落花生の育て方|おおまさりなど落花生栽培のコツ
更新日:2020年08月28日
落花生の育て方の2つ目のステップとして「苗植え」があります。種まきとは違い、ポットから取り出して植え直すだけと考える方も多いですが、落花生栽培を成功させるために苗植え1つにしても重要なポイントがあります。
苗植えの基本となる「ポットより大きめの穴を掘る」・「育苗ポットから取り出す際は根についた土を崩さない」について解説していきます。
ポットより大きめの穴を掘る
「苗植え」のポイントの1つ目は、ポットより大きめの穴を掘っておくことです。
落花生はいきなり苗植えするのではなく、本葉が2枚になるまでの期間はポットで育ててから苗植えします。鉢やプランターに苗植えする時は、15~25㎝程度の株間を確保する必要があります。
苗植え時はポットより少し大きめの穴を掘っておかないと、根鉢を壊してしまう可能性があるので注意が必要です。
育苗ポットから取り出す際は根についた土を崩さない
「苗植え」のポイントの2つ目は、育苗ポットから取り出す際は根についた土を崩さないことです。
苗植え時は根を傷めないように静かにポットから取り出す必要があります。また、根鉢は崩さないでください。
育苗ポットから取り出す際は根についた土を崩してしまうと、せっかく根付いた根が損傷するだけでなく切れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
落花生の育て方3:水やりと肥料の与え方
落花生の育て方の3つ目のステップとして「水やりと肥料の与え方」があります。水やりと肥料の与え方は生育に大きな影響を与える重要なポイントになります。
水やりと肥料の与え方の基本となる「少量の水で水やりをする」・「肥料は与えすぎない」について解説していきます。
水と肥料を与えれば成長するものではないことを、しっかりと把握しましょう。
少量の水で水やりをする
「水やりと肥料の与え方」のポイントの1つ目は、少量の水で水やりをすることです。ここで注意していただきたいのが、「種まき後はたっぷりと水やりをする」「以後は、畑が乾いたら適宜水やりをする」ことです。
落花生は水捌けのよい柔らかい土を好みます。「種まき後はたっぷりと水やりをする」ばかりが印象に残り、種まき後もたっぷり水やりをしないよう注意が必要です。
肥料は与えすぎない
「水やりと肥料の与え方」のポイントの2つ目は、肥料を与えすぎないことです。
落花生が属するマメ科の植物の根には、空気中の窒素を固定する根粒菌が共生しています。根粒菌は自ら栄養分を作り出すことができます。
落花生自体で栄養分を作り出すことができる上に、大量の肥料を与えてしまうと枝葉ばかりが育ち、肝心の実付きが悪くなります。
肥料は控えめにしながら、バランスの取れた配合肥料を使用すると効果的です。
落花生を育てるときの注意点
落花生を育てるときの注意点として真っ先に挙げられるのが、「誤った解釈をしない」ことです。例えば、先ほどの項目でも解説しましたが「水と肥料をたくさん与えれば栽培は成功する」が挙げられます。
落花生栽培を成功させるには、栽培の1歩目である畑の準備などの下工程から、種・間引きといった栽培管理的な部分までを理解して実行する必要があります。
落花生が弱ってしまったときの対処方法
初回公開日:2017年12月05日
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