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【地域・季節別】じゃがいもの収穫時期・栽培の時期|家庭菜園

更新日:2020年08月28日

ホクホクとした食感で、保存性も良いじゃがいもの収穫時期はいつ頃でしょう?地域や季節によって、収穫時期が大きく変わります。住んでいる地域にあわせて植え付けをして、大きなじゃがいもを収穫しましょう。じゃがいもの収穫時期と栽培の時期をご紹介します。

【地域・季節別】じゃがいもの収穫時期・栽培の時期|家庭菜園

じゃがいもは種類によって収穫時期が異なります。植えつける時期や特徴で絞り込むと迷わず品種が決めやすくなります。さまざまな品種の特徴をチェックしましょう。

品種特長調理法肉質生育
男爵じゃがいもの代表格で、関東より西で人気の品種。球で芽深く、やや粉質です。コロッケ、粉ふきいもなど早生
メークイン男爵と同じくらいポピュラーな品種。煮崩れしにくいのが特徴です。肉じゃが、シチュー、サラダなど中生
キタアカリカロチンやビタミンCを多く含みます。なめらかな舌触りが特徴。サラダ、ふかし芋早生
インカのめざめ栗のようなホクホクとした食感で、煮崩れしにくく濃厚な味わいが楽しめます。煮物、お菓子など濃黄極早生
ワセシロ煮上がりが早く、下座りが良いです。長期貯蔵で粘質がアップして甘くなります。ふかし芋、コロッケなど早生
トヨシロ加工食品に向いている品種です。粉質ですが煮崩れしにくいです。フライ、ポテトチップス中晩生
ホッカイコガネメークインより煮崩れしにくく調理しやすいです。煮物、フライドポテト淡い黄色中晩生
ベニマルでんぷんの原料として使用します。おでん、煮物中晩~晩生

家庭菜園のじゃがいもの収穫時期

初心者でも簡単に栽培できるじゃがいもは、家庭菜園で収穫する事ができます。じゃがいもは、植えつけてからおよそ3か月で収穫時期を迎えます。まずは、ホームセンターなどで販売されている 種芋を購入して育てます。関東では毎年1月下旬ごろから販売されますから、チェックしてみましょう。

畑に植えつける場合は石灰を撒いて、約2週間ほど休ませます。プランターで栽培をする時は、野菜用の培養土を購入して使うと良いでしょう。関東では春植えと秋植えがありますが、春に植える場合は、サイズによってカットしてから植えます。秋植えは、丸ごと植えつけます。

種いもを植え付けたら、およそ3が月後が収穫時期になります。葉や葉っぱが黄色くなってきたら収穫時期のサイン。天気の良い日に苗を抜いて収穫しましょう。

収穫後の保管法

収穫したじゃがいもは、少しの光が当たってもじゃがいもが緑化します。必ず冷暗所で保管して、緑化や腐敗防止に気を付けましょう。日に当ててしまうと、エグミの原因となるアルカロイドを生成します。また、保管中に芽が出てきてしまったら、芽を除去して厚めに皮を剥いて使用します。

じゃがいもの保存容器は、通気性の良い麻袋がで、夏場は気温が高いため冷蔵庫で保存すると良いでしょう。秋にじゃがいもを収穫したら、気温が氷点下まで下がる地域はビニールシートなどで覆って、凍結しないように注意しましょう。3月になると芽が伸びてくるので、冷暗所に保存します。

収穫後のじゃがいもは冷凍保存できるのか?

たくさんのじゃがいもを収穫したら、一度に食べきれず困まるでしょう。そんな時は、冷凍して保存するととても便利です。じゃがいもを皮ごと茹でます。できれば、丸ごと茹でると栄養を逃さず最適です。

じゃがいもの中心まで火が通ったら、皮を剥きます。熱いうちにマッシャーなどで潰して、滑らかにします。コツは手早く熱いうちに潰すこと、湯気で水分が蒸発しますから解凍した時に水っぽくなりにくいです。

じゃがいもの固まり部分は、冷凍すると味が落ちますから、滑らかになるまで潰しましょう。きちんと潰したら、粗熱を取ります。よく冷ましてから、保存用バックに入れて冷凍します。

熱が残っていると水分が入るので、必ず冷ましてから冷凍するのがポイントです。

ソラニンに注意

家庭菜園などで栽培したじゃがいもは、天然毒素を持っています。これはソラニンやチャコニンと呼ばれる毒素で、じゃがいもの芽や皮に多く含まれています。家庭菜園で収穫をしたじゃがいもの中に、未成熟のじゃがいもがあります。小さいじゃがいもは特に多く含んでいるので、食べないようにします。

じゃがいもの芽が出てきたら、根元を含めて完全に取り除き、じゃがいもの皮を剥きます。緑色に変色をしたじゃがいもは、皮を深く剥くようにします。ソラニンやチャコニンはじゃがいもの芽や緑色になった部分に多く含まれています。

万が一、食べてしまうと吐き気や下痢、嘔吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあります。このような症状が出た時は、速やかに病院へ行きましょう。

大きいじゃがいもを収穫するコツ

せっかく育てたからには、大きなじゃがいもをたくさん収穫したくなります。少しでも大きなじゃがいもを育てたいなら、じゃがいもの花を摘み取ります。花を咲かせるエネルギーを抑えることができて、芋の方に栄養分がまわります。

そして、一番大切なのが「肥料」と「芽かき」です。じゃがいもの草丈が10cmになったら、1株で数本になるように芽かきをします。残す芽の根元は押さえて、傷を付けないように不要な芽を抜き取ります。

肥料は、植え付け前の準備段階で、1㎡あたり堆肥1kgと化学肥料100gまきます。あとは、芽かきが済んだタイミングで追肥となる、化学肥料1㎡あたり30gを施します。じゃがいもはお手入れをきちんとすると、大きないもが収穫できます。コツは愛情をもってお世話する事です。

じゃがいもの病気

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初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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