はえぬき米の特徴|価格/味/ランク・口コミや評価・炊き方
更新日:2020年07月11日
はえぬき米の特徴
はえぬき米は、山形県を代表するお米です。山形県の米の作付けシェアの約60%を占めます。「その土地で生まれ育った、生粋の」という意味の「生え抜き」が名前の由来で、山形で生まれ山形で育ったお米との意味が込められています。
はえぬき米は、コシヒカリやあきたこまち、ひとめぼれなどに比べると、全国的な知名度は低いのですが、実はとても優れたお米です。はえぬき米の価格や味、美味しい炊き方など、はえぬき米の魅力をご紹介します。
はえぬき米の特徴
はえぬき米は、平成4年に山形県オリジナル米として誕生しました。生まれてから既に20年以上経っている、ロングセラーのお米です。
はえぬき米は、炊飯特性調査で味、香り、外観、食感、粘りの全ての項目で高い得点を得ています。バランスが良く、炊きたてが美味しいのはもちろん、時間が経って冷めても味が落ちにくい特徴を持ちます。優れたブレンド特性と炊飯特性があり、炊き増え率も良く、業務用米としても力を発揮します。
価格
はえぬき米の価格は、10kgでは4000~5000円程度です。5kgでは2000~3000円程度です。
味
はえぬき米は、一粒一粒がしっかりとしていて弾力があり、モチモチした歯ごたえと甘みのあるお米です。また、適度な粘り気があり型くずれしにくく、冷めても美味しい特徴があります。
はえぬき米は、味のバランスが良いためどんな料理にも合いますが、冷めても美味しく、米の粒がしっかりしていて潰れにくいので、お弁当、特におにぎりと相性がいいのでよく使われています。
品種
はえぬき米は、「秋田31号(あきたこまち)」と「庄内29号」を掛け合わせてできた、コシヒカリ系統の品種のお米です。ササニシキの後継品種を目指して作られました。
はえぬきは稲の背丈が低く、茎が強くて倒れにくい特性を持ちます。この点は庄内29号の長所を受け継ぎました。冷害に強く栽培しやすく、収穫量も良好で、品質も良いです。
はえぬき米を開発したのは、山形県農業試験場庄内支場(現在の水田農業試験場)です。庄内平野にある農業試験場です。
はえぬき米と山形県
はえぬき米は山形県で生まれ、山形県のお米の主力となっている品種です。山形県で米の作付けシェアの約60%を占める一方、山形県以外ではほとんど栽培されていません。
はえぬき米は山形県で開発され、山形県の気候風土に合うように作られたお米です。お米を始めとした農産物は、その土地の気候と風土が大事な要素になります。山形県は奥羽山脈の西側に位置し、清らかな水に恵まれた土地です。夏は暑く、冬は雪が積もる気候で季節のメリハリがある上に、昼夜の寒暖差も大きいです。はえぬき米はこれらの気候に合うように作られました。
はえぬき米の作付け条件は、山形県以外の土地ではなかなか揃いません。そのため全国の市場にはあまり出回らず、知名度も高くありません。
業務用米として
はえぬき米は型くずれしにくく冷めても美味しい特徴から、業務用米として人気が高いです。特にコンビニのおにぎりははえぬき米が多く使われています。はえぬき米は弾力があり潰れにくく、おにぎりに特に向いています。
はえぬき米の口コミや評価
はえぬき米の口コミや評価をご紹介します。
【精米】山形県産 精米 はえぬき 5kg 平成29年産
初回公開日:2017年10月24日
記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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