プランターで家庭菜園を始めよう!|12種の野菜の栽培法とコツ
更新日:2020年08月28日
豊かな香りで食材を引き立てるバジルも、プランター栽培に最適な野菜です。少ない手間で栽培から収穫までできるので、家庭菜園を始めたばかりの人でも育てやすいでしょう。バジルは種から育てる事もできますが、苗からの方が失敗が少なく短期間で収穫できます。
バジルの育成適温は25度前後です。5~7月に苗を植え付け育てます。葉を食べる野菜ですから、害虫が出た時は殺虫剤を使わずに駆除するのがです。
夏に種をまく野菜
高温期の夏は野菜にとって過酷な条件になります。育てられる種類が限られていますが、夏に種をまく野菜もあります。夏に種をまく野菜は、秋から冬にかけて収穫できます。夏野菜の収穫が終わったプランターでも育てることができるので、土づくりを済ませてから種まきをしましょう。
「春菊」と「小松菜」のプランターでの育てかたを見ていきましょう。
4:春菊
春菊は涼しい気候を好むので、家庭菜園初心者は8月下旬から9月がです。秋にまいた場合は、霜の当たると葉が痛むので、年内に収穫すると良いでしょう。
春菊は、発芽の時に光が必要になる「好光性種子」です。種を植えたら覆土はできるだけ薄くするのがコツです。覆土が薄すぎると乾燥しやすいため、種まき前に土を十分に湿らせてからまくと良いでしょう。プランター栽培では連作できないので1~2年あけます。
5:小松菜
家庭菜園の代表格小松菜は、適応力が高くプランターで簡単に育てられる初心者向きの野菜です。小松菜は連作が可能で、厳寒期を除けば一年を通じて育てられます。特に育てやすい時期は、害虫被害の少ない秋になります。
発芽温度は15~35度、育成温度は20~25度で低温を好みます。プランターで連作をする時は、肥料をたっぷり施すのがコツでしょう。1~2週間ずらして種をまくと長期的に収穫が楽しめます。
秋に種をまく野菜
秋に種をまく時は、時期と時間帯に気を付けます。秋は朝と夜の寒暖差が激しくなります。種まきのタイミングを間違えると上手に育てる事ができません。この時期の家庭菜園は、初心者の場合苗から育てる方がうまく収穫できるでしょう。
秋に種をまく野菜「ミニ白菜」と「リーフレタス」の育て方を紹介します。
6:ミニ白菜
ミニ白菜は通常の白菜より一回り小さいサイズで、少人数の家庭ではお鍋や漬物などで使い切れるちょうど良い大きさです。春まきもできますが、害虫や病気の被害が少ない秋植えが育てやすいでしょう。
育成温度は15~20度種まきは8月上旬以降、植え付けは9月上旬以降に行います。10度を下回ると結実するでしょう。白菜は害虫が多い種類のなので、害虫対策をしっかり行うのがコツです。
7:リーフレタス
家庭菜園で育てやすいリーフレタスは、玉にならないレタスです。育成旺盛でプランター栽培でも簡単に収穫できます。春と秋の2回育てられるレタスですが、寒さは苦手とします。霜にあたると枯れてしまうので、9月中には種まきを終えて、11月の終わりまで収穫するようにしましょう。
屋根のある場所でプランター栽培をする場合は、少し遅くなっても大丈夫です。プランターに種をまく時は、浅くまくのがコツです。
冬に種をまく野菜
冬の時期の家庭菜園は、霜や雪の影響で種をまいても気温が低く発芽しないことがあります。春に収穫する野菜の植え付けは、11月中に済ませておくのが基本です。
この時期に選ぶ種類は寒さに強い品種です。プランター栽培や露地栽培ができる「シシトウ」について調べてみましょう。
8:シシトウ
シシトウは、南アフリカ原産の高温に強い野菜です。環境や天候によって辛さが変化する特徴があります。シシトウは辛みの無い唐辛子で、完熟すると赤くなりますが、未熟な緑色のうちに収穫します。
高温性で育苗は大変難しく、家庭菜園では1~2株あれば十分でしょう。茎が折れやすいので、丈が伸びてきたら支柱を立てて誘引するのがコツです。種まきは2月下旬から行い、収穫は6~10月までです。
初回公開日:2018年12月11日
記載されている内容は2018年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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