スナップエンドウの育て方|種・苗から/プランター・鉢植え
更新日:2020年08月28日
スナップエンドウは支柱に誘導する育て方をします。支柱をすると作物が倒れるのを防いだり、つるを支柱に引き込むことで、地面につくのを防いでくれます。つるの負担を軽くしてスナップエンドウを成長しやすくする役割もあります。
スナップエンドウは「合掌式」と「スクリーン式」の立て方が向いています。高さは、つるありは2m、つるなしは1mにします。
合掌式
合掌式は、畝の両サイドに支柱を斜めに立てて交差させ誘導する育て方です。深さ20~30cm位しっかり刺し、交差させた部分に支柱を横に渡します。支柱が交差した部分はしっかり結び完成です。
スクリーン式
スクリーン式は、1本ずつ立てた支柱を柱にして、つるもの用のネットを張ります。必要な高さ分のネットを張り、ネットに誘導していく育て方です。
支柱をまっすぐ20~30cm位、土にさします。約50~60cm間隔をあけて、畝の高さにあわせて数本立てます。ネットをひろげ、立てた支柱の頂部左右に紐で結び、頂部中央も結ぶ。ネットを張り、高さの中程と下部も紐で結び固定する。
スナップエンドウの育て方で使いたい肥料
追肥
スナップエンドウの追肥は、1㎡あたり軽く一握り程度まきます。収穫終了まで繰り返す育て方です。
・春まき
1回目 開花後
2回目 収穫最盛期
3回目 1か月後に追肥
・秋まき
1回目 種まき1か月後
2回目 開花前
3回目 1か月後に追肥
つるなしのスナップエンドウの育て方
つるなしの早撮りスナップエンドウは、北海道を除いて春まきと秋まきができます。春まきは温かい場所で2月中旬~7月まで、寒い場所は、3月~6月上旬までまきます。秋まきは、温かい所では10月中旬~12月上旬、寒い場所では10月中旬~11月中旬にまきます。
種を直接畑にまいてもかまいませんが、小さなポットに一度植えて、ある程度成長してから畑に植えても良いでしょう。スナップエンドウは酸性土壌に弱いので、苦土石灰をまいて土壌を中和してから植えます。
畝を作りマルチを張った所に、条間45cm株間30cmで植えつける育て方です。植え付けをしたら水をたっぷり与えて、大きくなったら支柱をたてて育てます。花が咲き、開花後25日位が収穫の目安です。収穫時期を逃すと硬くなるので注意が必要です。
北海道でのスナップエンドウの育て方
北海道や関東より北の地域では、3月下旬から5月下旬の春まきのみ、つるなしの種を選んぶ育て方をします。スナップエンドウの種類はいくつかありますから、強い性質のものを選ぶと、初心者でも失敗が少なく収穫までたどり着けるでしょう。
病気になりにくいスナップエンドウの育て方
スナップエンドウは、水はけが悪いと育成初期に立枯病になることがあります。せっかく収穫期を迎えても収穫後半になると、うどんこ病になり収穫率がダウンする事もあります。
うどんこ病の発生を抑えるには、つるが多く伸びてきたら整えてあげて風通しを確保することです。高温乾燥時には、スナップエンドウの生育が悪くならないように水を切らさない事も大切です。
害虫はアブラムシが多くつくので、よくチェックして早めに駆除する育て方をします。ハモグリバエは、発生初期に殺虫剤で駆除するやり方がです。
連鎖障害に気を付ける
初回公開日:2017年11月25日
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