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【季節別】キンモクセイの剪定方法・料金・時期|小さく

更新日:2020年08月28日

キンモクセイの剪定方法をご存知ですか。秋になるとその花よりも香りに先に気が付くくらいの甘い優しい香りを放つキンモクセイは、庭木から街路樹までいろんなところで見かける樹です。あの甘い香りを自宅のお庭で楽しみませんか。キンモクセイの剪定方法をご紹介します。

【季節別】キンモクセイの剪定方法・料金・時期|小さく

キンモクセイは大きくなる樹なので、剪定は必須です。大きくして管理する場合も、樹形を整えたり花付きを良くするためには、時々整枝剪定を行って管理してください。

ここからは、キンモクセイの剪定方法について紹介します。

自然形を活かした剪定

キンモクセイは剪定を行わずに自然に任せておいても、きれいな卵型に樹形が整う樹木です。特に大きさにこだわらないのであれば、成長に任せておいても大丈夫です。その自然な樹形を楽しみましょう。

しかし、あまり大きくなると枝が混み合って中の方が枯れてくることもあります。時々は、古い枝を落とすなどの剪定を行ってあげるようにしましょう。

生垣としての剪定

キンモクセイを生垣として楽しむ場合の剪定方法です。キンモクセイは常緑な上に枝葉が混み合っていて、目隠しとしてとても有効な樹木です。自宅の生垣としてキンモクセイを育てるのであれば、道にはみ出さないように、また隣近所の邪魔にならないように剪定をする必要があります。

生垣としての剪定は、ある程度葉の密度が高い方が良いので、小枝を残して太枝を切り戻すようにしましょう。主幹から出ている脇枝(小枝)を残すように、先の伸びた分だけ剪定します。こうすることによって、その先でまた枝分かれをするので、密度の高い樹形に整えることができます。

小さく仕立てる剪定

キンモクセイは、園芸分類では「常緑小高木」となっていますが、放っておくと5m以上の高木になります。自宅で庭に植えるのであれば、大きくなることを想定して主木として扱った方が良いでしょう。それでも、あまり大きくしたくなければ、ある程度成長したところで剪定する必要があります。

キンモクセイを小さく管理したい場合の剪定方法は、下の方の枝は、古い枝を落として風通しを良くする程度に剪定します。上の方の枝は強剪定にします。高さを決めて、主幹のを落としてしまいましょう。主幹の一番上を剪定することで、それ以上の高さにはならなくなります。

その後も毎年脇枝が伸びてきますので、仕立てたい高さで剪定します。思い切って少し強めに剪定しても大丈夫です。

キンモクセイの剪定方法|料金は?

キンモクセイの剪定を専門業者に依頼した場合の料金についてです。キンモクセイに限らず、庭木の剪定を業者に頼むといくらくらいになるのかが気になります。

庭木の剪定については、明確な金額設定というものがありません。地域や樹木の大きさや状態などで金額も変わってきます。キンモクセイの剪定料金については、いくつかの植木屋さんや造園業者に相談してみましょう。業者によって金額設定やサービスが違いますから、合い見積もりを取って確認するのが間違いのない方法です。

目安としては、東京近郊で2m程度のキンモクセイの剪定なら2,000円~5,000円くらいというところでしょう。

キンモクセイの剪定方法|自分でするなら?

あまり大きくないキンモクセイなら自分で剪定できます。2m程度までであれば、自分で剪定してみるのも楽しみの一つになります。キンモクセイの花芽は8月頃でき上がります。夏に剪定を行うと、その年の秋は香りの良い花を楽しむことができなくなりますので、注意してください。

用意するものは、「脚立・剪定ばさみ・ノコギリ」といったところです。大きくしたくない場合の主幹のや、込み過ぎた枝を剪定します。この時、根元の周りから小枝が伸び始めていたら、それも剪定します。これはヒコバエ(孫生え)といって、そのままにしておくと大きな枝になってしまい樹形を崩すことになるので、早めに剪定しましょう。

キンモクセイの剪定方法|季節別

ここでは、キンモクセイの剪定方法を季節別に紹介します。一年を通してのキンモクセイの育て方としても参考にしてください。

春の剪定

新芽が成長する時期です。この時期に成長した新芽に、その年の秋に咲かせる花の芽を付けます。つまり新芽が出てくる時期は、花芽の準備に入る時期とも言えます。この時期に剪定を行うと、秋の花付きが少なくなる可能性があります。春の剪定は、新梢が出てくる前に済ませるようにしましょう。

夏の剪定

キンモクセイは春に新芽を伸ばし、夏8月頃に花芽を作ります。夏の剪定は花芽を摘み取ってしまうことになりますので、夏の剪定は避けましょう。もし、どうしても剪定を行う場合は、その年の秋は、香りの良い花が楽しめなくなるということを覚悟して行ってください。

また、夏は水枯れに注意してください。庭植えにしてあるのであれば、基本的には自然の雨に任せておいて問題ありません。あまり天気の良い日が続くようであれば、夕方気温が下がってから、根元にたっぷりと水を撒いてあげましょう。

キンモクセイは水枯れしても葉が萎れることがないので、水枯れに気が付かずに枯れていたということがあります。気を付けてください。

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初回公開日:2018年02月15日

記載されている内容は2018年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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