【種類別】菊の育て方と増やし方|スプレー/食用/福助
更新日:2020年08月28日
種類別菊の育て方
スプレーマム
スプレーマムは、小さな花を咲かせ、分枝しやすい種類の菊です。最初のつぼみをつぼみを摘心してあげると、脇芽が増えてつぼみがどんどん増えます。10月ごろになると開花し始め、満開に咲きます。
種類によっては、春咲きや夏咲きもあり、数種類育成していると一年中楽しめます。開花している時期に購入して大切に育てれば、翌年も花が咲き楽しめる種類です。
水やりと肥料
土が乾いたら水やりをして、冬でも鉢底から水が出る位たっぷりと与えます。水を与えるタイミングは、土の表面が乾いた事を確認してから与えます。頻繁に与えると根腐りをおこして、枯れてしまいます。
鉢植えで日当たりが無ければ、水やりは必要ありません。夏の時期は、高温になるので、水切れには注意して朝夕与えましょう。真昼は、高温になるので水は与えません。
菊の肥料は、緩効性肥料を生育期間に与えます。油粕を選んで与える場合がありますが、油粕には窒素分しか含まれておらず、葉の生育には良いですが花には効きません。花を咲かせるにはリンが必要で、油粕ばかり与えていると花が咲きにくくなります。
難しい配合など不要の液肥もしくは緩効性固形肥料を選び、リンが入っているものを与えると手軽です。
植え付け
スプレーマムは、水はけの良い土を好み鉢植えでも育てられます。菊専用の用土や培養土使って鉢植えで育てます。庭に植える場合は、堆肥を混ぜると良く育ちます。この種類は、挿し木もでき、スプレーマムを増やす事ができます。春に越冬した葉っぱを2枚ずつなるように切って、土に挿すと芽が出てきます。赤玉土に挿すと、失敗が少なく上手くいきます。
環境
スプレーマムは、日当たりを好みます。真夏以外は、日当たりで管理して、屋外の越冬も可能です。日差しが強くなる夏場は、半日陰で管理し、直射日光を当てないようにしましょう。4~6月になると、1/3ほど切り戻しをして脇芽を増やします。切り戻しをしないと、どんどん草丈が伸びますから、様子を見て切り戻しをしましょう。
食用
菊は観賞用の種類も食べられますが、食用として育てた方が農薬の心配がありません。食用菊は、苦みが少なく甘みがあります。延命楽や阿房宮がポピュラーな品種です。延命楽は、紫色の大輪の花で、阿房宮は刺身に浸けられている黄色い小菊です。
植え付け
4月中旬~5月に市販の苗を購入して植え付けます。植えつける2週間前に、1㎡あたり苦土石灰100~150gまき耕します。植え付け1週間前になったら、1㎡あたり堆肥2kg、化学肥料100gを施して、幅60cm高さ10cmの畝を立てる育て方です。
下準備が整った畑に株間30cmを取って植えつけて、水をたっぷり与えます。乾燥が心配な時は、敷き藁を使用すると効果的です。
肥料
植え付けから1カ月後、株間に肥料をあたえていきます。株間1㎡あたり、化学肥料を30g追肥し、根元を軽く土寄せします。植え付けから40~50日たって、草丈が30cm位になったら、風などで倒れてしまうためネットはりをします。9月下旬頃から収穫を迎え、完全に花が開花したものから摘み取る育て方をします。
大菊
初回公開日:2017年11月24日
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