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【生産地別】人気のりんご3種類|硬めのりんごの種類

更新日:2020年02月11日

皆さんは、自分の好みに合うりんごの種類を知っていますか。りんごは、味はもちろんのこと食感や食べ方によって全く違います。そんなりんごの種類や産地、取れる時期などを詳しく紹介します。ぜひ貴方の好みに合うりんごを探すのに役立ててください。

【生産地別】人気のりんご3種類|硬めのりんごの種類

ジョナゴールド

ジョナゴールドは、紅玉×ゴールデンデリシャスを交配してできたりんごの種類になります。そんなジョナゴールドは、さわやかな酸味とバランスのよい甘みがあり、果肉はしっかりしているのが特徴です。旬の真っただ中のジョナゴールドは、果肉が綺麗に引き締まり、とても美味しく食べることができる種類になります。

ジョナゴールドは、店頭ではジョナゴールという名前で表示されていることが、ときどきあります。そんなジョナゴールドは、製菓など最適なりんごの種類です。旬の時期のジョナゴールドは、とても瑞々しく果汁を楽しめますが、長期保管することで、食感が損なわれることがあるので、保管の際には気をつけましょう。ジョナゴールドの旬は、10月中旬~10月下旬になります。

シナノゴールド

シナノゴールドは、赤いりんごではなく黄色いりんごです。千秋とゴールデンデリシャスの掛け合わせから生まれた長野県のオリジナル種類です。

シナノゴールドは、酸味と甘味のバランスがとてもよく、糖度が少し高めなのですが、酸味がそれをカバーしており、さっぱりとした味わいでさわやかな感じを受けるイメージがシナノゴールドの特徴で、食感は硬めになり、ふじ・つるがのような食感に似ています。

酸味が苦手で、柔らかい果肉が好きな方には不向きですが、さっぱりとした酸味でシャキシャキ食べたいとおもっている方にはピッタリな種類のりんごです。

そんなシナノゴールドは、海外でも高い評価を受けている種類であり、現在イタリアでは、生産に向けた試験がスタートしています。そんなシナノゴールドの収穫時期は、10月上旬~11月初旬になります。

サンふじ

サンふじとは、ふじの種類を育てるときに無袋栽培で育てた種類のことをさしています。袋をかける意味としては、袋を掛けることによりりんごの赤が綺麗にでることがから、袋が掛けられていましたが、最近の品種改良により掛けなくても赤色がでるようになっています。

ふじとの違いは、味になります。無袋栽培は、袋がないぶん日光がよく当たるので、りんごの甘さが増します。しかし、そのぶん日持ちしないのがデメリットです。

そんなサンふじの旬の時期は、11月上旬~です。サンふじは甘みと酸味が整っているりんごであり、果肉の硬さも硬めで好む人が多いです。その他にも果汁が多くみずみずしいです。旬の中でも、1月頃には蜜入りのりんごが多く見られます。

生産地別での種類

日本で初めてりんごが作られたのは、意外ですが北海道です。りんごは、基本的には沖縄県以外であれば作ることが可能です。

九州などでも、りんごは栽培されていますが、九州は出荷をすると言うよりは、りんご狩りや食べ放題と言った観光客を対象としたりんご農園が多いのが特徴です。では、一大生産地といわれている青森県や長野県にはどのような特徴があるのか紹介します。

青森のりんご

青森県で、りんごの栽培が始まったのが、明治8年の1875年で、米国人宣教師であるジョン・イング師によって西洋りんごが青森県に紹介されました。内務省勧業寮から青森県へとりんご苗木が3本配付されたことにより、りんごの歴史がスタートしました。

そのご、青森りんごの第一人者と言われている菊池楯衛さんが、当時りんごの生産地だった北海道の七重村の農園を訪れ技術を習得し、青森県で広めました。りんごの気質とりんごに適した気候・土壌などから、りんごの栽培が発展し、徐々にりんご農園が増えていき、現在は日本でも有数の生産量を誇る県です。

青森県で栽培されるりんごは約50種類になり、種類や気候をリレーすることにより8月~11月にかけて収穫されています。青森で栽培されているりんごの種類の5割をふじが占めており、その次にジョナゴールド・王林・ つがるの順になっています。

長野のりんご

長野県では、野菜や果物などの農地が300~750メートルと標高の高い場所にあり、日中が暑い夏でも、夜には気温が下がります。この日中の寒暖差が果物がおいしく育つ秘訣です。また、長野県は内陸性気候になり、りんごが育つ生育期が夏場の雨が少ない時期にあたり、日照時間も長くなるため、糖度の高いりんごが収穫可能です。

長野のりんごの特徴は、たくさんの品種を作っていることです。長野県で生まれたオリジナルのりんごの種類だけでも秋映(あきばえ)・シナノスイート・シナノゴールド・シナノドルチェ・シナノピッコロなどといった種類があり、8月~2月までの長期期間にわたりりんごの旬が続き、収穫することが可能です。

長野県では、見た目は荒削りになりますが、太陽光をたくさん浴びて育つことができ、そのぶん糖度が上がり、蜜が入りやすい無袋栽培を推進しています。濃厚な味わいのりんごが長野県では生産されています。

りんごの種類と収穫時期

りんごには、いろんな種類があり、その収穫時期は違います。そんな、りんごの種類と収穫時期を紹介します。

8月上~:夏緑(なつみどり)、祝、花祝(はないわい)

8月中~:紅夏(べにか)、シナノレッド、恋空

8月下旬~:きおう、未希ライフ

9月上旬~:つがる、さんさ、あかね

9月中旬~:みちのく、彩香

9月下旬~:トキ、早生ふじ、紅月(こうげつ)、かんき

10月上旬~:紅玉、千秋(せんしゅう)、北紅(きたくれない)

10月中旬~:シナノスイート、ジョナゴールド、アルプス乙女、安祈世(あきよ)、津軽ゴールド、ハックナイン、陽光、千雪(ちゆき)、おいらせ

10月下旬~:陸奥、ゴールデンデリシャス、シナノゴールド、王林、栄黄雅(えいこうが)、スターキングデリシャス、北斗、4-23、星の金貨、大紅栄、印度、ぐんま名月

11月上旬 ~:あいかの香り、ふじ、金星、国光(こっこう)

りんご飴に使われる種類は?

りんご飴とは、日本の縁日などで売られている、砂糖と水を火にかけ溶けたところに食紅を入れて色付けしたとろみの飴に、割り箸を刺したりんごを入れ飴を被せ、あら熱をとり固めたお菓子です。

そんなりんご飴に使われるりんごの種類は、りんご1個を丸ごと使うのならアルプスの乙女になります。アルプスの乙女は直径が5㎝程度で、30~50gの小さいサイズのりんごになり、ふじと紅玉との掛け合わせになります。そんなアルプスの乙女は、果汁が多く、しっかりした甘味の中に酸味があるバランスのよいりんごです。

小さいサイズなのでりんご飴にしても食べやすいサイズになります。もし、アルプスの乙女が手に入らずに、普通サイズのりんごを切ってりんご飴にする場合には、ふじ系のりんごがオススメです。

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初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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