ブロッコリーの育て方｜種・苗から/プランター・鉢植え
更新日：2020年08月28日
ブロッコリーの種からの育て方
ブロッコリーは発芽率が高いので、ブロッコリー栽培初心者でも比較的簡単に種から育てることができます。種まきの時期は、2月下旬～3月中旬、もしくは7月中旬～9月上旬に行います。ブロッコリーの発芽適温は25℃です。家庭菜園で栽培する場合は、害虫の活動が活発ではない、秋に種まきすることをします。
ブロッコリーの種からの育て方のポイントは、苗がある程度大きくなってしっかりするまで、育苗ポットで育てることです。
種まき
9cmの育苗ポットに3〜4粒ほどの種を蒔き、軽く土をかぶせてから、たっぷりと水を与えます。発芽後は葉が重なり合っているところを間引きし、本葉が2～3枚になったら、育ちの良い株を2本選んで、他を間引いてしまいます。本葉が4～5枚になったところで、鉢やプランター、畑に定植します。
水やり
ブロッコリーへの水やりは朝に行い、夕方には表面が乾いている状態になるようにします。水を与えすぎると、根腐れの原因となるので注意しましょう。
肥料
肥料は、定植の際に野菜用の化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は生育が始まる頃と花蕾が見え始める頃に行い、同時に土を浅く耕し、根に土をかけておきます。
ブロッコリーは、栽培期間中肥料切れにならないように注意する必要があります。また、リン酸が不足したり窒素が多すぎたりすると、葉や茎ばかりが茂り花蕾ができにくくなるので、ブロッコリーに合った肥料を選びましょう。
収穫
ブロッコリーの株の頂点にできた頂花蕾（ちょうからい）と呼ばれる花の蕾を、10cm〜15cmの大きさまで育てたら収穫の時期です。花蕾の下10cm〜15cmのところを、ナイフや包丁などで切り取ります。
頂花蕾収穫後に出てくる側花蕾（そくからい）と呼ばれるわき芽を育てれば、2回目の収穫も可能です。追肥をして側花蕾を伸ばし、よりたくさんのブロッコリーを収穫しましょう。
ブロッコリーの苗からの育て方
ブロッコリーを種から育てる自信がない場合、特に家庭菜園初心者は、より育て方が簡単な苗を購入して育てることをします。次にあげるポイントに注意して苗を選びましょう。
・全体的に色鮮やかで艶がある
・本葉が5～6枚ほどついている
・茎が太くしっかりしている
・葉と茎の色が濃い
・害虫がついていない
苗の植え付けは、3月中旬～4月中旬、もしくは8月下旬～9月中旬に行います。ブロッコリーは涼しい気候を好むので、8月下旬から9月中旬に植え付けるのがです。また、この時期は害虫の被害も少ないので、比較的育てやすいでしょう。
苗と苗の間隔は、鉢植えであれば10号鉢に1株、プランターなら30cm～40cm、畑では40cm～50cmを目安とします。
ブロッコリーの鉢植え・プランターでの育て方
ブロッコリーを鉢やプランターで育てる上で大切なのは、サイズ選びです。鉢は10号以上のものを選び、プランターであれば、容量45リットル以上、幅60cm以上、深さが25cm以上ある深めの野菜用大型プランターが望ましいでしょう。
ブロッコリーを育てるのに適した土は、手間がかからず扱いやすい市販の野菜用培養土です。水はけをよくするために、鉢、またはプランターの底に、底石用の軽石を敷き詰めてから土を入れましょう。
水やりは土が乾いているときに朝行います。鉢底やプランター底から水が流れ出てくるくらい与えます。ブロッコリーは湿度に弱いため、水の与えすぎには注意が必要です。
ブロッコリーはアブラムシの被害に遭いやすいので、虫よけネットなどで害虫対策をしましょう。
ブロッコリースプラウト：ブロッコリーの新芽の育て方
スプラウトとは、発芽直後の植物の新芽のことを指します。いわゆる「植物の赤ちゃん」です。ブロッコリースプラウトは「ブロッコリーの新芽」ということになります。ちなみに、貝割れ大根は、大根の新芽です。
スプラウトは、大きく生育するために必要な栄養やパワーを最も多く含有した状態であり、栄養や酵素が種や親野菜よりも豊富に含まれています。ブロッコリースプラウトには、体の抗酸化力や解毒力を高める、ファイトケミカルの一種であるスルフォラファンが、親野菜であるブロッコリーの7倍も含まれています。
そんなスーパーフードであるブロッコリースプラウトの育て方ですが、まずは以下の3つを揃えます。
・ブロッコリーの種
・網目状のネットになっている水耕栽培
・霧吹き
それでは、ブロッコリースプラウトの育て方の手順を見ていきましょう。
初回公開日：2017年12月09日
記載されている内容は2017年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。