花咲くサボテンの種類・時期・咲いた後どうなるか・花屋
更新日:2020年08月28日
魅力溢れるサボテンの世界を知ろう!
サボテンと聞くと、チクチクとした棘と乾燥に強いというイメージを持つ人が多く、意外にも、サボテンの花は小ぶりで可憐なものから、鮮やかで美しい大輪の花とサボテン自体の姿からは想像できないでしょう。さらに、そのさまざまな姿や色の花にも花言葉があります。そこで、魅力溢れるサボテンの世界を紹介していきますので、参考にしてください。
サボテンとは?
サボテンとは、南北アメリカとその周辺に自生する多肉植物の1種であり、サボテン科に属する植物の総称です。サボテンは、刺座(棘の生え際につく綿毛のようなもの)やアレオーレを持っているのが特徴となります。
サボテンは、乾燥した地域に自生し、2,000を超える種類が存在しその見た目はユニークなものが数多くあります。たとえばサボテンの代名詞ともいえる棘が無いもの、姿が柱のように細長いものや団扇のように平たいものなどがあります。
花咲くサボテンの種類
花を咲かせるサボテンを「花サボテン」と呼び、その種類もさまざまあります。ここでは、姿や色合いが特に美しい種類を紹介していきます。
コリファンタ属
「コリファンタ属」は、凸凹とした岩山のような姿をし、が真っ白な綿毛で覆われているものが多く、また特徴ともなっています。コリファンタ属のサボテンの花は、いずれも大きな整った形の美しい花を咲かせます。
代表的な品種に、「象牙丸」や「楊貴妃」があります。大輪の花を咲かせ、美しい姿をしているため、中には高価なもので数万円程度するものもあります。
テロカクタス属&テフロカクタス属
「テロカクタス属」と「テフロカクタス属」は、平たい姿や長細い楕円のような姿をしています。その扁平さとは対照的に、印象深い鮮やかな大輪の花を咲かせる種類が多くあります。代表的な種類に、「紅鷹」や「緋冠竜」、「大統領」などがあります。
エキノケレウス属
「エキノケレウス属」は蝦サボテンとも呼ばれることもあり、特徴的な緑色の雌しべから大きく美しい花を咲かせます。
「エキノケレウス属」は、小さな筒状のものから球状のものなどさまざまな姿をし、その刺は長く鋭いものから、逆にほとんどないものまであります。代表的な種類に、「美花角」や「大仏殿」があります。
花咲くのは奇跡?サボテンの種類
花を咲かせる花サボテンですが、中にはその花が咲けば奇跡といわれるものがあります。ここでは、数多くある種類の1つである「セレウス属」に分類される、「フェアリーキャッスル」をみていきます。
セレウス(フェアリーキャッスル)
「セレウス」属の1種である「フェアリーキャッスル」は、一般では電磁波吸収サボテンとして販売されていますが、この効果は科学的根拠はなく商業目的から呼ばれているといわれています。
「フェアリーキャッスル」の原種は不明であり、幼形のまま盛んに子吹きする石化種(成長点の異常により至るところから子吹きし現れることで、石のように見える状態)となります。
幼形のままで成長するため花を咲かせることはなく、花をつけるのは奇跡的に先祖返りしたときだといわれています。
初回公開日:2018年02月01日
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