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【種類別】バラの育て方|初心者/剪定/鉢植え/地植え

更新日:2019年03月19日

美しく魅力的な花が多いバラ。自分で育ててみたいけど、難しいのでは?と躊躇されている方は少なくないでしょう。ですがご安心下さい。育て方のコツを掴めば、バラは初心者でも育てられる植物なのです。初心者でも育てやすいバラや基本的な育て方をご紹介します。

【種類別】バラの育て方|初心者/剪定/鉢植え/地植え

とても小さなピンク色の花を咲かせるバラです。花の大きさは直径で約1cmほどしかなく、世界最小のバラと呼ばれています。葉も非常に小さく株もあまり大きくならないので、鉢植えに向いています。香りはありませんが、花付きと花持ちがよいので、長く楽しむことができる品種です。

クイーンエリザベス

エリザベス女王の戴冠にちなんで名付けられたバラです。女王の名前にふさわしく、明るく澄んだピンク色の大輪の花を、優雅に堂々と咲かせます。香りはあまり強くありませんが、心地よいフローラルな香りがあります。

このバラの特筆すべき点は、最強クラスとまで絶賛される強健さにあります。とにかく丈夫で、病気で葉を落としてもすぐに回復します。初心者にも安心してすすめられるバラだと言えるでしょう。

とても高く育つバラなので、地植えに向いています。特に花壇の後方がおすすめです。あまり手入れをしなくてもよく育ちますが、放っておくと1年で2mを越えるほどに成長してしまいますので、剪定だけはしっかりやっておきましょう。

うらら

1993年に日本で作出されたバラ。「ローズうらら」とも呼ばれています。花色と花付きの良さが素晴らしい品種です。鮮やかなショッキングピンクの花を株一杯に咲かせます。また四季咲き性も抜群で、春から晩秋まで絶え間なく咲き続けます。病気にも強いので、初心者にもおすすめの品種です。このバラで育て方のコツを掴むのも良いでしょう。

コンパクトに育つので鉢植えに向いています。つる性の枝変わり品種もあります。

バラの初心者の育て方のポイント

ここからは、バラの初心者の育て方のポイントをご紹介します。バラは初心者には難しいとよく言われますが、最近は品種改良技術の進化により、あまり手のかからない強健な品種も多く誕生しています。何よりも育て方のポイントさえしっかり把握していれば、問題なく育ちます。

育て方のポイントはバラが好む環境を作ることと、基本的な手入れの仕方を覚えることです。しっかりと覚えて、素敵な花を咲かせましょう。

バラの育て方のポイントで、真っ先に抑えなければならないのは、日当たりの良い場所を確保すること。バラは日光を好む植物で、日光に当たる時間が株の生長に大きく影響します。1日に最低でも3時間から4時間は日光に当てないと、生長が鈍るばかりか、花付きや花色も悪くなってしまいます。

さらに付け加えると、バラが特に好むのは午前中の光です。午前中から昼過ぎまでの光は紫外線が多いので、光合成が盛んに行われます。光合成が活発化すれば、それだけ株に蓄えられる栄養分も増加するので、葉や根がよく生長します。香りの強いバラの場合は、香りがより強く、より長持ちする効果があります。

光ほど意識されませんが、風通しが良いことも、バラの育て方のポイントとして非常に重要です。バラは光が大好きな植物ですが、そよ風も好みます。そよそよと風が流れることで葉が刺激されると葉からどんどん水分が蒸散し、養分の吸い上げが活発になります。すると葉に厚みが出て硬さも増します。硬く締まった葉は病気や害虫の被害を受けにくくなるので、株も丈夫に育ちます。

反対に風通しが悪いと、これらの活動が鈍くなってしまうので、葉も薄く柔らかくなります。こうなると病気や害虫の被害を受けやすくなってしまいます。また、風が通らないと株が蒸れやすくなります。これも病気や害虫が発生する原因になるので注意しましょう。

光、風と続いて、バラの育て方のポイントとして非常に重要なのが土です。バラが元気に育つためには、枝葉だけではなく根の生長も欠かせません。そして根が健全に育つために必要なのが、バラが好む土です。

バラが好む土とは、簡単に言えば水はけが良く、水もちも適度に良い土です。というのも、土がずっと湿ったままの状態では根腐れを起こしてしまうし、反対に乾いたままでは枯れてしまいます。土が湿ったり乾いたりを繰り返す状態が、根がよく伸びてしっかりと張っていくベストな状態です。

初心者の場合、鉢植えで育てるなら、市販されているバラ用の培養土で植え付けるのがおすすめです。地植えでバラを育てたい時は、まずは庭の土の状態を確かめます。水はけが悪かったり、乾き過ぎたりと状態が良くない場合は、バラを植える穴を掘って、中の土を全てバラ用培養土に入れ替えて植え付けましょう。

水やり

水やりは、バラの育て方のポイントとなる基本作業です。バラは土が乾き始める時に、土中から酸素・水分・養分を取り入れ、根を張り枝葉を茂らせます。反対に土が湿ったままだと、根は貧弱になってしまいます。貧弱な根は養分よりも水分を多く吸収するため、枝葉が柔らかくなり、病気や害虫の被害が出やすくなります。

そのため、水やりは基本的には土が十分に乾いてから、たっぷりと与えるのがコツです。鉢植えの場合は、土の表面を指で軽く掘ってみて、乾き気味だったなら水をやるタイミングdです。鉢底の穴から水が出るくらい、たっぷり水を与えましょう。

地植えの場合は根が地中深く伸びていき、自力で水を吸い上げるので、基本的には雨任せで十分です。ただし、雨が当たらない場所や真夏日、乾燥した日が続いた時などには、水をたっぷり与えます。

肥料

バラの育て方のポイントとして、肥料のやり方も外せません。実は初心者がバラを枯らしてしまう原因として最も多いのが、肥料や水のやり過ぎです。肥料はあくまでも生長の補助をするもの。やり過ぎると株が柔らかくなり、病気にかかりやすくなります。

肥料には植え付けの際に使う「元肥」と、生育期に定期的に与える「追肥」の2種類があります。元肥を与える時は、鉢植え・地植え共に根から離して与えるのがコツです。根が肥料に直接触れてしまうと、根が傷む恐れがありますので注意しましょう。

追肥はバラの生育期である3月から11月の間、月に1回のペースで与えます。追肥に使用する肥料は、有機でも化成でも遅効性のものがおすすめです。肥料のパッケージに書かれている用量を守り、やり過ぎに注意しましょう。

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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