エアコンの水漏れ原因は・対処方法・使い続けることは可能か
更新日:2018年10月03日
水漏れの原因にはエアコン内外のさまざまな部分が関係してきていることが分かりました。水漏れ対処方法として1番手っ取り早い方法は、それらをくまなく掃除することです。
ごみやほこりなどが溜まることで起こる水漏れに対してはそれらを掃除して取り除き、水たまりなどがあることで起こる水漏れに対しては掃除をしてそれをなくす。それだけで水漏れが直る場合もあります。
しかし、掃除する場所によっては、ある程度決まった掃除方法で掃除をしないとかえって水漏れを悪化させてしまったり、エアコンに傷をつけることになってしまったりすることもるので注意しましょう。それらについては後で詳しく紹介します。
水漏れ対処方法:掃除機
水漏れしているエアコンへの対処方法として、掃除機は非常に有効なものです。掃除機は、ドレンホースなどごみやほこりが溜まってしまっているものを掃除するのに最適です。掃除機なら基本どの家庭にもありますから、今すぐできる水漏れ対処方法として最適と言えます。それでは、掃除機を使った水漏れ対処方法について実例を1つ紹介します。
掃除機を使った水漏れ対処方法の実例
ここでは、ドレンホースを例に挙げて説明していきます。掃除機を使ってドレンホースを掃除する際は、合わせて布も用意してください。タオルなどではなく、手ぬぐいなどの薄い布が最適です。
手順は非常にシンプルです。ドレンホースの排水口部分に掃除機をピッタリくっつけて、ごみを吸い取るだけです。しかし、ここで注意してほしいことがあります。吸い込むのはあくまでもごみやほこりだけにして、水を吸い込むことがないようにしてください。ドレンホース内の水を吸ってしまうと、掃除機が故障してしまう可能性があります。
掃除が水を吸い込むのを防ぐために必要になってくるのが布です。排水口に布を当ててから掃除機で掃除をすると、掃除機が水を吸い込むのを防いでくれます。
水漏れ対処方法:フィルター清掃
エアコンフィルターが汚れていると、エアコンの効き目が悪くなるということは皆さんご存知のことでしょう。エアコンフィルターの汚れは、水漏れだけでなくエアコンの効き目事態にも影響を及ぼすので、定期的にしっかり掃除するようにしましょう。フィルターを掃除しただけで水漏れが直ったという事例はたくさんあります。
それでは、フィルターの清掃方法について見てみましょう。
水漏れにおけるフィルター清掃の手順
掃除の際は掃除機と脚立を用意してください。手順は以下のようになります。
1. エアコンのカバーを開け、フィルターのホコリを掃除機で吸いとる
2. エアコンフィルターを取り外す
3. 掃除機を使ってフィルターのホコリをしっかり吸いとる
4. 汚れがひどい場合は水洗いをしてしっかり乾かす
5. エアコンに取り付ける
こまめにフィルターを掃除しているという方だったら、掃除機でほこりを吸う作業だけでも十分です。普段からあまりエアコンの掃除をしないという方は、この手順で掃除を進めるようにしてください。特に、水洗いの際にはシャワーなどを使って汚れを綺麗に落とすようにしましょう。また、水洗い後はしっかり乾燥させることを忘れないでください。
水漏れ対処方法:壁
先ほどエアコンの水漏れの原因のところで、エアコンの傾きを挙げました。これの対処方法に関連してくるのが壁です。
エアコンが前かがみになっていることを考えると、エアコンと壁の間に隙間ができているということになります。もしそれをそのままにしておくと、エアコンの水漏れが発生するのに加えて、壁が古いと壁から雨漏りする可能性もないとは言い切れません。
エアコンの傾きを直すのは業者に頼むのが1番です。しかし、業者さんもすぐに来れるとは限りません。あまりにも酷く、今すぐ何とかしたいという場合は、段ボールや布など隙間の厚さに対応したものを挟んでおくだけでも、一時的な水漏れ対処方法としては十分です。
水漏れ対処方法:フィン
フィンとはエアコンフィルターの奥の方に当たる部分です。空気を暖めたり冷やしたりと、温度を変える役割を担っています。
最初にも述べたとおり、空気の温度変換が行われると必ず水が発生します。つまりフィンには、普通にエアコンを使っているだけでも結露が溜ってしまいます。そのため、あまりにも低い温度でエアコンを使い続けていると結露が溜まりすぎてしまい、水漏れの原因になることもあります。
フィンの結露は、フィルターを掃除するだけで直ることが多いです。しかし、フィンにほこりが溜まっていると直らないこともあるので、ここではフィルターを掃除しても直らなかった場合のフィンの掃除方法について紹介します。
水漏れにおけるフィン清掃の手順
フィンを自分で掃除する際には、専用クリーナーが必要です。合わせて掃除機も用意してください。手順は以下のようになります。
1. エアコンのカバーを外し、エアコンフィルターも取り外す
2. フィンの汚れを掃除機で吸いとる
3. クリーナーを吹き付ける
4. 10分ほど放置しておく
5. エアコンフィルター、カバーをもとに戻す
掃除機で汚れを吸い取ってしまえば、あとはクリーナーを吹き付けるだけなので、作業としては非常にシンプルで簡単です。しかしその一方で、作業する際に注意すべき点がたくさんあります。その点を怠ってしまうとエアコンが故障する可能性があるので、下の記事を参考に掃除を進めるようにしてください。
水漏れ対処方法:サクションポンプ
初回公開日:2017年10月20日
記載されている内容は2017年10月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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