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【種類別】さくらんぼの育て方|種/苗木/プランター/剪定

更新日:2020年08月28日

さくらんぼにはどのような種類があって、どのような育て方があるのかご存知でしょうか。さくらんぼは、きちんとした育て方を知っていれば自分で育てて収穫まで楽しむことができます。さくらんぼに対しての知識を深め、育てる楽しさと収穫するという楽しみをみつけてみませんか。

【種類別】さくらんぼの育て方|種/苗木/プランター/剪定

さくらんぼの種類はたくさんありますが、さくらんぼ農園などでしか味わえないような日持ちせずにスーパーなどには出回らないタイプのさくらんぼもあります。美味しいものは劣化が早いのでさくらんぼを育てた時は早めに収穫し味を楽しみましょう。

さくらんぼの育て方に必要な剪定のやり方

さくらんぼの剪定は植え付けの時期からはじまります。苗木として育ったさくらんぼの木を未熟な部分である枝先を切ります。上の部分を曲げてみてグイグイと曲がる部分は切ってしまった方がさくらんぼの枝が成長しやすくなります。

植え付けてから1年目の秋ごろにもう一度剪定をします。真っすぐに伸びた主枝の先端部分は切り落とし、主枝に生えていた元気がある側枝も切り落とします。この時、残された他の側枝は40度から45度までの角度になるように地面から紐などで引っ張ります。

枝の残し方は下向きに枝が来るように上に生えている枝は間引きしてしまいます。枝先も短くつめることで枝の育て方が変わり、元気になります。

上から見た時に放射状になるように主枝を調整しましょう。これは日当たりをよくすることにもつながります。

剪定の注意点

若い木の内は枝を残しておくこともさくらんぼの木の育て方にとって大切な事です。なるべくたくさんの実がなるように枝を残しておきたいものですが、枝のバランスや強さを考えて極端に伸びているものは間引くことも育て方のポイントになります。

養分の行き渡りをバランスよくするために枝の大きさや太さは一定にすると枝の育て方にも違いが出てきます。バランスをとりたいからといって、急に太い枝を切ってしまうと枯れてしまう原因にもなりますので気を付けてください。

さくらんぼの種からの育て方

さくらんぼを種から育てる育て方もありますが、花に飛んできた別の花粉との交配で実ができるためどのような品種になるのかわからずすることはできません。さくらんぼの種から育てる実験によれば、1000粒植えて芽が出たのは1つだけという結果になりました。なかなか発芽しないため、さくらんぼは苗木での育て方をします。

どうしても種からさくらんぼを育てたい場合

種からの育て方ですが、さくらんぼの種は食べた後キレイに洗います。その際水の中で浮いてくる種は発芽しない種ですので捨てましょう。種を選別したら5度以下の湿った土の中に3ヶ月くらいねかせます。これは冬の寒さを種に覚えさせることで、暖かくなり発芽をしやすくするためです。

2月くらいには種を取り出し、植えたい場所へ植えます。春先ごろに一度硬い種を割ってみることもです。種の中が液状になっているとその種は芽を出しませんので捨てましょう。

さくらんぼは芽を出しても一つの木だけでは受粉しません。同じくらいの開花時期にあるさくらんぼを一緒に植えることで実ができる確率が上がります。

さくらんぼの種が発芽しても、きちんとした実をつけるまでには数年かかります。気長に待つしかありませんが、さくらんぼを育てることの楽しみのひとつでもあります。

さくらんぼの苗木からの育て方

さくらんぼは種よりも苗木の方が育て方が簡単です。秋に植える「秋植え」と春に植える「春植え」がありますが、落葉の時期でもある秋植えの方が生育もよく育て方が楽になります。さくらんぼの根の育て方には空気が必要になります。なるべく空気を取り入れるためにも水はけのよい土に植えることが必要です。

さくらんぼの育て方で注意することは植える土地や気候です。風が多い場所も花が散ってしまう事もありますので気をつけなければいけません。雪が多い地域ですと野ネズミなどに襲われる可能性もありますので、苗木の周りの草などを短く刈るなどして野ネズミを寄せ付けないような対策が必要になります。

地面が凍るような土地であれば秋植えではなく、雪が解けた後の春植えにするとよいでしょう。

植え方

植えるための穴は直径が80センチ、深さ60センチから80センチぐらいの大きな穴を掘ります。穴の底に腐葉土と水はけのよい土を混ぜたものを敷き、深くなり過ぎないようにさくらんぼの苗木を植えます。

苗木の育て方のポイントとして、植えた根の隙間にも細かい土を入れてやり、隙間が空きすぎないようにします。これは空気の隙間がありすぎるとさくらんぼの苗木が枯れてしまうためです。

生育をよくするためにリン酸肥料とカルシウム肥料をいれてあげると育ち方が良くなります。他にもさくらんぼの根が乾燥し過ぎるのを防ぐためにワラを敷いたり黒マルチを敷くなどをするとよいでしょう。

植える間隔と実がなるまでの年数

植える間隔は、木が大きく成長することも考えて4メートルから5メートル間隔で植える事をします。育て方にもよりますが、大きくなってきてもすぐにはさくらんぼの実をつけてくれるわけではありません。上はじめて4年ぐらいで花が咲き実がなりますが、大きな成木になるのには10年も年数がかかってしまいます。

実をつけるためには

苗木の育て方で実をつけるのに一番大切な事とは、さくらんぼは自家結実受粉しにくい性質があるという事を知ることです。同じ時期に開花するさくらんぼの品種と一緒に植えることで、受粉しやすい環境を作ることも育て方のポイントになります。

人工授粉などの手間もかけてあげると植えた後の育て方に違いがでます。一工夫をすることで、さくらんぼに愛着もわきますし大切に育てることにもつながります。

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初回公開日:2018年01月09日

記載されている内容は2018年01月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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