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ブロッコリーの育て方|種・苗から/プランター・鉢植え

更新日:2020年08月28日

癖がなく食べやすいブロッコリーは、その使い勝手の良さから食卓に上ることが多い野菜でしょう。一見育てるのが難しそうなブロッコリーですが、家庭菜園初心者でも比較的育てやすい野菜です。今回は、種や苗からの育て方、鉢植え・プランターでの育て方などを紹介します。

ブロッコリーの育て方|種・苗から/プランター・鉢植え

手順

1)2時間ほど水に浸けた種を、重ならないように栽培キットに並べ、種が浸かるくらいの水を入れます。種が完全に水に浸かってしまうと、呼吸ができず腐ってしまうので、入れすぎないようにしましょう。

2)直射日光の当たらない、暗所で育てます。種が吸水して膨らんできますが、触ったりせず、そのまま暗い場所で育てましょう。種が乾かないよう霧吹きで水やりをし、容器内の水は1日2回交換します。

3)種まきから3日くらい経つと、気温が発芽適温であれば発芽します。引き続き暗所で育て、容器の水は種が浸かるくらいにしておきます。種が乾燥しないよう霧吹きで水をかけ、1日2回容器内の水を交換しましょう。

4)根が育ってきたら、容器の水を少しずつ減らしていきます。カビが生えたり、水が腐りやすいので、水替えを頻繁に行ってください。そのまま暗所で、霧吹きで水やりをしながら育てます。

5)目根が十分に伸び、茎が5cmほどになったら、1〜2日間日に当てて緑化させます。ただし、直射日光は避けましょう。日に当てた後は、ブロッコリースプラウトを上に引いて収穫します。ハサミで切ってしまうと、切り口から栄養が水に流れ出てしまうので、手で行いましょう。

虫のつきにくいブロッコリーの育て方

ブロッコリーを好む害虫は多く、特にアブラムシやアオムシ、蛾の幼虫の被害に遭いやすい野菜です。防虫ネットをかけたり、害虫に効果的な薬剤を散布して、害虫からブロッコリーを守ってあげましょう。害虫による被害を発見した場合は、卵を駆除したり、捕獲器を使用して害虫を取り除いたり、薬剤を使って駆除したりして対処します。

ブロッコリーを害虫被害から守るコツは、葉の裏や茎なども含めて苗全体と土の中をこまめに観察し、害虫の早期発見・早期駆除を心がけることです。

ブロッコリーの冬の育て方

冬は害虫が少ないので、家庭菜園でブロッコリーを育てたい場合はこの時期がです。種から育てる場合は、7月中旬~9月上旬に種まきを行います。苗から育てるのであれば、9月以降に植え付けをします。

9月から10月頃は、まだまだ害虫の被害に遭いやすい季節です。特に、コナガやヨトウガの幼虫には要注意です。蛾に卵を産み付けられないよう、前もって防虫ネットで覆って対策しておきましょう。プランターで育てている場合は、プランターを寒冷紗で覆って蛾が侵入できないようにしておきます。この寒冷紗は防寒対策にもなるので、あると便利でしょう。

ブロッコリーは低温になると、花蕾が紫色に変色することがあります。これはブロッコリーが寒さをしのぐために、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」という成分を生成するためです。茹でれば通常の緑色に戻るので、食べるには何の問題もありません。

家庭菜園でブロッコリーを育ててみよう

ブロッコリーは、暑さにも寒さにも強く、「害虫対策」「湿度」「水やりのタイミング」といったポイントをしっかりと押さえれば、家庭菜園初心者でも比較的簡単に育てられる野菜です。収穫も1回だけではなく2回楽しめるので、育て甲斐があるでしょう。

ブロッコリーは、癖がなくて食べやすく、サラダやシチュー、お弁当、メインディッシュの付け合わせなどと活躍の場が多い野菜です。この記事を参考に、ぜひご家庭でブロッコリー栽培に挑戦してみてください。自分で大切に育てて収穫したブロッコリーは、とても美味しく感じることでしょう。

初回公開日:2017年12月09日

記載されている内容は2017年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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