加湿器の効果的な置き方・加湿器がもたらす効果|肌/喉など
更新日:2020年08月28日
喉の粘膜にはウイルスやバイ菌などを排出する働きがあります。寒くなり乾燥すると喉の働きは徐々に弱まります。加湿器で乾燥を防ぐことで、喉の機能を保つ効果ももたらしています。
風邪予防
乾燥すると喉だけではなく、鼻の粘膜の機能も弱まります。鼻も喉と同じくウイルスやバイ菌などを排出する働きがあるため、乾燥で鼻や喉の機能が低下すると風邪を引きやすくなります。加湿器で湿度を上げて乾燥を防ぐと、風邪の予防に繋がります。
鼻づまり
乾燥すると鼻の粘膜も機能が弱まる、とお伝えしました。すると風邪だけではなく鼻づまりも引き起こす可能性があります。加湿器を使って鼻の粘膜の乾燥を防ぐことで、鼻づまり予防効果も期待できます。
種類別加湿器の比較
加湿器にはさまざまな種類があり、特徴や効果もそれぞれ異なっています。種類別にご紹介するので、加湿器選びの参考にしてみてください。
加湿器は主に4種類
加湿器は主に4種類に分けられます。
スチーム式
スチーム式は別名で蒸気式とも呼ばれ、ヒーターで水を熱して蒸気にすることで加湿します。ファンを内蔵していれば、スチームファン式と呼ばれます。加湿能力が高く、熱と蒸気を部屋中に循環するのが特徴です。人が集まる部屋での使用に向いています。
気化式
気化式は水をフィルターに透過させ、ファンで風を当てることによって水を気化させて加湿します。ヒーターなしで水を蒸気に変えているため、室温は上昇せずに済みます。フィルターに雑菌が繁殖すると、臭いや雑菌の放出の原因に繋がります。定期的にフィルターの清掃が必要です。
超音波式
超音波式は超音波の振動で水を微細な粒子にし、空気中に噴霧します。振動装置と水の入ったタンクが主体の簡易的な構造ですので、比較的安価で手に入ります。
ただし超音波式は水を熱したり気化するわけではないため、水に含まれる成分をそのまま噴霧します。こまめな掃除が必須です。もし長時間貯水した水を使いレジオネラ菌が繁殖していた場合、空気中に飛散する可能性が高くなります。よって新生児や高齢者がいる家庭では避けた方が良いでしょう。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は、気化式とスチーム式の両方の機能を持つ加湿器です。湿度が下がるとヒーターを利用した気化式の効果で加湿し、湿度が一定になればスチーム式の効果で保つという特徴があります。
気化式とスチーム式の良さを取り入れて効率的に加湿ができますが、機能が高い分比較的高価な加湿器です。水の交換とフィルター清掃をしなければならず、メンテナンスに手間かかるという特徴もあります。
初回公開日:2017年10月16日
記載されている内容は2017年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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