【季節別】キンモクセイの剪定方法・料金・時期|小さく
更新日:2020年08月28日
秋の剪定
キンモクセイの一番素敵な季節は秋です。秋は、キンモクセイがその甘い香りのオレンジ色の花をたくさん咲かせる季節です。何よりもその優しい香りを楽しみましょう。キンモクセイの花は、9月の終わりから10月の上旬に咲きます。雨が降ると一気に花が散ってしまいますが、二番花が咲くこともありますので、いきなり剪定してしまわないよう気を付けてください。
キンモクセイを秋に剪定するなら、花が終わった後11月以降が良いでしょう。花を咲かせおわったばかりですから、翌年の花芽の心配などせずに剪定できます。
冬の剪定
キンモクセイの剪定を行うなら、ベストな時期は冬です。秋に花を咲かせ、春に新芽を出します。その前の秋の終わりごろから冬の間は、何の心配もなく剪定ができます。この時期に樹形を整える意味も含めて、少し強めに剪定しておきましょう。
キンモクセイは成長が早いので、一年に一回は樹形を整える剪定を行った方が良い植物です。冬の間に思い切った剪定をしてしまいましょう。
キンモクセイの管理|病害虫
キンモクセイは、基本的に日本の気候によく合った丈夫な植物です。あまり手入れや世話をしなくても、毎年オレンジ色の芳香のある花を咲かせてくれます。それでも気を付けないと、稀に病害虫の被害にあうこともあります。
ここでは、キンモクセイがかかりやすい病害虫とその対策を紹介します。
カイガラムシ
キンモクセイにはカイガラムシが付くことがあります。風通しの悪い場所や日当たりの悪い場所に植えてある場合に付きやすくなります。カイガラムシが付くとその枝は栄養を取られ、やがて枯れてしまいます。早期に発見して駆除することが大切です。
カイガラムシを発見したら、歯ブラシなどでこそぎ落します。春先などのまだカイガラムシが柔らかいうちは、この駆除方法が有効です。カイガラムシは、地面に落ちてしまえば死んでしまいます。
カイガラムシが固くなって歯ブラシではこそげない、あるいは大量でこそぎ落とすことができない場合などは、薬剤を散布します。ホームセンターや園芸店で手軽に手に入ります。薬剤散布は、晴れて風のない日に行いましょう。また、自分にかからないように十分に気を付け、手袋を装着し、散布後はよく手を洗うことも忘れないようにしましょう。
ハダニ
キンモクセイは、夏などに高温乾燥が続くとハダニが発生しやすくなります。ハダニが発生すると、葉が赤茶けて元気がなくなってきます。ハダニがついてることを発見したら、殺ダニ剤を散布します。殺ダニ剤もホームセンターや園芸店で購入できますので、早めに対処をしましょう。
ハダニで弱ってしまった葉や枝は、残念ですが剪定して、他の健康な枝に負担がかからないようにしましょう。殺ダニ剤を散布する際は、天気の良い風のない日に行いましょう。手袋を装着し、散布後はよく手を洗うようにしてください。自分に薬剤がかからないように注意するのも忘れないでください。
キンモクセイの管理|肥料
キンモクセイの肥料についてです。キンモクセイは痩せ地でもよく育つ強健種です。それでも、春1~2月の新芽の準備に入る頃と、秋8~9月の花を咲かせる前に有機肥料を与えると花付きが良くなります。
キンモクセイの管理|水やり
キンモクセイは、庭植えであれば特に水やりを気にする必要はありません。自然に任せて大丈夫です。それでも最近の日本の夏の高温乾燥は、キンモクセイには負担です。夏に天気の良い日が続いたら夕方以降に水を撒いてあげてください。キンモクセイの根元にたっぷりと与えるようにしましょう。
キンモクセイって簡単で可愛い!
キンモクセイの剪定方法を中心に育て方や管理方法を紹介しました。キンモクセイは、育て方も管理方法も簡単で成長も早いし花付きもよく、とても可愛い植物です。
キンモクセイの小さなお花を集めてポプリにしたり、ハチミツ漬けにしたりしても楽しめます。香りを楽しむだけじゃもったいない植物です。今年からキンモクセイをもっと身近に感じて楽しんでみませんか。
初回公開日:2018年02月15日
記載されている内容は2018年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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