ハヤシライスとハッシュドビーフの違いは?|レシピ4選
更新日:2022年04月11日
の洋食・ハッシュドビーフとハヤシライス
ハッシュドビーフもハヤシライスも、日本人にの洋食としてよく挙げられる料理です。の理由としては、その美味さはもちろん、どちらもご飯と一緒に食べる料理なので、米が主食の日本人とって親しみやすいという点があります。
実はこの2つの料理は、日本で生まれた西洋風の料理です。なお、西洋にもハッシュドビーフという料理はありますが、こちらは刻んだ野菜と肉を煮込んだ料理を指します。
ハッシュドビーフとハヤシライスはよく似ている
ハッシュドビーフとハヤシライスは、日本生まれの洋食であるというところ以外にも共通点があります。まずは見た目が非常によく似ていることです。さらに材料や作り方も似ていて、どちらも薄切り肉と玉ねぎなどの野菜をソースで煮込んで作ります。
このように、非常に共通点が多いハッシュドビーフとハヤシライスですが、明確な違いはあるのでしょうか。次は、この2つの料理の違いについて見ていきましょう。
ハッシュドビーフとハヤシライスの違いとは
ここでは、ハッシュドビーフとハヤシライスの違いについて紹介します。非常に共通点の多いこの2つの料理を、材料、名前の由来、ソースの種類という観点から比較してみましょう。
材料の違いはあるのか?
ハッシュドビーフの基本的な材料は、薄切りにした牛肉と玉ねぎ、マッシュルームなどです。これらを炒め、デミグラスソースで煮込みます。ご飯にかけて食べることもありますが、本来はそのままシチューのようにして食べる料理です。
これに対してハヤシライスは、薄切りの牛肉と玉ねぎや人参などを炒め、トマトソースで煮込んだ後、ご飯にかけて食べます。
材料に関しては、ハヤシライスのほうがトマトの分量が多いとされています。
名前の由来は?
ハッシュドビーフの語源は、古いイギリス料理の「Hashed Beef(ハッシュドビーフ)」とされています。これは「細かく刻んだ肉」を意味し、味は全く違いますが薄切り牛肉を煮込んだ料理という点で日本のものと同じです。
ハヤシライスの語源は諸説あり、いまだにはっきりとしていません。丸善の創始者、早矢仕有的(はやし・ゆうてき)氏や、洋食屋のシェフの林氏が考案した説、ハッシュドビーフが訛った説などが有名です。
トマトソースかデミグラスソースか?
一般的には肉と野菜を炒めてデミグラスソースで煮込むのがハッシュドビーフ、肉と野菜をトマトソースで軽く煮込みご飯にかけるのがハヤシライスとされています。
しかし、店や料理人によっては、トマトソースでハッシュドビーフを煮込んだり、反対にデミグラスソースでハヤシライスを作ったりすることがあります。
これらのことから、ハッシュドビーフとハヤシライスには明確な違いがないということが言えます。
初回公開日:2019年01月11日
記載されている内容は2019年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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