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月桂樹の育て方|種/苗/プランター/鉢植え/虫/剪定/病気

更新日:2020年08月28日

ローリエの葉でおなじみの月桂樹を育ててみませんか。庭がある人なら大きく育てて、自家製のローリエをたくさん作れます。育て方がわかれば、煮込み料理やポプリなど、さまざまな使い方ができます。月桂樹の詳しい育て方や害虫対策を学びましょう。

月桂樹の育て方|種/苗/プランター/鉢植え/虫/剪定/病気

ハマキムシ

ハマキムシは、チャハマキとチャノコカクモンハマキの幼虫です。ハマキムシは糸を出し、葉っぱにクルリと巻きついて生息します。葉や新芽、蕾などを食害し月桂樹の木を傷めます。ハマキムシは一度に200個くらいの卵を産み付けて、14日で孵化します。増殖のスピードがとても速いので、見つけたら速やかに駆除しましょう。

ハマキムシを防ぐには、夜間に光がある場所に植えないで、防虫ネットをかけてあげることです。月桂樹に蛾を寄せ付けない事が予防になります。もし、ハマキムシを見つけたら、薬剤を使用して駆除しましょう。

樹高が高くなった月桂樹でも、適した薬剤が販売されていますから利用すると良いでしょう。葉の中に包まれるハマキムシは、大量に発生すると見つけるのに苦労します。オルトランのような葉に染み込ませる薬剤を使うと、食害したハマキムシを撃退する事ができるでしょう。

月桂樹の育て方に必要な剪定のやり方

時期

月桂樹の剪定時期は、若い木になら6月が良いです。春に成長期を迎えて、ひと段落した頃に新芽を摘む育て方をします。新芽を摘むと、幅が広がりすぎず上へ成長するのを抑える事ができます。

ある程度成長した月桂樹なら、9月ごろに行いましょう。のこぎりやハサミを使用して、月桂樹の形を整えます。月桂樹は地中海が原産国ですから、寒くなる前に剪定をする育て方をします。月桂樹は剪定をしないと、2階の高さまで成長します。大きく成長させるのが目的ならば頻繁に剪定は必要ないでしょう。

剪定方法

月桂樹はさつきなどと同じく、丸型などお好みの形を作る事ができる木です。剪定の方法は、不要な枝を減らす方法で行います。

まず、月桂樹をのこぎりで好みの高さに切ります。庭植えですと5m位に茂る場合がありますが、2m位にするとお手入れがしやすくなるでしょう。樹齢を重ねた月桂樹は木の内側に多くの小枝を出しています。

小枝をカットすることで、風通しがよくなり病気の発生を防げます。月桂樹はカイガラムシが付きやすいので、内側にある小枝はすべて剪定しましょう。最後に形を整える作業をします。三つ又にわかれた枝は、中心に強い枝があり両脇に短い枝が生えています。強い枝は、三つ又の根元で切り、残りの短い枝は短く切り詰めましょう。

この作業を全ての枝で繰り返し剪定は終了します。かなりスッキリしますが、月桂樹は2年もすれば元に戻ります。大がかりな剪定をするのが大変な時は、こまめに新芽を摘めば巨大に成長しません。

病気にならない月桂樹の育て方

月桂樹を病気にしない育て方は、日当たりの良い所で管理します。ある程度の寒さは問題ないですが、-8度超える寒さは苦手です。鉢植えなら室内に取り込み、庭植えなら防寒する育て方をします。

月桂樹はグングン成長しますから、肥料も適量を与えます。肥料が少なすぎると元気に育ちませんから注意しましょう。日常のお手入れで、剪定も必要です。1年に2回、春と秋に行います。弱った枝や枯れた枝など根元から切り清潔にしましょう。枝が細かく分岐していたら、間引いて風通し良くする育て方をします。

鉢植えで育てる場合は、根詰まりしないようにチェックして植え替えをしましょう。植え替えは、一回り大きいサイズの鉢に植え替える育て方をします。

月桂樹のベランダでの育て方

月桂樹はベランダでも栽培できますが、剪定をきちんと行わないと巨大に成長しますから注意が必要です。ベランダでの育て方は、日当たりの良い場所に鉢を置きます。冬は冷たい風が当たらに場所に置いて、-8度以下になったら室内で育てましょう。

水はけの良い有機質の多い土で育て、中玉の赤玉土2と完熟腐葉土1の比率を混ぜた土を使う育て方をします。水やりは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。肥料は3月になったら、化成肥料を株元に施します。

大株になると移殖を嫌いますから、コンパクトに育てると良いでしょう。剪定した葉は、乾燥させてローリエとして料理に使いましょう。

月桂樹の室内での育て方

月桂樹を室内で育てる時は、日当たりの良い場所に置き、乾燥させないように気を付けます。エアコンの風は苦手ですから、離して置きましょう。月桂樹は、本来日当たりの良い広い場所で育てるのに適しています。観葉植物ではありませんから、庭に植えて育てることをします。

月桂樹の庭での育て方

月桂樹は日光が大好きで、大きく育つことから庭に地植えをするのが最適です。日の当たる場所に春ごろ植えてあげ、水はけの良い肥沃な土に植える育て方をします。乾燥に強く土質を選びませんから、水やりは2年目までは乾いたらたっぷりと与えますが、それ以降は必要ありません。

基本的に強い木ですが、-8度以下になるような寒さに弱いです。庭植えしたら冬の寒風に当てないように防寒をしてあげましょう。肥料は、毎年2月に有機質肥料を株元の周辺に埋めて施します。

株の風通しが悪くなると病害虫の被害が出ますから、剪定作業を行って風通しを確保する育て方をしましょう。

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初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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