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エアコンの水漏れ原因は・対処方法・使い続けることは可能か

更新日:2018年10月03日

エアコンの水漏れに悩んでいるという方はいませんか?エアコンから水漏れが起きてしまった際、業者に修理を依頼するだけでなく、自分でできる対処法がいくつもあります。また、あらかじめ対策を行っておけば水漏れ防止も可能です。ここでは、エアコンと水漏れについて紹介します。

エアコンの水漏れ原因は・対処方法・使い続けることは可能か

エアコンフィルターが汚れてしまっていると、エアコンの効き目が悪くなります。そうなると、もちろん部屋が冷えたり暖まったりしている心地がしないため、エアコンの設定温度を上げたり下げたりします。

エアコンの設定温度を上げる分には特に影響はありません。しかし、設定温度を下げ過ぎてしまうとエアコンが冷え過ぎてしまい、エアコン内に大量の結露が発生してしまいます。その結果、水漏れが起こってしまいます。

このエアコンフィルターの汚れが原因で起こる水漏れが、エアコンの水漏れ被害の中で最も多いです。つまり、エアコンフィルターが汚れないように工夫すれば、水漏れを防げる可能性も高いということになります。

エアコン本体の原因:傾き

自分の家にあるエアコンを見てみてください。エアコンが前かがみになっていたり、傾いていたりしていませんか?実はそれがエアコンの水漏れの原因になっています。

エアコンが前かがみになっていたり傾いてしまったりしていると、排水口と逆向きの勾配がついてしまいます。その結果、本来排水口側に流れるはずの水が前の方に流れてきてしまい、水漏れが発生してしまいます。水が逆流しているというイメージで良いでしょう。

これに関しては、基本的にエアコンの傾きを元に戻せば解決します。しかし、自分でやろうとするとエアコンが壁から外れて落下してしまう可能性があるので、プロの業者にお願いするのが1番でしょう。

エアコン本体の原因:ドレンパンの汚れによる詰まり

ドレンパンは、エアコンと水についてのところでも出てきました。エアコン内部にあるもので、結露した水を受け止め外に流す役割を果たしてくれています。いわば水の受け皿となる箇所です。つまり、これが水を受け止められないと、水漏れにつながる可能性が高いということになります。

そんなドレンパンには、カビやごみ、ほこりなどが溜まってしまうことがあります。そうなってしまうと、水を外に流す役割を果たすことができなくなってしまい、水が溜まり水漏れが発生してしまいます。

ドレンパンの詰まりは汚れを取り除くことで解消できます。汚れを取り除く作業なら自分でも行うことが可能なので、取り外して掃除してみると良いでしょう。

エアコン本体の原因:吹き出し口の結露

部屋の温度などエアコン周りの温度が高いときに、エアコンの設定温度を下げて冷やし過ぎると、エアコンの吹き出し口が結露することがあります。その結果水漏れが発生してしまうというケースもあります。エアコン周りの温度が高いということで、夏場に起こりやすいケースと言えるでしょう。

しかし、このケースによって起こる水漏れは、エアコンから水滴がポタポタと落ちてくる程度です。洪水のように大量の水が漏れてくるタイプの水漏れではありません。エアコンの設定温度を少し上げるだけで水漏れが発生しにくくなるので、対策も行いやすいです。

もし吹き出し口が結露して水漏れが発生しているようであれば、エアコンの設定温度を少し上げてみましょう。

エアコン外の原因:アルミフィンの結露①

アルミフィンとはエアコンの熱交換器のことを指します。このアルミフィンが結露することによって、水漏れが発生する場合もあります。ではなぜアルミフィンは結露してしまうのでしょうか?アルミフィンが結露する原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は単純にアルミフィンが汚れてしまっているという点です。アルミフィンもドレンパンと同様に、カビやごみ、ほこりなどが溜まって汚れてしまいます。その結果水が溜まって結露し、水漏れが発生してしまいます。この汚れも自分で取り除くことが可能なので、自分で掃除すると良いでしょう。

エアコン外の原因:アルミフィンの結露②

2つ目はエアコンと部屋の関係という点です。エアコンには何畳用といったように、それぞれの部屋に合った性能が施されています。「値段が安かったから」「多少部屋の大きさが違っていても効かないことはないだろう」といったような理由で、エアコンの性能よりも部屋の大きさが大きくなってしまっている場合は要注意です。

エアコンの性能よりも部屋が大きいと、部屋全体に効き目を施そうとエアコンは長時間フル稼働状態になります。そうなると本体が冷え過ぎてしまい、結果として水漏れを引き起こしてしまいます。

アルミフィンの結露に関しては、他にもガス不足といった原因があります。結露を防げば水漏れも防ぐことができます。

エアコン外の原因:ホースの形状の不具合

エアコンに取り付けられている排水用のホースのことを、ドレンホースといいます。このドレンホースの形状の不具合も、水漏れが発生する原因の1つです。

形状の不具合の例としては、折れ曲がりや破損が挙げられます。破損はねずみなどがホースをかじることで起こるものが多いです。普通に使っている分には破損することはほとんどありません。破損の場合はビニールテープなどを巻くだけで応急処置になります。

自分のエアコンのホースが大丈夫かどうかは、エアコンの運転中にホースが排水しているか確認することで分かります。排出していない場合は、ホースに先ほど挙げた不具合が生じており、水漏れが起きやすい状態になっているということになります。

エアコン外の原因:ホースの詰まり

ドレンホースが詰まることによって水漏れが発生することもあります。実はこのドレンホースの詰まりによる水漏れ被害は非常に多いです。ほこりや水垢、虫の死骸などがホース内に溜まってしまうことで、排出することができなかった水が室内に逆流してしまい水漏れが起こってしまいます。

水漏れをしているという方は、外に出てドレンホースを見てみてください。ドレンホースの口の部分に何か詰まっていたり、エアコンが動いているのに水が全く出てきていなかったりしていませんか?そのような状態が見られたら、水漏れの原因はホースの詰まりでほぼ間違いありません。

こういった汚れは普段から意識して確認しないといつの間にか溜まってしまうものなので、気を付けましょう。

エアコン外の原因:配管

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初回公開日:2017年10月20日

記載されている内容は2017年10月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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