シール剥がし・家のモノでシール剥がし・注意点
更新日:2020年08月28日
本の裏に貼られた値札シール剥がしの攻略プラン
誰もが利用したことのある中古リサイクル書店の本の裏には、×印に切り込みが入った値札シールが貼られています。これは読み終わった本を再び綺麗にしてこのお店に持ち込んで売るとき、「中古の中古」だということが分かるようにするためでしょう。
しかし中古店で状態のよい本を手に入れた人にとって、家で大事に保管する際には値札シールは綺麗に剥がして、新品のようにして保管したいものです。(綺麗に剥がして中古店に持ち込むことを推奨するものではありません。)そんな時には以下の順序でシール剥がしに挑戦してみてください。
1、ドライヤーで温めながら爪先で慎重に少しずつ剥がします。(この段階でうまくすると綺麗に剥がれてしまうことがほとんどです。)
2、もし粘着剤や薄い紙が残ってしまったときには、本の表紙がつるつるしている場合にはハンドクリームを塗りこむ方法を試し、本の表紙がなくマット紙の面がむき出しの場合などには消しゴムを使ってみましょう。(消しゴムに力を入れすぎず、端から根気よく細かく動かしながら粘着剤を剥がしていきましょう。)
3、最後にハンドクリームや消しかすをティッシュや固く絞った濡れタオルなどで除去して完了です。
本には液体やスプレーはなるべくかけたくないという方が大多数でしょう。ご紹介した方法でも落ちなかった場合は、揮発性の高いアルコールを使ってみてください。剥がれにくいシールではありますが、たいていの場合、これらの方法を組み合わせれば綺麗にシール剥がしをすることができるでしょう。
プラスティック製品のシール剥がし攻略プラン
100均や無印良品、IKEAや雑貨屋さんで可愛らしいプラスティック製の収納ケースや小物入れを見つけてきたのに、爪でシール剥がしをしたら失敗して跡が汚く残ってしまった。そんな時には以下の順番でシール剥がしをお試しください。
1、シール剥がし剤が手元にあればそれから使います。(ただしプラスティックへの使用がNGになっていないかどうか、注意書きを読んでチェックしてください。)
2、シール剥がし剤がない場合は、アルコール、ハンドクリーム、台所用洗剤のうちで家にあるものをシール跡に塗り込み、ラップをして30分放置します。
3、ふやけた粘着剤をヘラでこそげ落とし、固く絞った濡れ布巾で表面を拭いたらシール剥がし完了です。
プラスティック製品に貼られた商品のラベルなどは、それほど頑固な汚れになる心配はありません。ほとんどの場合、家にあるもので対処が可能です。爪で剥がし切れずにべたべた汚れが残ってしまったことに動揺し、固いもので引っかいたりすると傷ができてしまい後悔します。慌てずにこれらの方法を思い出してください。
食器や陶器のマグに貼られたシール剥がしの攻略プラン
引っ越しや独立で新しい食器を買ったときや、陶器市で手作りの器やマグを買ってきたとき、お皿やマグにベタっと貼られた値札シールを爪で剥がそうとしたらシール跡が残ってしまったといった経験、誰しもあることでしょう。
そんなときのシール剥がしの方法は以下のようにしてみてください。
1、畳んだティッシュにお酢をしみ込ませてシール跡の上に置き、その上からラップを密着させて30分放置します。その後ヘラなどで慎重にこそげ落とします。(これでほとんどのシールは綺麗にとれるでしょう。)
2、もしもお酢でも取れなかった場合は、食器洗い洗剤を塗り込み、ラップを密着させてしばらく置き、もう一度ヘラなどで落としてみてください。
3、最後にしっかりと水で洗い流してから食器を使い始めましょう。
お酢と食器洗い洗剤なら、洗い流せば普段使いにも問題ありません。口に触れるものにはシール剥がし剤やスプレー、除光液、ハンドクリームなどは使わないようにしましょう。
タンスなどの木製品に貼られたシール剥がしの攻略プラン
タンスや椅子、木製の机の上や戸棚に子どもが貼ってしまったシールを剥がしたいというシチュエーションも少なくないでしょう。そんな時は、早まって爪で剥がしてしまう前に以下の方法から順番に試してみてください。
1、ドライヤーの熱風を当てながら、少しずつ慎重に剥がしていきましょう。
2、ドライヤーで剥がし切れなかった場合にはアルコールやハンドクリームを残った紙やべたつきにしみ込ませ、ラップを密着させて30分ほど放置後、ヘラなどで丁寧にこそげ落としましょう。
ただし高級な木製家具や塗装がしてある場合には、下手に何かを塗って表面が変質したりすると取り返しがつかないので、消しゴムで根気よく対処することをします。
車のボディに貼られたステッカー剥がしの攻略プラン
車のボディに貼られたステッカーを剥がしたい。子どもがいたずらで貼ってしまったシール剥がしがしたい。そんな時に慌てて準備なしにシール剥がしを始めてしまうと、強力な粘着剤が車のボディに残ってしまうケースがほとんどです。特に車用のステッカーは太陽の熱や雨にも強い耐熱性や耐水性、耐久性の高い特殊な糊を使っている可能性があります。
そんな時は以下のような順番でシール剥がしを行ってみましょう。
1、延長線を使ってコンセントを駐車場まで引っ張って、ドライヤーの熱で粘着剤を柔らかくすることから始めてみましょう。少しずつ、温めながら剥がしていきます。
2、それでも糊の跡が残ってしまった場合には、アルコールをしみ込ませたタオルなどでこすってみてください。
3、最後に残った頑固な糊汚れも、消しゴムで根気強くこすればたいていの場合は綺麗に落とせるはずです。
注意したいのは市販のシール剥がし液やシール剥がしスプレーで、もし使用するのであれば「塗装面可」と書かれたシール剥がし剤を使うようにしましょう。それ以外を使うと塗装が変色したり溶けてしまったりすることがあります。必ず注意書きをチェックして、車のボディに使ってもいいのかを確認したうえで使うようにしましょう。
窓ガラスに貼られたシール剥がしの攻略プラン
断熱材やパーティ装飾を貼る際に両面テープやガムテープなどで貼り付けてしまった場合、剥がすときになってようやく「やってしまった」と後悔するものです。そんなときは以下のシール剥がしの方法で順番に試してみてください。
1、まずはお酢かアルコールをティッシュにしみ込ませ、シール跡に貼り付けます。できればその上からラップも密着させ、30分ほど放置して浸透させましょう。その後柔らかめのヘラでこそぎ落し、最後に水拭きをすればシール剥がしの完了です。
2、もしも上記の方法でシール剥がしに失敗してしまった場合には、食器洗い洗剤かハンドクリームを擦り込み、またラップを密着させて30分放置します。その後ヘラでもう一度落としてみてください。
3、そこまですれば十分シール跡も落ちるはずですが、万が一残っている場合には消しゴムをこすりつけて頑固な糊を落としていきましょう。
カッターやカミソリの刃で削る方法は、手にもガラスにも危険なのでやらないようにしましょう。ガラスは日光が強く当たる場所なのでシールの焼け跡が残ってしまったという場合、どうしても綺麗にしたければ業者さんにお願いするのが一番でしょう。車の場合は車のガラス修理の専門家に依頼してみるのも手です。
剥がせるシールの台頭
実は最近、賃貸でも壁に貼って楽しめる「ウォールステッカー」や、貼ったり剥がしたりが自由にできる付箋のバリエーションが豊かになってきており、剥がせるシールが増えてきています。
具体的にどんな商品があるのかご紹介するので、これからはシール剥がしに手を焼かずに済むよう、最初から剥がせるシールを使用してラベルを貼ったり、子どもにも剥がせるシールで遊ばせるようにしてみてはいかがでしょうか。
貼ってはがせるラベル コクヨ
貼ってはがせるラベルはコクヨから様々なタイプが発売されており、小さなラベルシールならかなりの低価格で購入することができます。しかしこちらのインクジェットタイプは自宅や職場で自分好みの「剥がせるシール」を作成可能で、お部屋や職場での物品整理などにとても役立ちます。
口コミでは「もう少し安いと嬉しい」という声がありましたが、評価自体は大変高かったので、これからに期待です。
木の身長計ウォールステッカー HAPPY STICKER
初回公開日:2017年10月12日
記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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