Search

検索したいワードを入力してください

水道水を飲む方法・健康に良いのか・デメリット|沸騰させる

更新日:2020年08月28日

水道水は飲もうとおもえば、すぐに飲むことはできます。しかし、それは本当に安全な水なのでしょうか。この記事では、水道水を飲む方法やそのデメリットなどについて解説していきます。水道水を飲むのが怖いという方は、是非読んでみてください。

Noimg

アラブ首長国連邦

水道水を飲むことができる国として、アラブ首長国連邦が挙げられます。アラブ首長国連邦はWHOのガイドラインに沿って、水道水の管理をしているので、水道水を飲んでも問題ないといわれていますが、国民はあまり信じていません。水道水よりもミネラルウォーターを購入する人は多く、観光客にもそうするよう勧めています。

安全に飲めると言われていますが、国民の多くが水道水を避けているため、水を沸かす、水を買うなどの対策をした方が良いでしょう。

オーストラリア

水道水を飲むことができる国として、オーストラリアが挙げられます。オーストラリアは、ニュージーランドと同じく、地域によって水質に違いがあります。また、水質があまり安定していないこともあります。しかし、基本的には飲んでも問題ない水道水です。

それでも水質が心配なら、一度煮沸するか、ミネラルウォーターを購入するか、自宅にあるなら浄水器に通すなどした方がより安心できるでしょう。ただ、ミネラルウォーターを購入する場合、商品によっては一般的なジュースよりも高いのでご注意ください。

南アフリカ

水道水を飲むことができる国として、南アフリカが挙げられます。南アフリカで水道水を飲むことができるのは、都市部に限られ、地方では水道水どころか泥水を飲む地域もあるなど、地域によって大きく違いがあります。

さらに都市部でも、水道水の管理に関しては、貯水槽の清掃を怠ったことによる汚染や設備の老朽化による水漏れなど、抱えている課題は多いです。そのため、水道水を飲めるとおもえず、ミネラルウォーターを購入する人が多くいます。

フランス

水道を飲むことができる国として、フランスが挙げられます。フランスは以前まで、水道水よりもミネラルウォーターを購入することが主流でしたが、近年では水道水の安全性をアピールして、水道水を飲むようにと推奨しています。

しかし、フランスの水道水には石灰が多く含まれており、ホテルの部屋にあるポットの中をのぞけば石灰がくっついていたり、水道水を沸かせば表面に膜のようなものが薄く浮いてたりします。飲むこと自体は問題ないですが、気になる人はミネラルウォーターを選んでおくのが無難と言えるでしょう。

水道水を飲むことができない国が多い理由とは

水道水を飲むことができる国をいくつかご紹介しましたが、日本と同じくらい安全基準の厳しい国もあれば、一部の地域でしか飲めないという国もありました。そもそも、水道水を飲むことができる国が少ないのは、なぜでしょうか。この項目では、水道水を飲めない国が多い理由を3つに絞ってご紹介します。

コストの問題

日本が水道水を安全に飲めるのは、厳格な安全基準を定め、高度浄水処理を行っているからです。しかし、それをするにはコストがかかります。ペットボトルに安全な水を入れて売った方が安上がりなので、水道設備を整えることに対して消極的な国は多いです。

国土面積の問題

国土面積が広ければ広いほど、水道の管理は手間や時間がかかって大変です。反対に国土面積が狭く、人口が集中している日本のような国は管理もしやすいです。

硬水が合わない

この理由は、水質の問題ではなく、日本人が硬水に慣れていないため、飲めない水道水になっているということです。日本の水道水は基本的に軟水で、海外の水道水のほとんどは、硬水となっています。違いは水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量で、多ければ硬水、少なければ軟水です。

軟水はお腹への負担が少なく、硬水は体に吸収されにくい性質を持っています。そのため、硬水に慣れていない日本人が海外の硬水を飲むと、水質に問題がなくてもお腹を壊してしまうということです。

水道水を飲む時は安全と美味しさを重視しよう

今回は、水道水を飲む方法や飲むことができる国などをご紹介しました。これで水道水に対する理解が、より深まったのではないでしょうか。日本は世界的に見て、水質の高い国の1つと言えます。それでも、日本の水道水を「美味しい」「安全性が高い」とおもえない人が、地域によっては多くいらっしゃいます。

水道水にこだわるなら、引っ越しなどの際は、事前にどこが良いか調べるなど、積極的に安全性と美味しさを重視して行動するようにしましょう。

初回公開日:2018年03月02日

記載されている内容は2018年03月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related