【地域・季節別】じゃがいもの収穫時期・栽培の時期|家庭菜園
更新日:2020年08月28日
地域別じゃがいもの収穫時期
北海道
北海道は、じゃがいもの生産量が全国の約8割をしめます。じゃがいもは栄養があり、保存しやすい野菜です。越冬したじゃがいもは、でんぷんが糖に変化して甘みがアップしておいしくなります。
北海道のじゃがいもは全道で栽培されていますが、特に生産量が多いのは十勝と網走管内です。夏になるとじゃがいもが花を付け、畑一面に白や薄紫色の花が揺れます。北海道のじゃがいも収穫時期は9月から10月です。
生産者の人は、ポテトハーベスターと呼ばれる、じゃがいも専用の収穫機を使って掘り上げます。掘りあげたじゃがいもは、その場で選別をしてコンテナに移します。収穫したじゃがいもは、光の当たらない所に保管され低温保存します。
関東
関東ではじゃがいもの植え付け時期は年に2回あります。2月中旬から3月の春植えと8月中旬から9月の秋植えがあります。春じゃがいもは5月から6月に収穫時期を迎え、秋じゃがいもは11月から12月に収穫時期を迎えます。
季節別じゃがいもの収穫時期
春
春植えのじゃがいもは、花が咲き数週間後に花が咲き終ると、葉や茎が黄色く枯れ始めます。このような状態になったら収穫時期です。比較的気温が温かくなる時期なので、育てやすく収穫時期まで無事に迎えられるでしょう。
夏
夏にじゃがいもを植え付けると11~12月ごろに収穫時期を迎えます。8月下旬から9月中旬ごろに植え付けると、冬が収穫時期になります。この時期は、残暑が厳しく種イモが腐りやすいので注意が必要です。
また、地域によっては収穫時期の頃、霜が降りる場合があります。じゃがいもは霜にあたると枯れてしましい。収穫量が減ってしまいます。栽培が難しい季節なので、初心者には向きません。
秋
秋にじゃがいもを植えつける時は、気温が高めのうちに行います。栽培中は徐々に気温が下がってきます。じゃがいもは寒さに弱いため、葉は枯れてきます。葉が枯れてきて収穫時期だと勘違いをすると、未成熟のまま掘り起こしてしまいます。
葉っぱが多少枯れた状態なら、地中の芋はまだ肥大します。収穫時期は十分育った、11月下旬~12月初旬が目安です。秋植えのじゃがいもは、気温が下がっても育つような地域で適しており、寒冷地では難しいでしょう。
冬
冬にじゃがいもを栽培できる地域は、沖縄の奄美大島などの南西諸島です。冬でも暖かく霜が降りにくい事から、冬に植えても収穫時期を迎えられます。じゃがいもは暑さにも寒さにも弱いので、沖縄などは冬の方が適しているでしょう。
冬のじゃがいもは10~12月に植えつけます。育成期間は本土と同じ3か月位です。収穫時期は1月下旬から4月上旬になり、他の地域と大きくずれる収穫時期を楽しめます。季節外れの新じゃがは高値で取引されるため、暖かい地方では冬に栽培を開始するケースが増えています。
じゃがいもの収穫時期と栽培時期の期間
じゃがいもはとても多くの種類があって、どの種類を育てるか迷います。そんな時は、収穫時期で選んでみると良いでしょう。
「早生」は、6月下旬に収穫時期を迎えます。キタアカリや男爵の品種があります。「中生」は7月上旬に収穫時期になり、煮込み料理に向いているメークインです。「晩生」は、7月中旬から下旬にかけて収穫時期を迎えるトヨシロが中晩生になります。
収穫時期になると、葉や茎が黄色に変化した時がタイミングです。品種によって収穫時期は多少の差がありますから、よく観察しましょう。収穫する時は晴天の時がベストです。新じゃがは皮がむけやすいので、丁寧に収穫するのがポイントです。
じゃがいもの種類別特徴
初回公開日:2017年12月28日
記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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