ポタジェガーデンの作り方|コンパニオンプランツ5選
更新日:2020年08月28日
ポタジェガーデンは野菜、草花、ハーブなどを混植することが特徴ですが、その際、「コンパニオンプランツ」を植えると効果的です。
野菜や果物には、それぞれにつきやすい害虫や、かかりやすい病気があります。しかし、違う種類の植物を一緒に植えることで、病害虫を抑えたり、生長を助けるなど良い影響が出る場合があります。「コンパニオンプランツ」とは、このような組み合わせの植物のことです。代表的なものを紹介しましょう。
1:マリーゴールドときゅうり
マリーゴールドは、あらゆる植物のコンパニオンプランツとして使われています。一緒に植えることで、虫除け効果を発揮するからです。例えば、きゅうりには、センチュウという害虫が付きやすいのですが、マリーゴルドを近くに植えると、この虫は死滅してしまいます。
トマトやなす、ピーマンなどにとっても、マリーゴールドは有効です。ポタジェガーデンに夏野菜を植えるなら、ぜひマリーゴールドも一緒に植えましょう。
2:バジルとトマト
料理にバジルとトマトの相性がいいことは、広く知られていますが、ポタジェガーデンでも相性抜群なのをご存知でしょうか。
トマトとバジルはコンパニオンプランツの関係です。トマトの脇にバジルを植えることで、バジルが余分な水分を吸収し、結果的にトマトの水分調整をすることになって、トマトの糖度が上がります。また、バジルの香りによって、トマトに害虫が寄りつきにくくもなります。
3:サルビアと小松菜
夏から秋に、よく見るサルビアは、燃え立つように鮮やかな赤い花が群れ咲く姿が印象的です。花壇などに植えられていることが多いのですが、実はサルビアは、コンパニオンプランツとしてポタジェガーデンにも最適です。
特に、小松菜をはじめとするアブラナ科の植物との相性が抜群です。小松菜にはモンシロチョウやコナガの幼虫が寄生して葉を食害しますが、サルビアが、これらの虫を寄せ付けにくくします。
4:ペチュニアとオクラ
ペチュニアは夏の寄せ植えの素材としての草花ですが、ポタジェガーデンにも最適です。夏に収穫できる野菜のひとつ、オクラの側に植えると、ペチュニアはコンパニオンプランツとして活躍してくれます。
オクラはアブラムシなどが付きやすい植物ですが、その害虫を遠ざけてくれるのがペチュニアです。ペチュニアを側に植えると、花粉を媒介するミツバチなどの訪花昆虫が増えるため、オクラの実の付きも良くなります。
5:オレガノとズッキーニ
オレガノとズッキーニは料理でも相性抜群ですが、ポタジェガーデンでも一緒にしたい組み合わせです。オレガノはズッキーニのコンパニオンプランツになるからです。
ズッキーニなどウリ科の植物はウリハムシという害虫に食害されます。しかし、オレガノを側に植えることで、ウリハムシ対策が可能です。オレガノの匂いに誘われてウリハムシが寄ってきて、オレガノの葉が食べられてしまう代わりに、ズッキーニの食害は減っていきます。
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初回公開日:2018年11月26日
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