【種類別】ペチュニアの育て方|種から/地植え・プランター
更新日:2020年08月28日
カフナは、ピンクがかった紫色のペチュニアで、カフナバイオレットという名前でも知られています。耐寒性、耐暑性、耐雨性に優れた丈夫で育てやすい品種です。ペチュニアは基本的には日当りを好む植物ですが、カフナは短日下でも良く育つという特徴があります。這い性のペチュニアなので、ハンギングバスケットに仕立てたり、寄せ植えの縁の部分としても活躍します。
育て方は、一般的なペチュニアと同じようにします。明るく風通しの良い場所に置き、生育期には液肥を週に1回与えます。梅雨の時期に切り戻しをしておくと、夏から秋にかけて元気に花を咲かせます。耐寒性に優れているため、関東以西では戸外でも越冬させることが可能です。その場合の育て方としては、乾燥気味にして週に1回水やりを行います。
ペチュニアの種からの育て方
ここからは、ペチュニアを種から育てる場合の育て方をご紹介します。
種まきの仕方は?
ペチュニアの種はとても小さいため、ピートバンに種をまきます。ピートバンでの育て方はまず、ピートバンに水を含ませます。そうすると固い板が柔らかくなるので、そこに種をできるだけ重ならないようにまきます。ペチュニアは光を好むため、上に土をかけません。20〜25℃が適温ですので、明るく暖かい場所で管理すると、1週間ほどで発芽します。
移植と植え付けのやり方は?
まいた種が発芽し、本葉が2〜3枚になったら、移植を行ないます。育苗箱か大きめの鉢に、5cm間隔で植えます。その後、本葉が6〜7枚になったら植え付けを行ないます。用土は赤玉土と腐葉土を混ぜたものに、緩効性肥料を加えます。苗を傷めないように掘り返し、鉢や地面に1株ずつ植え付けます。植え付けが終わったら、水を与えて苗と土を落ち着かせます。
日当りや水やりのコツは?
植え付け後の育て方は、一般的なペチュニアと同じように行ないます。明るく風通しの良い場所に置いて、乾燥気味に管理します。本葉が10枚ほどになったら摘芯をし、わき芽を増やします。草姿が乱れたら切り戻しをしましょう。
花がらや、傷んだ葉を適宜摘むようにすると病気を防ぐことができます。肥料が切れると花が咲かなくなるので、開花期には週に1回液肥をやります。
ペチュニアの地植えでの育て方
ペチュニアは、地植えにも向いています。ここからは、ペチュニアの地植えでの育て方をご紹介します。
地植えの植え付けはどうするの?
ペチュニアを地植えにする場合、日当りと水はけの良い場所を選びます。そして、1㎡あたり腐葉土3kgと緩効性肥料50gをよくすき込んで、株間25cm間隔で植え付けます。植え付け後はたっぷりと水やりして下さい。
なお、雨で泥がはねると病気の原因になるので、マルチングを施すと泥はねを防ぐことができます。
地植えのときの水やりは?
育苗期は水切れに注意しますが、地植えの場合、植え付けのときにたっぷりと与える他は、日常的に水やりはしなくても育ちます。乾燥した日が続いた場合のみ、水を与えましょう。
ペチュニアの冬の育て方って?
ペチュニアは、日本国内では一年草として扱われていますが、自生地の南米では本来多年草の植物です。冬を越すこともできるので、ここではペチュニアの冬の育て方をご紹介します。
ペチュニアの開花期が終わったら、株元から10cmくらいの長さで切り戻します。関東以北では屋内で管理し、関東以西では、軒下などの霜が当らない場所に置きます。日当りが悪いと翌年に花付きが悪くなるので、明るい場所に置くようにしましょう。水やりは、週に1回程度行ないます。
初回公開日:2017年12月02日
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