ポタジェガーデンの作り方|コンパニオンプランツ5選
更新日:2020年08月28日
一緒に植えてはいけない有毒植物
草花、野菜、ハーブ、フルーツなどを混植して楽しむのが、ポタジェガーデンの魅力です。しかし、一緒に植えるのを避けるべき植物もあることを覚えておきましょう。
例えば、水仙、スズラン、彼岸花がそうです。それ自体は可憐な花で植えても問題はありませんが、食べると有毒です。水仙ならニラ、スズランは行者にんにく、彼岸花はノビルに似ていますので、間違って食べてしまう可能性もあるため、一緒に植えるのは避けるべきです。
1: 水仙(ニラに似ている)
水仙の葉とニラの葉はとても良く似ています。しかし、ニラは食べられますが、水仙の葉は、誤って食べると嘔吐や下痢などの中毒症状を起こします。実際、誤食による中毒事故はしょっちゅう起きています。
近くに植えておくと、どちらが水仙でどちらがニラかわからなくなりがちです。間違って食べてしまうことのないよう、最初から、一緒に植えるのを避けましょう。
2:スズラン(行者にんにくに似ている)
スズランと行者にんにくもまた、見かけがそっくりな植物です。醤油漬けにしたりパスタに入れたりと、行者にんにくは食べて美味しいものですが、スズランは決して食べてはいけない物です。花は可憐でも心不全などを起こす有毒成分を含んでいます。
ちなみに、行者にんにく葉茎には特有の強烈なニンニク臭がありますが、スズランの葉にはありません。匂いが最大の見分け方ですが、万一を考え、近くに植えないことがベストです。
3:彼岸花(ノビルに似ている)
ノビルはユリ科の多年草で、ネギの仲間です。地下に直径1~2㎝ほどの球形の鱗茎(りんけい)があり、味噌漬けなどにして食べられます。このノビルに良く似ているのが彼岸花(曼珠沙華)ですが、ノビルと違って有毒成分を含んでいます。
彼岸花の毒は特に球根に多く含まれています。誤って食べると30分以内に激しい下痢や嘔吐に見舞われ、ひどい場合は呼吸不全やけいれんなど深刻な症状を起こすことがあるため注意してください。
ポタジェガーデン作りを楽しもう
食べて美味しく、見て楽しい、そんなポタジェガーデンにトライしてみませんか。自宅に大きな庭があっても、いきなりは自信がないなら、バルコニーなどでこじんまりと初めてみるのも、ひとつの方法です。
慣れてきたら、だんだんとスペースを広げていってはいかがでしょうか。自宅にポタジェガーデンが持てるなんて、これほど幸せなことはありません。自分や家族だけでなく、ご近所さんの目も楽しませてあげましょう。
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「ガーデニングは初めてだけど、ポタジェガーデンにチャレンジしたい」という人なら、まずは、庭づくりの基本を知りましょう。同時に、どんな植物を植えるか考えていくと楽しいはずです。
食べて美味しい野菜やハーブのほか、美しい花も植えたいものですが、食べられる花を植えると一石二鳥です。事前の情報チェックも怠りなく、それが、成功への近道です。
初回公開日:2018年11月26日
記載されている内容は2018年11月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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