Search

検索したいワードを入力してください

レモンバームの育て方|種/プランター/室内/挿し木/虫/摘心

更新日:2020年08月28日

シソ科多年草のレモンバームは、レモンのような爽やかな香りと愛らしい見た目からハーブティーや観賞用の鉢植えとしてのあるハーブです。丈夫で育てやすく、初心者でも失敗の少ないレモンバームの育て方と増やし方のポイントを解説します。

レモンバームの育て方|種/プランター/室内/挿し木/虫/摘心

剪定と収穫

こまめな剪定は上手な育て方のコツです。こまめな剪定で丈夫で良い葉の収穫を目指します。

初夏の頃がもっとも葉の香りが強まり、収穫に向いている時期です。剪定を兼ねて葉の収穫をします。夏に収穫し、追肥をしておくと秋にもう一度収穫することができます。夏の剪定は株元から刈り取ってしまっても大丈夫ですが、追肥を忘れないようにします。

レモンバームの育て方のコツにもなりますが、種を収穫したい場合を除き、基本的には花は咲かせることはしません。花を咲かせると株自体が弱り、硬く風味の弱い葉になってしまうためです。つぼみが開く前に上から3分の1ほどのところから剪定します。

常日頃のお手入れとして病気予防のためこまめな剪定をしましょう。枝葉が込み合って土が蒸れたり風通しが悪くなると「スス病」など病気にかかりやすくなります。

レモンバームの室内での育て方

レモンバームの鉢植えやプランターを室内で育てる場合の育て方のポイントは、「乾燥」と「日当たり」です。室内は乾燥しがちですから乾燥の苦手なレモンバームは水切れで弱ってしまう心配があります。その他は基本的なレモンバームの育て方と変わりはありません。

日当たりの良い窓際に置き、レースのカーテン越しに日光を当てるくらいがちょうどよい置き場所です。水やりはこまめに、土の表面が乾いたなと感じたらあげるようにします。

また、適宜に追肥をすることで室内でも外で育てるのと同じように、柔らかく葉の色つやがしっかりとした、香りのよいレモンバームを作ることができます。レモンバームは室内での育て方も比較的手がかからず簡単です。

レモンバームの挿し木をしての育て方

レモンバームの育て方がうまくいき、大きく育ったら挿し穂をとって挿し木で増やすことができます。苗をひとつ買ってきてその株をたくさん育てたいときには、挿し木で増やす育て方がです。

1.挿し芽を準備する

レモンバームの挿し穂には丈夫そうで葉の節が3つほど取れる部分を使います。挿し穂にする茎を選んだら、茎から切り離します。一番下の節のすぐ下あたりをカットします。

茎から切り離したら、一番上の節の葉を残して、節の少し上の部分で切り落とします。一番下の節は葉を取り除きます。準備ができたら水に入れて1時間程度水を吸わせます。

2.挿し木する

挿し穂が充分に水を吸ったら、挿し木用の土を入れた鉢に挿し木します。挿した後はたっぷりの水やりをしましょう。いくら丈夫なレモンバームでも、挿し木直後は非常に弱いですから育て方には注意します。挿し木後は根がしっかり張り、脇芽が育ってくるまでは日陰や暖かい室内で管理するとよいでしょう。

3.定植する

脇芽が育ち、10枚程度の葉が茂るようになれば植え替えのタイミングです。定植し、根が落ち着くまでは2.と同じように管理しますが、落ち着いたあとは通常のレモンバームの育て方と同じように管理します。

レモンバームの冬の育て方

レモンバームは寒さに強く、平地であればマイナス5℃くらいまでは耐えることができます。寒冷地の地植えのレモンバームの場合は放っておいても冬には葉を落とし、土から出ている部分が枯れて茶色っぽくなることもありますが、土の中に張っている根は生きており、暖かくなると再び元気に生育します。

通常の育て方としては、地植えもプランターに関わらず秋の収穫が終わり、寒くなる前には地際で切り戻しをしておき、翌年の春に備えます。

雪の積もる地域でも特別に防寒の必要はないため、切り戻した鉢やプランターは外に置きっぱなしにしても問題はありません。レモンバームのその他の育て方の注意点は、先ほどの「プランターでの育て方」で解説した内容と同じですが、肥料はお休みします。また、冬に挿し芽や株分け、種まきをしてもうまく育てることが難しいため避けるようにします。

レモンバームの育て方のポイント

レモンバームの育て方は「乾燥させない」「日に当てすぎない」この2つが上手に育てるコツです。レモンバームは多年草ですから4~5年は長持ちします。長く育てて楽しみたい人、上手に育てて増やしていきたい人は、この2つ以外にも知っておくべきいくつかの育て方のポイントがあります。

次のページ:丈夫で育てやすいレモンバームはハーブ栽培の入門に

初回公開日:2018年01月09日

記載されている内容は2018年01月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related