シール剥がし・家のモノでシール剥がし・注意点
更新日:2020年08月28日
シールは基本的に室内用のものを指しますが、ステッカーは基本的には屋外で使用されるものを指します。そのため屋外での風雨や、日光からの刺激に耐えうる加工が施されています。耐水性や耐熱性のあるホログラムやアルミを素材とし、表面にはラミネート加工などが施され、用途としては車に貼る表示ステッカーやデザインステッカーとして、主に「宣伝」の用途で使用されることが多いです。
ラベルとの違いは?
ラベルは対象の内容や成分、商品名などを表示するためのものとして、室内でも屋外でも使用されます。シールのように、粘着剤を用いて対象物に貼りつける他、洋服のタグや商品に巻き付けて使用する紙状のものなど、形状はシールであるとは限りません。
シールの種類は実はこんなにたくさん!
一口にシールと言っても様々な素材があります。一般的に知られているものから、業務用のもの、発注して作ってもらう特殊な素材のシールまで、実はかなり豊富な種類が存在します。知っておくと仕事に活かせるシーンがくるかもしれません。また、シールの素材によってはシール剥がしが難しいものもあります。シールの素材や性質について詳しく見ていきましょう。
紙のシール
紙のシールは、主に「光沢紙タイプ」と「マット紙タイプ」に分けられます。そのほかにも特殊な紙を使用する場合がありますが、それは次項で説明します。光沢紙には、紙のみで光沢を出しているものと、フィルムによって光沢を出しているものがあります。
「光沢紙」はプリクラや写真シールなどの画像を美しく印刷することに優れており、「マット紙」はツヤのない紙で、バーコードや商品名の線や文字を鮮明に印刷すること優れています。紙は安価で汎用性が高く、シールにもっともよく使用される素材と言えます。シール剥がしも成功しやすい素材です。
表面がフィルム加工された紙シール
「光沢紙」には、紙の上をフィルムでコーティングしたものがあると説明しました。フィルムが1枚かかるだけで、紙のシールはより耐久性に優れ、撥水効果もあるため、屋外でもラベルとして使用できるようになります。
シール剥がしの際には、爪で剥がそうとするとたいてい上のフィルムだけが剥がれてしまい、紙の部分が粘着剤と共に商品に付着したまま残ってしまいます。ただ、シール剥がし剤を使用すればシール剥がしは可能です。
和紙や再生紙など素材にこだわったシール
地球環境に配慮した会社のイメージに合わせて、商品ラベルも再生紙を使用したい、和風の商品に合わせて和紙を使用したいなどの希望に応え、和紙や再生紙などの特殊素材を使ったシールも存在します。会社のブランド力がシールからうかがえるので、こだわりを持ちたい商品のラベルとしてよく使われる素材です。
エンボス加工シール
エンボス加工とは、素材の裏側から型を押し当てることで、表側から見ると型の文字や図柄が立体的に浮き出して見える加工のことです。この場合、裏側は凹みます。また、裏側を凹ませずに特殊なインクによって表側を立体的にする技術もあり、これもエンボス加工の一つです。
シールに応用される例としては、誕生日のレターセットに入っている、ちょっとオシャレな英語が浮き出たゴールドのシールや、ラッピングの際に使われるゴールドやシルバーのシールなどです。高級感と特別感が演出できるので意外と幅広いシーンで利用されている加工シールです。
改ざん防止シール
改ざん防止シールとは、商品や機械製品の「開封、未開封の有無」や「改ざんされていない」ことを証明するためのシールです。
このシールを貼ると、未開封や未改ざんを証明することができます。1度貼ったシールを剥がすとシールの表面、または、シールの表面と剥がした部位の両方に「開封済」や「VOID」といった文字が出現するように加工されているからです。
この改ざん防止シールを、CDの開け口や電子機器の主要部に貼り付けることで、不正な開封や改ざんを防止することができます。普段は気に留めないだけで意外と多くのシーンで活用されているシールです。
訂正シール
初回公開日:2017年10月12日
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