラックベリーには適量の肥料さえ与えていれば、育て方に特に問題はありません。

ただし、ブラックベリーには効果的な育て方をするため、肥料を与えない方が良い時期があります。開花前に肥料を施してしまうと、葉ばかりが茂ってしまい花付きが悪くなるだけでなく、病気にかかりやすくなったり、害虫が付きやすくなります。結果的にブラックベリーの収穫量が減ってしまうので、良い育て方とは言えません。

肥料を与えるのに適した時期は、花が咲いた後の6月と果実を収穫した後の9月、そして寒さが厳しくなる2月の年3回で、油カスか即効性化成肥料を株元に与えてください。

ブラックベリーの剪定の時期と方法は?

ブラックベリーの剪定のタイミングは3~4回/年あります。剪定のタイミングは植え付け時、夏季、収穫後、秋季、冬季です。夏季の剪定目的はプリモケーンからサイドブランチを伸ばすため、収穫後の剪定目的は病気予防のため、秋季の剪定目的はプリモケーンのサイドブランチをより充実させるために、冬季の剪定目的は枝をきれいに整理して環境を整えるために行います。

剪定方法としては、前年に伸びた枝の長さを約1/2~1/3の高さに切り揃えていきます。また、果実がついた枝は年内に枯れてしまうことが多いので、収穫後に付け根から切り落としてください。

剪定を行うことで生育が良くなり、翌年の果実が付きやすくなるので、剪定は重要な育て方の1つだと言えます。ただし、生育があまり良くない場合については、無理に剪定を行う必要はありません。

ブラックベリーの植え替えの時期と方法は?

ブラックベリーを鉢植えで育てている場合は、株の生育具合を見ながら2~3年に1回植え替えを行えば大丈夫です。植え替えをしないまま育て続けていると、土の状態が悪くなり鉢の中いっぱいに根が広がり根詰まりを起こす原因になりますので、鉢が窮屈に感じたら必ず植え替えを行ってください。植え替えに適した時期は12~2月で、手順は植え付け時と同じです。

ブラックベリーの挿し木の時期と方法は?

その年に新しく伸びた枝を6~7月に約10cm切り落とし、土に挿して育てていきます。発根するまでは水に挿す育て方がですが、その後は土に植え替えてあげるとすくすくと生長します。

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初回公開日:2017年11月29日

記載されている内容は2017年11月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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