引越しするときの掃除はどこまですればいいのか・グッズ・コツ
更新日:2020年08月28日
引越しするときの掃除のグッズ
ハンディワイパー
引越し前の掃除の基本は、まず埃を取り除くことです。使い古しのタオルなどを雑巾にして使用する人もいますが、雑巾がすぐに埃で汚れてしまい埃が他の部分にくっついてしまうことがあります。また掃除機の場合は、空気中に埃が舞い上がってしまうこともあります。そのような場合になのが、ハンディワイパーです。
これひとつで、高いところの物のスキマまでしっかり埃を吸着します。シートにダスト吸着ファイバーが採用されているので埃を絡め取るだけでなく、埃の舞い上げをシャットアウトしてくれます。また1,000円以内のプチプラ価格で、シートが汚れた場合は取り替えもでき長く使えるためとても便利です。
新聞紙
新聞を購読している場合、最後にまとめて古紙回収日まで家に置いておく必要があります。その間に、かなりの新聞紙の量になるはずです。実は、新聞紙の吸収性や吸湿性を生かして掃除することができます。
まず窓ガラスですが、濡らさずに乾いた新聞紙まるめて磨くだけでかなりきれいになります。濡らした新聞紙を使う際は、最後に乾いた新聞紙で拭くことも必要です。また網戸がある場合は、濡らした新聞紙を両側に貼り付けてください。あっという間に汚れを吸い取ってくれます。さらに玄関にも濡らした新聞紙を広げておくことでドロ汚れまできれいに吸い取ります。
新聞紙の再利用方法はとても簡単なので、引越し前だけでなく時間があるときに行なってみてはいかがでしょうか。
歯ブラシ
古い歯ブラシは、実は掃除にとても便利です。まず、ギザギザで広がってしまっている歯ブラシの毛先をカットしてください。毛先をまっすぐに揃えることで掃除がしやすくなります。
特に力を入れて汚れをかき出さなくてはならない洗面台、排水溝、便器などのすみっこの汚れがきれいに落ちます。今まで諦めていてなかなか落ちなかった汚れまで落ちるので掃除も楽しく感じるのではないでしょうか。
使い古しの要らなくなった歯ブラシをそのまま捨てていた人も、ぜひ引越しの際にはそのまま捨てずに再利用してみることをします。引越しの準備で使わなくなった物を捨てる前に、古い歯ブラシが掃除に使えるというこも頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか。
レモンの皮
レモンに含まれているクエン酸は、水垢などのアルカリ性の汚れを落としてくれます。レモンを紅茶に入れる人や料理に使う人もいるでしょうが、そのまま捨てずに再利用してみましょう。
例えば、キッチンのシンクですが、料理をするだけでなくお皿を洗ったり残った食材を流したりするため油や洗剤の混じった汚れがたまりやすい場所です。そこで、レモンの皮の白い部分をスポンジのようにしてシンクをゴシゴシこすりましょう。クエン酸の力できれいに汚れが落ちるだけでなくレモンの匂いもさわやかです。最後につやを出したい場合は、濡れ布巾で拭いてください。
重曹
重曹は、野菜や果物を洗う時に使ったり、ケーキを膨らますために材料に混ぜたりとさまざまな用途に使われています。重曹は英語でベーキングソーダとも言われています。ほとんどの市販の重曹は、食塩水や二酸化炭素でできているため体に害を与えることがありませんので、安心して引越しの掃除に使用することができます。
重曹はアルカリ性なので、酸性の油汚れを中和することができます。そのため市販されている油汚れの洗剤の役割を充分に果たすことができます。
またキッチンの油汚れには十分対応できますが、重曹には研磨効果があります。そのため畳などの素材の油汚れに使用する場合は、傷つけることがあるので注意が必要です。
引越しするときの掃除は敷金に含まれるのか
敷金とは、貸主と賃貸契約する場合に貸主に保証金として預けるお金のことです。そして賃貸料の相場は、だいたい1~3ヶ月分が一般的です。そのため引越しの際に敷金が全額返金されたほうがいいのではないでしょうか。
ですが、敷金が全額返金されない場合もあることは事実です。なぜならば、家賃の滞納や住んでいる間に自分の不注意で破損した場合の補填という考え方からです。さらに一般賃貸借契約上には「原状回復」をすることのみ書かれているので、掃除が義務付けられていることはありません。そのため掃除をしなかったことで敷金が全額返金されないということではありません。
普通に住んでいても、長く住めば住むほど家が汚れるのは自然なことです。ですが、普通に生活していれば、ほとんどの汚れは通常の使用範囲で起きます。そのため引越しするときの掃除は、大人の一般常識範囲内ですることが大切ではないでしょうか。
引越しするときの掃除のタイミング
引越しするときの掃除のタイミングですが、遅くても引越しの1ヶ月前から計画を立てるようにしましょう。まず、引越し荷物をまとめて掃除をするスペースを増やしておくことが大切です。また休みの日に、長い時間かけてすべて掃除をすることは体力的に難しいので、時間がかかりそうで汚れが目立つキッチン、トイレ、エアコンなどを中心に先に掃除をしておきましょう。
引越し2~3日前は、まず家の中でもパッと目に入る玄関と床と窓を念入りに掃除をしましょう。そうすることで、新しい入居者が気持ちよく住める状態になり引越しする側も気持ちよく引越しできることになります。
初回公開日:2018年02月12日
記載されている内容は2018年02月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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