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ぶりの旬|主な漁獲地6か所の旬・天然ぶりと養殖ぶり|食べ方

初回公開日:2017年09月26日

更新日:2020年02月12日

記載されている内容は2017年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ぶりの旬は冬だと思っていたのに、夏が旬のぶりもあると聞いて、いつがぶりの旬なのか知りたいと思う人もいることでしょう。今回は天然ものと養殖ものでの旬の違いだけでなく、産地別のぶりの旬や、ぶりに似た魚の旬についてもご紹介します。ぜひご覧になって下さい。

ぶりの旬|主な漁獲地6か所の旬・天然ぶりと養殖ぶり|食べ方

ぶりの旬

ぶりは、身がしっかりとして食べごたえがあり、家庭でも馴染みのある魚です。ぶりの旬は、冬と言われていますが、最近では夏に出回っているぶりも見かけます。一体ぶりの旬は、いつなのでしょう。

下記では、ぶりの旬について詳しくみていきます。

天然物の旬

天然ぶりの旬は、12月~1月の寒い時期です。ぶりは回遊魚で、産卵する九州海域と、餌場となる北海道海域を行ったり来たりします。そして、秋頃になると産卵のために、日本海を南下してきます。

天然ぶりは身が黒く、引き締まっており、大きいものになると10kgを超え、見ているだけでも迫力があります。

養殖物の旬

近年養殖技術が格段に進歩を遂げ、夏場でも美味しいぶりが食べられるようになり、「夏が旬」の養殖ぶりが、市場に大きく出回るようになりました。

養殖ぶりは、温かい水域で、産卵の時期を天然ものより半年前倒しにしています。そうすることで、本来なら身が痩せてしまいがちな夏でも、脂の乗ったぶりを出荷できるようにしているのです。

ぶりの主な漁獲地とその旬

昔は、1年中美味しいぶりを食べることは、叶わない夢でしたが、今では夏でも冬でも、ぶりが食べられるようになりました。

ぶりは、どの地域から出荷されるかによって、旬となる時期は変わってきます。下記では、それぞれの地域別に、出荷されるぶりの旬を見ていきます。

産地1:北海道

北海道から出荷されるぶりの旬は「冬」で、ここ10年ほどの間に、水揚げされる量が急に増えています。

出荷量が増えた原因は、地球全体の海水温度の上昇により、ぶりが北海道を超えて、オホーツク海までたどりつき、秋になり南下する際に北海道辺りで水揚げされるようになったからだと言われています。

産地2:富山

富山県のぶりの旬は、11月末から翌年2月頃で、一定の条件を満たすぶりには独自のブラント認定がなされ、最高級ブランドとして出荷されます。

富山県は、寒ブリの名産地で、氷見の寒ブリはとても有名です。氷見で取れる旬のぶりは、海での長旅で身が引き締まり、氷見近海の豊富な餌を食べることによって、適度な脂乗りがあります。

産地3:金沢

金沢のブリは、11月下旬から旬となり、富山湾に入ってきたブリが大量に漁獲されています。金沢で取れるブリも、海流に乗って旅をする中で、上質な筋肉を多量に身に付けます。

また富山湾の餌を多く食べることで、適度に脂肪分を蓄え、引き締まった身だけでなく、脂がのっています。金沢は、カニ、エビ、牡蠣などの冬を旬とした漁獲量多いので、ブリと一緒に豊富な魚介類を楽しめるのも、金沢ならではと言えるでしょう。

産地4:新潟

新潟のぶりは、11月中旬から2月頃が旬で、国内で一番早く寒ブリが水揚げされます。北の海で回遊してきたブリが、富山や金沢よりも先に到達するので、新潟の佐渡で取れる寒ブリは「佐渡一番寒ブリ」と呼ばれています。

佐渡で獲れるぶりはすべて天然で、漁獲後は船の上ですぐに血抜きをし、急速に冷凍処置されるため、鮮度抜群で、脂乗りのよいぶりを楽しむことができます。寒ければ寒いほど美味しいぶりが楽しめます。

産地5:長崎

長崎のぶりの旬は、12月下旬から3月中旬で、天然ぶりの高い漁獲量を誇っています。

中でも2月中旬が一番脂がのっている時期で、水揚げ量の多さから、新潟や富山や金沢産のものより値段が抑えられており「高級品」としてではなく、大衆向けの商品として市場に出回っています。

産地6:宮崎

宮崎は、独自ブランドとして、へべすを餌に混ぜた「へべすぶり」を売り出しており、旬の時期は12月から1月となっています。「へべすぶり」は、通常のぶりに比べて臭みが少なく、鮮度が落ちにくいとされています。

もう1つは、宮崎県串間市を中心に養殖されている黒瀬ぶりです。この黒瀬ぶりは、特別な環境で産卵時期をずらすことによって、旬の時期を「夏」にしています。また夏場は生け簀を10m沈めて水温調節するなど、多大な企業努力によって生まれた商品です。

ぶりの名前の変化

ぶりは、成長の過程で度々名前が変わる「出世魚」として知られています。出世魚は、江戸時代から「縁起がいい魚」とされ、おめでたい席やお祝いの席で使用されてきました。

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他の便利帳も購入していますが
大人の図鑑のようで楽しみながら見ています。
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地域による違い

出世魚として、成長の過程で名前や味わいまで変わっていく「ぶり」の呼び方は、全国共通なのでしょうか。それとも地域によって呼び方が違うのでしょうか。

ぶりの呼び方は、地域によって異なります。「ぶり」の出世の過程を、地域別に詳しくみていきましょう。

関東の呼び方

【関東のぶりの呼び方】
・モジャコ:稚魚
・ワカシ:35cm以下
・イナダ:35~60cm
・ワラサ:60~80cm
・ブリ:80cm以上


誰もが知っている「ぶり」になるまでに、5回も名前が変化します。

関西の呼び方

【関西のぶりの呼び方】
・ワカナ:20cm以下
・ツバス:20~40cm
・ハマチ:40~60cm
・メジロ:60~80cm
・ブリ:80cm以上


大きさに関わらず養殖もののぶりを「ハマチ」と呼ぶこともあると言われています。

ぶりの旬を知ろう

「鰤(ぶり)」の漢字が表すように、ぶりの旬は本来「冬」でしたが、養殖技術の進歩により、美味しいぶりを「夏」でも食べられるようになりました。

旬のものを取り入れることは、とても体にいいと言われています。今では、1年中新鮮な魚や野菜がスーパーに並んでいますが、それぞれの「旬」を知り、意識して取り入れてみるのもよいでしょう。

夏のぶりと冬のぶり

今回はぶりの旬の時期について、ご紹介させて頂きました。また産地別によるぶりの旬や、ぶりと似た魚の旬もお伝えさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか。ぶりは漢字で書くと師走の「師」という字が入っており、冬が旬だと頭から思い込んでいた人もいるでしょう。

けれども今回ご紹介したように、養殖もののぶりの中には夏を旬とし、夏に美味しくたべられるものもあります。冬に旬を迎えるぶりだけでなく、夏に旬を迎えるぶりも食べて、食の幅を広げていって下さい。

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