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テキーラの度数(35~55%)とつぶれない飲み方(ロック)

更新日:2020年07月10日

日本でも有名なテキーラは、度数が高いお酒としても知られています。そのため、酔ってしまって大変なことになったという人も珍しくありません。どのくらい度数が高いお酒なのかを踏まえて、テキーラでつぶれない飲み方とオススメな飲み方についてご紹介します。

テキーラの度数(35~55%)とつぶれない飲み方(ロック)

テキーラのアルコール度数ってどのくらい?

テキーラ(tequila)は、メキシコのハリスコ州グアダラハラ市周辺で製造されている蒸留酒の一種です。テキーラ規制委員会(CRT)が定めた規定により、アルコール度数35%〜55%のものだけがテキーラと認められます。一般的には、度数40%のテキーラが多いです。度数35%以下のテキーラは、メスカルという種類です。

熟成期間によって5つの種類に分かれることもテキーラの特徴で、熟成が進んでいるほどテキーラらしい風味が強くなります。また、味のまろやかさも増します。リュウゼツラン科アガベ属のブルーアガベを原料としているため、テキーラらしい風味というのはブルーアガベ由来のものです。

テキーラは度数が高い酒類として知られていますが、酒類に詳しくない場合はアルコール度数35%〜55%と言われてもピンとこないでしょう。テキーラの度数の高さを知るために他の酒類と度数の比較をしてみることで、テキーラは強いお酒ということが分かります。

度数の比較

・ビール(5%)
・ワイン(15%)
・日本酒(15%)
・焼酎(25%)
・ウイスキー(40%)
・ラム酒(40%)

この中で最も低い度数の酒類はビールですが、テキーラの度数と比べてみると、最低でも30%の差があります。ワインと日本酒は、同度数です。ビールよりは10%高めですが、テキーラと比べると最低20%も低い度数となっています。

焼酎は度数が高めな酒類に分けられることもありますが、25%なのでテキーラよりは低い度数です。ウイスキーやラム酒といったテキーラと同じ洋酒系は度数が高く、一般的なテキーラの度数と同じくらいです。

ビールや焼酎などと言っても、商品によって度数は違ってきます。上記の度数は目安として考えてください。しかしながら比較してみると、テキーラは度数が高い酒類ということが分かります。また、日本で消費量が多いビールや好む人も多い日本酒やワインと比べて、多量に飲まない方が良い酒類とも言えます。

テキーラのショットについて!危険性がある?

テキーラは度数が強い酒類ながらも、ショットグラスで飲用されることがあります。ショットグラスというのは1ショットあたり30mlの小ぶりなグラスのことで、一口で飲み干すタイプです。

30mlとはいえ度数が強いと身体にはお酒の影響がおよびますが、ショットは度数が高い酒類の飲み方として選ばれることもあります。度数が強いからこそ少量を素早く飲むというのが醍醐味とも言えますが、テキーラなどの度数の高い酒類をショットで飲むことはあまりオススメできません。

お酒の危険性

度数の強いお酒を急にたくさん飲むと、急性のアルコール中毒や腎盂炎を引き起こす可能性が生じます。どちらも死のリスクがある急性疾患なので、お酒を嗜むという気分ではない時にテキーラのショットは選ばない方が良いでしょう。

酔いの程度と量の目安

テキーラの度数を40%で考えた場合、1ショットあたり9.6gのアルコールを摂取することになります。個人差はありますが、1ショットでも気分高揚や紅潮がみられる人もいるでしょう。3杯くらい飲むと高揚感や紅潮が起きやすく、加えて判断力が少し低下してきます。

ショット6杯目になると、脈の速度が加速して体温上昇が起きます。9杯目に突入すると、大きな態度や直立時のふらつきが見られます。14杯目には呼吸が速くなって、千鳥足など、完全に酔った状態となります。

24杯くらいになると、悪酔い状態です。立つことが難しくなったり、意識混濁や支離滅裂な発言が見られます。29杯にもなると量としては300mlくらいですが、死亡リスクが出てきます。さらには身体的な脱力感が起きて呼吸が深くなり、排泄物は勝手に出てしまい、眠ってしまった場合は強く揺らしても起きません。

これらは、あくまで目安です。目安以上飲んでも状態変化が現れない人もいれば、目安以下の量でも悪酔いしてしまう人もいます。テキーラなどの度数が高い酒類をショットで飲む際は、量をわきまえると良いでしょう。

高度数のテキーラでつぶれない飲み方はある?

テキーラと言っても、商品によって飲みやすさは異なります。商品の中にはとても飲みやすいものもあり、度数が高くても飲みやすいテキーラが出された時には酔いに気付くことが遅れやすいです。わきまえて飲める人であれば問題ありませんが、とにかくお酒を飲みたい場合は、飲みやすい度数の高いお酒はたいへん危険です。

テキーラに関しては、ショットなら3杯くらいで酔う人が多いといわれています。ただし目安なので、1杯でもフラフラになる人もいます。飲食店で出ることが多いショット以外のテキーラは、6杯くらいが程よい目安です。目安を参考に、嗜む程度で飲みましょう。

お酒でつぶれてしまうと、いろいろと大変です。二日酔いもツラい状態ですが、最悪の場合は死亡するため、お酒は嗜むものという意識を大切にしましょう。テキーラなどの規定のある酒類は製造者が原料から手間をかけて造っているので、風味を味わいながら飲むことに適しています。それでは、つぶれないテキーラの飲み方をご紹介します。

ゆっくり飲むこと

度数が高い酒は一気飲みすると、お酒に強くても酔う可能性がかなり高いです。もちろん35〜55%もの度数があるテキーラを一気飲みしたら、悪く酔ってしまうのでしょう。テキーラの風味を味わうためにも、ゆっくり飲むことが大事です。

チェイサーを使う

チェイサーというのは、お酒を飲む中での水のことです。味覚をリセットする目的・アルコール濃度を薄める目的・お酒の風味を豊かにする目的・脱水予防の目的などで用いられます。テキーラは度数が高いので濃度を薄める目的でチェイサーを用いますが、風味も豊かになるので、チェイサーを使うと酔づらさと嗜みを得ることが可能です。

また、お酒には利尿作用があるため、飲料摂取をしていても実は脱水になっていることがあります。その予防としても、チェイサーの存在は大事です。テキーラに関しては度数が高くて喉が焼けることもあるので、チェイサーは何かと役に立ちます。

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初回公開日:2017年10月16日

記載されている内容は2017年10月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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