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月桂樹の育て方|種/苗/プランター/鉢植え/虫/剪定/病気

更新日:2020年08月28日

ローリエの葉でおなじみの月桂樹を育ててみませんか。庭がある人なら大きく育てて、自家製のローリエをたくさん作れます。育て方がわかれば、煮込み料理やポプリなど、さまざまな使い方ができます。月桂樹の詳しい育て方や害虫対策を学びましょう。

月桂樹の育て方|種/苗/プランター/鉢植え/虫/剪定/病気

月桂樹ってどんな木でしょうか?

月桂樹は、クスノキ科の植物です。暖かい地中海原産の木で、極端に寒い場所を嫌います。英名はローレルとも呼ばれ、乾燥した葉はベイリーフやスィートベイと呼ばれて煮込み料理に使われます。

月桂樹を使った冠は、マラソンの勝者に与えられ、月桂冠としても親しまれています。月桂冠には古い歴史があり、古代オリンピック発祥の地オリンピアで、4年に1度行われていた陸上競技の勝者に贈られていたことから現代に続いています。

病気や魔法、雷から守る神殿の屋根にも使われていた歴史があり、月桂樹の木には落雷しないと考えられているそうです。月桂樹が日本にきたのは、1905年です。1906年日露戦争の戦勝記念樹として、東郷氏が日比谷公園に植樹したことで全国的に知られました。

品種

・月桂樹 最もポピュラーな品種です。
・斑入り月桂樹 白い斑入りの品種です。
・細葉月桂樹 ポピュラーな月桂樹に比べて、2/3の細い葉です。
・黄金月桂樹 葉の色が鮮やかな黄色で、日光が足らないと発色してくれない品種です。
・縮れ葉月桂樹 葉の縁が波のようになった葉や丸い葉など、株によって葉の形に違いある品種です。葉の香りも異なります。

月桂樹の種からの育て方

月桂樹の種は、綿などの上に置いて水を与えて発芽させる育て方です。水の量は、種が水分に触れる位の量でかまいません。水を切らさずに管理すると、10~25日位で発芽します。発芽したら、腐葉土5:鹿沼土5の割合で混ぜた土に植えて、日当たりの良い場所に置く育て方をします。

土の表面が乾いたら、水を与える育て方で月桂樹は大きく育つでしょう。

月桂樹の苗からの育て方

日当たりの良い場所に置き、水はけの良い肥沃な土に植える育て方をします。乾燥に強く耐寒性もありますが、-8度以下になったら防寒をしてあげましょう。冬は冷たい風の当たらに場所で管理する育て方をします。

水やりは、植えつけてから2年未満の苗は、乾いたらたっぷりと与えます。2年以上経ったら、水やりの必要はありません。肥料は、2月に有機質肥料を寒肥として施し、株元の周辺に埋める育て方をします。

月桂樹の鉢植え・プランターでの育て方

月桂樹を鉢植えで育てる時は、日当たりの良い場所に置く育て方をします。水はけの肥沃な土を好みますから、赤玉土7:腐葉土3に川砂少々を加えた土を使います。配合が面倒でしたら、樹木用の培養土を使用しても良いでしょう。

ポットから苗を抜いて、長い根はカットして植えつけます。冬の時期は、冷たい風の当たらない所に置き、-8度くらいを目安に室内に取り込みます。水やりは、鉢の表面が乾いたらたっぷり与え、3月に化成肥料を株元に追肥する育て方です。

鉢植えでコンパクトに育てたいなら、根付いてから枝の剪定をしましょう。剪定をすると脇芽が多くなり、葉の数が増えるでしょう。月桂樹は育成旺盛なので、グングン成長します。株が大きくなったら、一回り大きいサイズの鉢へ植え替えをする育て方をしましょう。

月桂樹の育て方に必要な虫対策

すす病

月桂樹はカイガラムシが付きやすいので、すす病になりやすいです。すす病は、カイガラムシの排せつ物に発生する病気で。月桂樹の見た目がとても悪くなります。この病気になると光合成ができなくなるため、株が弱りはじめます。

すす病を防ぐ方法は、カイガラムシを近づけないようにすることです。

カイガラムシ

月桂樹はカイガラムシが付きやすいため、発生すると樹液を吸われ気が弱り始めます。カイガラムシの排せつ物は枝や葉にたまり、黒いすす状のカビが発生します。これが原因ですす病を発症しますから注意が必要です。

カイガラムシは種類によって発生回数が異なりますが、5~7月に幼虫が発生して移動し広がります。発生直後の幼虫は、ロウ質に覆われていないためこの時期に駆除すると効果的です。

成虫になったカイガラムシは、冬の間に竹べらやブラシなどでかき落として駆除します。この作業をすることで、幼虫の発生を減らせる育て方ができます。

次のページ:月桂樹の育て方に必要な剪定のやり方

初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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