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【種類別】ナデシコの育て方|種/苗/プランター/切り戻し

更新日:2020年08月28日

ナデシコというお花をご存知ですか。ナデシコというお花を知らなくてもヤマトナデシコという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ナデシコは日本人にとってとても馴染み深いお花です。今回はそんなナデシコについてご紹介します。

【種類別】ナデシコの育て方|種/苗/プランター/切り戻し

種類別ナデシコの育て方

ナデシコはたくさんの種類があります。どの種類も基本的な育て方は同じですが、少しづつ育て方のコツや育て方の違いがあります。ナデシコの仲間であるダイアンサス属は世界に約300種類あると言われています。母の日のプレゼントとして有名なカーネーションもナデシコの仲間ですが、ダイアンサス属には含まないことが多いです。

日本で有名なナデシコの種類はカワラナデシコやヒメナデシコが有名です。カワラナデシコは日本に自生しています。基本的には春のお花です。春になると可憐な花をたくさん咲かせます。日本だけでなくヨーロッパや北アメリカなどでもよく見かけられるお花です。

四季咲き

ナデシコには四季咲きの種類があります。四季咲きではないナデシコは春から夏にかけてお花を咲かせますが、四季咲きのナデシコは春と秋に花を咲かせます。四季咲きではないナデシコとの育て方の違いは、夏場に切り戻して半日陰などの涼しいところに移動させてあげることです。ナデシコは基本的に暑さに弱いため梅雨入り前に切り戻しを行っても、夏を越せない事が多いです。

普通のナデシコであれば買い直した方が早いですが、四季咲きであればその後も花を咲かせるのでもったいなです。そのため、暑さに負けて枯れないように、なるべく半日陰の涼しい風通しの良いところで蒸れない育て方が望ましいです。蒸れてしまうと一気にカビが発生し、腐ってしまうので注意してください。

多年草

ナデシコはほとんどの種類が多年草と言われていますが、高温多湿に弱いため日本の気候に合わず、夏に枯れてしまうことが多いです。しかし、基本的には多年草なので夏を越すことも可能です。夏を越して多年草として楽しむ育て方のコツは、なるべく涼しく、風通しの良いところで管理する必要があります。

ナデシコは雨にも弱く、長雨にさらされると元気がなくなり、雨が上がった時に蒸れて枯れてしまいます。そのため、雨に当たらない半日陰の場所で蒸れない育て方が大切です。夏を越して、冬の凍結などに気をつければ春に新しい花を咲かせてくれます。

宿根草

宿根草とは多年草と同じで一年限りではなく、何年も咲き続ける草花を指します。多年草と違うところは、地上部が残るか残らないかです。多年草は一般的に花が終わり、枯れても地上部が残ります。宿根草は多年草と違い、花が終わり、生育に適さない時期は地上部が枯れて無くなります。しかし、根っこは生きていますので、温度が上がったり、春になったりすると発芽します。

ナデシコは基本的に多年草が多いですが、なかには宿根草のものもあります。多年草とおもっていても宿根草の場合がありますので、枯れたと思って放っていて春に発芽したなどということもあります。育て方はどちらも同じですが、宿根草は地上部がないときは手をかけなくて良いので多年草より少しだけ手間が減ります。

テルスター

テルスターとはナデシコの品種の一種です。テルスターは四季咲きのナデシコです。デリケートなナデシコの中でも暑さや寒さに強い品種で育て方も簡単です。また、コンパクトなので少し植えたい方や隙間を埋めるだけなど用途に合った植え方ができるのもテルスターの良いところです。

種から育てることもでき、種をいつまいても大丈夫です。育て方で気をつけたいところは、秋に種まきをした時は風通しを良くして徒長するのを防ぎましょう。間延びしてしまうとひょろひょろとした株になってしまうので注意しましょう。

ラプソディー

ラプソディーはナデシコの中の品種の一つで、1〜2年草になります。スプレー状にたくさんの花を咲かせるので一株からでも楽しめます。ピンクの可愛らしいお花を咲かせます。寒さに強く−10度まで耐えることができます。

しかし、凍結すると痛んでしまうので注意してください。育て方で気をつけたいのが、春に開花するので、梅雨入り前に切り戻しを行いましょう。ラプソディーはスプレー状にたくさんのお花が付きますので、そのままにしておくと、葉っぱや茎が増えすぎてしまって蒸れて、カビや病気の原因になってしまいます。このため、切り戻しを行い風通しを良くしておきましょう。

ナデシコの種からの育て方

ナデシコは種から育てることができます。育て方も難しくなく発芽しやすいので、種から育てる方も多いです。ナデシコは春に花を咲かせるので種まきは9月〜10月に行うことが多いです。種をまいたら、直射日光の当たらない風通しの良いところで管理しましょう。

ナデシコは宿根草でない場合は、1〜2年程で株の状態が悪くなってしまうので、種を作って株の更新を行います。株の状態が悪くなると生育や花つきも悪くなってしまうので、株の更新を行い、新しく育てることで長く楽しむことができます。

種からの育て方で注意したいのが、深植えにならないようにすることです。深植えになってしまうと発芽を妨げる原因になってしまいます。種をまいたらふんわりと土をかぶせるようにしましょう。

ナデシコの苗からの育て方

ナデシコの苗はお花やさんやホームセンターなどで購入することができます。ナデシコはメジャーな植物なのです手に入りやすいです。苗からの育て方は種からの育て方のように発芽させる手間がないので簡単です。ナデシコの苗を購入してきたら、できるだけ早く植え替えた方が良いです。

苗はポットに植えられていることが多いので、そのままにしているとナデシコには窮屈になってしまいます。ですので、植えれる日に買いに行くのをします。植え付けれたら水を与えましょう。その後の育て方で注意したいことは害虫です。順調に育って花が咲く頃になると虫が出やすくなるので、新芽を食べられないように殺虫剤を撒いておくなどの予防をしておきましょう。

ナデシコの鉢植えやプランターでの育て方

次のページ:ナデシコの育て方に必要な切り戻しの方法

初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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