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2017年12月02日

合板の種類別の用途と特徴|構造用/強度/厚み/サイズ/耐水

ホームセンターに行けば誰もが買え、DIYする際にはコストも安く使い勝手が広い身近な合板。手に取る人も多い材料の一つだと思います。ですが、合板にもいろんな種類があり、それぞれに違った機能性があることまでは、あまり知られていません。

合板の種類別の用途と特徴|構造用/強度/厚み/サイズ/耐水

合板の種類別特徴って?

合板には日本農林規格「JAS」認定のものと、そうでない規格外の種類があります。JAS規格とは、人体に与える安全性や、建物に使用する際の耐久性、規格寸法など国が定める基準に合格したものを表すスタンプ表示です。

種類を大きく分別すると、ホームセンターなどにも多く出回っている「コンパネ」と広く言われる物は900mm~1800mm、厚さ23~24mm、「普通合板」910×1820の2種類があり、用途別に使用されます。

「化粧貼り」「天然木」「特殊加工化粧」の合板種類は、フローリングや家具に使用されます。それ以外は、特殊合板に分けられる種類で、一般の人は目にする機会がほとんど無いでしょう。「コンクリート型枠用」や「構造用合板」と呼ばれるもので、厚みも寸法も高耐久仕様です。

JAS規格外でも優れた性能を持つ合板種類

「防腐、防蟻処理合板」などがそうで、JISや公益社団法人日本木材保存協会の認定を受けたものは、その用途で使用した場合、JAS規格だけの合板より高い耐久性を発揮します。

他にも、政令で定められた「不燃」基準を充した材料で国土交通大臣の認定を受けた「不燃処理合板」は、高い防火性能を持っています。

また、用途により厚生労働省が管理した基準であったり、管轄をそれぞれに分けて特殊な合板は製造認定されている種類なので、必ずしもJAS規格が安全基準のすべてではありません。

構造用の合板の種類って?

構造用と分類される合板は、大きく二種類に分けられます。完全に裏方材料として建物完成時には見えなくなる建物耐久性や遮音性や断熱効果を上げる役割の「構造用合板1類」と「2類」です。「2類」の方が厚く主に、床や屋根や壁などの下地に使われます。

もう一種類は「化粧ばり構造用合板」で、役割は一緒ですが化粧単板が、表または裏に貼り加工してあり、目に見える「現し」部分で使用されます。

合板の種類別強度

耐久度の基準になる「厚み」No.1は、「構造用合板」と「化粧ばり構造用合板」で30mm以上の規格まで種類があります。その次が、規格種類が豊富な「普通合板」の24mmです。「コンクリート型枠用合板」は用途と骨組みがハッキリしているので12.15mmと厚み規格が決まっています。

日曜大工などで使用する場合、気になるのが同じ厚みで値段が違う「普通合板」と「構造用合板」、どっちが耐久性があるのかです。答えはズバリ、強度の区分がある「構造用合板」です。「普通合板」は表面の粗さ規定しかありませんが、そのまま物置の壁材などには適しています。

また、合板には接着耐久規格というものがあり、接着剤の種類を耐久用途により変えています。耐久度の強い順から「特類」「1類」「2類」という種類になります。

さらに特殊な強度がある合板って?

あまり聞きなれない「強化整形(硬質化)合板」というもの。これはドアノブや取っ手、計器盤などにも使われる「狂い」がほとんどない合板です。単板に接着樹脂などを含浸させ、高音・高圧で整形するハイテク技術が施されている種類です。

あとは椅子などで、一枚の合板が緩やかなカーヴで座った身体にフィットするあのカタチ。あれは「成形加工曲面合板」で成形圧締加工という技術で曲面化しており、強度がかなりある種類です。

合板の厚みの種類

耐久性とは別の角度で、合板の厚みにはどのような種類があるのか、それを紹介していきましょう。例えば、用途が真逆な場合は、どれだけ厚さが薄い合板があるのかが問題です。

最薄ベニヤ合板は、1mmからあり無塗装のもの、用途によって「化粧はり」や「木目調」も「単色無地」もあります。

主な企画寸法の種類

・1.2mm
・2,5mm
・4mm
・5.5mm
・9mm
・12mm
・15mm
・18mm
・21mm
・24mm

一般的ではありませんが、それ以上の厚み30mm以上まで種類があります。

合板の種類別用途

日本建築基準の高い標準規格は、お解りいただけたでしょう。ここからは価格も安く、身近なDIYでホームセンター合板を購入する際の参考になる紹介をしていきましょう。

主に、日曜大工で合板を使う場面は、下地やガレージ、フロアー板などが代表的な例でしょう。その際にどんな種類の合板を選べばいいのか、どんなアレンジ方法があるのか、相場の値段や、ざっくりとした基本的な施工方法、最低は揃えておきたい備品まで紹介していきましょう。

フローリング

和室の畳張りをフロアーに張り替える。部屋のイメージがガラッと変わります。アパートのリフォームをはじめ、日曜大工でも需要が多い分野でしょう。完成イメージがよほど特殊な色や材質でなければ、材料はホームセンターに売られているもので施工できます。

実はこんなにあるフロアー材の種類

・「純無垢材」が最も高価ですが、今回のテーマである「合板」ではなく一枚板です。
・その次に高価なのが同じ無垢材を横面で貼り合わせた「集成材」です。
・「単板フローリング」は、一枚板の表面に2~3mmの天然目を貼ったフロアーです。
・「化粧シートフローリング」は合板に木目プリントの樹脂シートが貼ってあります。
・「合板フローリング」合板に0.2~0.3mmの天然木が貼ってあります。

ホームセンター店頭売りは「合板フローリング」で安価

ホームセンター価格相場は一坪売りで、三千円前後から五千円の開きがあります。一枚売りもしており、三百円から五百円です。購入の際に気をつけたいのは、値段が安いからと薄い6mmフロアーに安易に飛びつかないことです。

リフォーム用に開発された6mmフロアーは、敷居の高さや張り替えができない際の、上張り専用フロアーであり、下地板が15mm以下の場合は耐久度的に使えません。通常のフロアー板は12mm以上が基準です。

日曜大工フロアー張りの必要備品

手順で紹介すると、

・正確な線が付けられる墨付け道具。
・「よく切れる丸ノコ、または手鋸」です。
・壁面に隙間なくピタリと納めるには「切れ味のいいカンナ」も必要です。
・あとあとの床鳴り防止に「フロアー板用のり」は塗っておいた方がいいでしょう。
・「当て木」はトントンとフロアー板を傷つけることなく隙間を埋めることができます。
・「バール」は、隙間が開くフロアー板をピタリと圧着させます。
・必ず使った方がいいのが、「フロアー釘」という一度刺さったら抜けにくい「かえし」が付いた特殊な釘です。
・フロアー釘を最後まで床板を傷つけずに打ち込むには尖った「鉄製ポンチ」です。

価格を抑えた床板アレンジ

手間はちょっとかかりますが、ホームセンターもビックリの、三分の一の最低価格で板張り部屋ができる方法です。しかし、あくまでも丸ノコとカンナが自在に使える技術と加工スペース、何より下地がしっかりしていることが条件ですが。

フロアー板は使わずに、表面の木目が美しい基準で安い「普通合板」または「コンパネ」を使用坪分、購入します。それらを4つ割りから6つ割り、部屋のイメージで全部割ります。表面角をすべてカンナで削り貼っていきます。

粗いガレージ感を出してもいいなら、表面からビス止めして見えてても船の甲板みたいで恰好いいです。完成したら好きな色を塗装し、ワックスを上塗りすれば見事な板張り床が、相場の三分の一以下の低コストででき上がります。

DIYでの合板

DIYで合板を使用する際、購入するところはほとんどホームセンターになるでしょう。大きなホームセンターだと、「構造用合板」と「普通合板」「コンパネ」の3種類が売られていますが、通常は「普通合板」か「コンパネ」しか売られていない場合がほとんどです。

「普通合板」の場合、耐水性では最上級で1類と2類しかないので、「構造用合板」の特類という種類に劣ります。屋根などの下地には「普通合板」は耐用年数的に向かないということです。

水や湿気に関係しない使い方で、24mm程度の通常厚であれば、合板自体の耐久度にそれほど大きな違いはありません。むしろ注意するのは下地の入れ方と、室内使用の際のJAS合格製品の選択でしょう。

合板用の接着剤の種類

見た目はすべて同じに見える合板ですが、実際は区分分けされており「特類」「1類」「2類」それ以外の表示なしと、種類が分けられます。なんの種類なのかと言えば接着剤がそれぞれ違います。

JAS規格の「類」で区分される合板は、人体にも害のない樹脂系接着剤が使用され、用途に合わせた種類分けをし、低害表示として「F☆☆☆☆」があり、☆が多いほど低ホルムアルデヒドで室内使用向けです。

・最も水に強い「特類」は、フェノール接着剤の使用が多いです。
・次に水気がある場合の使用に適した「1類」はメラミン樹脂接着剤の使用が多いです。
・たまに水気がある程度の使用に適した「2類」はユリア樹脂接着剤の使用が多いです。
・無表示の合板は、室内に使用した場合、放散するホルマリン臭により人体に有害な影響を及ぼす種類があるので注意が必要です。

合板の耐水性のあるものの種類

「普通合板」の1類、2類も多少の耐水性は考えられて製造されています。液状のコンクリートを流し込む「コンクリート型枠用合板」ですら、区分は1類です。コンクリートを固める間ぐらいの耐水性も耐久性もあるということです。

さらに上のクラスの特類は、「構造用合板」と同様の「化粧ばり構造用合板」足場に使われる「足場板用合板」の3種類しかありません。

しかし、「類」で区分されないJAS規格外の優れた耐水性を持った国基準合格合板は他にもあり「防腐・防蟻処理合板」「強化整形(硬質化)合板」などがあります。

合板のサイズの種類

「普通合板」は室内使用目的が主な種類なので造作しやすい910mm×1820mmがもっとも多く使われている標準寸法です。建築現場では、もっと長尺種類の1820mm×2430mmなども使います。この特殊な予備的な寸法は「普通合板」だけの特徴です。

よく勘違いしやすいのは、見た目では一緒に見えて、まったく別種類の「コンパネ」です。品質も劣るので簡単な工作や、屋外のコンクリートベース型枠などに使われ安価です。コンパネは900mm×1800mmとジャストサイズです。

「コンクリート用合板」も「構造用合板」も寸法は、コンパネ同様900mm×1800mmです。

合板の雑学知識は知っていて損が無い?

何気ない雑学を増やすつもりでの読み物としても意外に思ったり、関心したりの合板知識でしたが、これはDIYする際の購入から使用までの実用知識になります。ましてや人体に有害な物質種類があるものを知らずに使ったら大変です。

耐久性もそうですが、重大な事故が起きるような危険なものを手造りしてしまう前に、よくいろいろと調べて確認することの重要性がわかりました。丸ノコの扱いもですが、合板を切っている際の事故はかなり多いので、気をつけて安全作業で楽しくDIYしましょう。

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