【種類別】ハイビスカスの育て方|種・苗から/鉢植え
更新日:2020年08月28日
綺麗な花を咲かせるためのハイビスカスの育て方
華やかで美しい花が魅力の熱帯花木としてのあるハイビスカスの開花期は5月~10月です。10~25℃の日当たりが良い環境を好み、水をたっぷりと与えることが美しい花を咲かせるポイントです。日本では鉢植えで楽しむのが一般的とされていますが、沖縄などの霜が降りない暖地では、庭木でも花を咲かせてくれます。
寒い季節は室内へ、暑い時期は西日の当たらな場所へ移動するなど、季節ごとに環境を整え、水不足で枯れることのないよう注意しましょう。
枯らさないための大切な水やり
ハイビスカスの育て方のポイントは水やりにあると言えます。水分がなくなると蕾のまま花を咲かせずに落ちてしまうことがあるので、春から秋の暑さが際立ってくる時期は、回数を決めずに土が乾いたらたっぷりの水をこまめにあげましょう。ただし、冬の水やりについては、土が乾いたらあげるという程度で大丈夫です。
ハイビスカスが大好きな肥料を
ハイビスカスは肥料が大好きです。春~秋はゆっくりと効き目を発揮する緩効性の肥料を適量あげてください。花がたくさん咲いてくれている時期は、薄めの倍率にした液体肥料も併用するとより一層効果的です。また、猛暑が続いている時や真冬に肥料をあげるのは控えましょう。これが、肥料をあげながら美しく花を咲かせる育て方のポイントです。
ハイビスカスを増やすための挿し木と時期と方法
ハイビスカスは挿し木や接ぎ木をする育て方をすると、その手間に応えて増えてくれます。オールドタイプとコーラタイプのハイビスカスは挿し木を、ハワイアンタイプのハイビスカスは接ぎ木で増やすことができます。
挿し木での育て方を選ぶ方が多く、5~7月上旬が適正時期とされています。どんなに遅くて8月末までには行います
【挿し木の手順】
①葉をたくさん付けている「元気な枝」を切り取る
②枝に葉を1~2枚付けた茎を数本切り取る
③葉が大きいものは半分切り取る
④植物活力液などを薄めた水に半日以上浸す
⑤切り口に発根促進剤を塗る
⑥小さなポットに土を入れで湿らせる
⑦挿し木を植え、水を絶やさないよう日陰で管理する
⑧根を生やしたら苗として地植えするか大きな鉢へ植え替える
ハイビスカスの剪定をするための花摘みの時期と方法
【花がら摘み】
ハイビスカスは、花が咲いたらその日のうちにしぼんでしまう1日花です。咲き終えた花をすぐに摘み取るのが、ハイビスカスを長く美しく楽しむための育て方です。特に5~10月の生育期は、毎日花摘みを欠かさないことが育て方のポイントです。
この摘み取りを行うことで、次の花や翌年の花に養分を与えることができ、元気で美しい花を咲かせやすくなります。ただし、種がを採取したい時には、咲き終えた花をいくつか残しておくようにします。また、冬~春先は葉が枯れて落ち始めるので、落ち葉や枯れた葉は早めに取りましょう。
【剪定】
剪定は花が咲き終えた10~11月に行います。全体を1/2~1/3まで切り詰めるのが良いハイビスカスの育て方とされる剪定です。親枝から生える小枝を選び、外芽の数mm上で切り落とします。切り取った枝の切り口が茶色の枝は枯れおり、切り口が緑色の枝は元気がある証です。
ハイビスカスの種まきや苗木の植え方に時期や方法は?
ハイビスカスは、苗からでも種からでも育てることができますが、苗を鉢植えて花を咲かせる育て方が一般的です。4~5月に鉢花としての販売されることがほとんどで、暖かくなり始める5月に購入するのがです。
次項から具体的な種まきや苗木をする時期や育て方についてご紹介していきます。
種まきをするのに適した時期と育て方
ハイビスカスの種まきをする時には、苗よりも少し早い4~5月に植え付けます。その際、ポットにパーライトやパーミキュライトを合わせた土や、種まき用の土を使ってください。土は事前に湿らせ、一晩水に浸しておくのが丈夫なハイビスカスの育て方のポイントです。
植え付けた後は土が乾燥しないよう水やりを行い、本葉が3~4枚出るまで日陰で育てます。本葉が育った後は、育苗ポットか鉢に植え替えてください。
苗木に適した時期と育て方
ポット苗木は4~5月に市場に出回るので、購入後はできるだけ早く鉢への植え替えを行います。市場に出回っているの苗木の根は、かなり成長している状態なので、そのまま放置してしまうと根詰まりや根腐れを起こしてしまいます。
初回公開日:2017年11月27日
記載されている内容は2017年11月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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