ポタジェガーデンの作り方｜コンパニオンプランツ5選
更新日：2020年08月28日
ポタジェガーデンとは
昨今、色々なところで「ポタジェガーデン」という言葉が聞かれます。「ポタジェ（potager）」とは、野菜畑を意味するフランス語です。
つまり、「ポタジェガーデン」とは家庭菜園のことですが、従来のものとは異なり果樹や野菜、ハーブを混ぜて育てるガーデンスタイルの家庭菜園です。
ポタジェガーデンは、庭がなくてもベランダなどの小スペースを活用して手軽に始められるため、今、日本でも密かなブームになっています。
フランス発祥の家庭菜園
「ポタジェ」がフランス語であることからもわかるように、ポタジェガーデンはフランス発祥の家庭菜園です。野菜や果樹、草花、ハーブなどを混ぜて植えることが特徴で、歴史は古く、中世にまでさかのぼります。
自給自足をしていた中世のフランスの修道院で、食べるために植物を栽培したのが始まりです。「ポタジェ」の語源は「ポタージュ（potage）＝スープ」で、スープを作るための野菜を栽培したことに由来します。
ポタジェガーデンの魅力
中世からときを経るにしたがって、ポタジェは、「食べるものを植える」という実用性だけでなく、見た目の美しさも重視されるようになって、現在に至っています。
ポタジェガーデンの魅力は、まさにそこにあると言えるでしょう。菜園とはいえ、植物の配色に気を配ったり、草丈で高低をつけて立体感を演出したり、ベンチやガーデンチェアを配するなど、いろいろな工夫が施され、装飾的で観賞性が高いのがポタジェガーデンの魅力です。
ポタジェガーデンの作り方とポイント
実用性と鑑賞性を兼ね備えているのがポタジェガーデンの魅力ですが、実は、もうひとつ、スペースを選ばないことも、大きな魅力です。
小さな公園くらいの広い庭がある家もあれば、猫の額ほどの庭しかない家もあるでしょうし、マンション住まいで庭がない家もあるはずです。しかし、大きな庭でも、小さな庭でも、ベランダでも、ポタジェガーデンを作ることは可能です。それぞれのケースについて、作り方とポイントを紹介します。
大きい庭の場合
大きな庭はガーデナーにとって憧れの的。多くの人にとって「自由にのびのびと庭づくりができて羨ましい」というのが本音でしょう。しかし、大きい庭でポタジェガーデンをつくる場合、自由度が高いからこそ、計画性が大事です。
大きい庭の場合、庭との関わり方を考え、まずは導線を決めて道を作ります。アーチや柵など大きな構造物を置けば空間にメリハリが出ますが、それらの色を統一すれば、より美しい庭が演出できるはずです。
小さな庭の場合
小さな庭でのポタジェガーデンは、大きい庭に比べると、日当たり面などで、どうしてもハンデが出ます。しかし、スペースが狭いだけにデザインしやすく、日当たりが良くないなら、レンガを積んで地面より少し高くすることでハンデを克服でき、見栄えも良くなります。
小さな庭でも、それほど難しくはありません。地面より高くして、花壇の中心には背の高い樹木を植えるなど、ポイントを押さえれば、素敵な庭が完成します。
マンションのべランダの場合
ベランダでも、ポタジェガーデンをつくることは可能です。ただし、ベランダでは植物の地植えは不可能ですから、鉢やプランターを用いたコンテナ栽培が基本になります。
ベランダなど限られた空間でコンテナ栽培を行う場合、ポイントは、縦の空間を利用することです。コンテナを地面に並べるだけではなく、台の上に置いたり、レンガをかませるなどして段差をつくったり、天井や壁を活用してハンギングにするなどしてみましょう。
野菜とハーブのコンパニオンプランツ5選
初回公開日：2018年11月26日
記載されている内容は2018年11月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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