電球の選び方|用途別の選び方・部屋の種類別の最適な明るさ
更新日:2020年08月28日
用途別電球の選び方
電球にはさまざまな種類があります。照明器具によって使用する電球も選び方も変わってきます。自分で選ぶ際、たくさんありすぎて選び方に困ってしまう方も多い電球ですが、それぞれの電球の特徴を知っていれば選び方に困ることもなくなります。
照明器具ごとに最適な電球種類をご紹介していきます。
スポットライト
スポットライトは、ランプが向いている方向だけを集中して照らすタイプの照明器具です。照らす方向を変えることができる照明器具になり、意図的にある場所を照らしたい場合などに活用されます。
壁にかけた絵やコーナーに置いた植物など見せたいものにスポットライトをあてることで奥行きを演出したりインテリアのポイントを作ることができます。
スポットライトの電球の選び方
まず、1つ1つのライトでどのくらいの範囲を照らすのかを考えると電球の選び方が簡単になります。
取り付け位置と照らしたい範囲から、どんなタイプのライト・電球を選べばよいかを考えた選び方をすると、ライトの数や明るさを決めやすくなります。
スポットライトに使われる電球にはさまざまな種類がありますので、それぞれの電球の特徴をご紹介します。選び方の参考にして下さい。
スポットライトの電球の種類~口金E17サイズ
まずは一般電球の中からの選び方をご紹介します。
・ミニクリプトン電球はガラスの中にクリプトンガスを封入し、長寿命と小形化を実現した電球です。長持ちするので高い所に取り付けてある照明器具などに使うと電球交換の頻度が少なくてすむので便利です。
・ミニレフ電球は小形のリフレクタ電球です。効率が高く長寿命です。白熱電球の内側にアルミニウムを付着させて反射鏡とした電球です。ランプの半分がアルミに覆われているので、光を効率的に前方に集中させることができます。
この2種類のランプは口金サイズがE17口金の電球です。スポットライトに使われている電球の多くはこのE17口金ですが、ご自宅の照明器具の口金サイズをしっかり確認して選んでください。
スポットライトの電球の種類~口金E26サイズ
・レフ電球は白熱電球の内側にアルミニウムを付着させて反射鏡とした電球です。光りの透過・拡散性に優れたシリカ粒子をガラスの内面に付着させたホワイトのガラス仕上げの電球です。
口金サイズがE26口金で一般的なサイズです。口金サイズE26の照明器具に使われます。このサイズの照明器具であれば、一般の白熱電球でも取り付け可能ですが、電球の寿命が他の電球より短いので、電球が切れても簡単に取替えできる場所にスポットライトがある場合に使用するのが良いです。
スポットライトの電球の種類~口金E11サイズ
最後に口金サイズE11口金のハロゲン電球の選び方です。衣類・貴金属・生鮮食品などの質感、きらめき感を演出するのが得意なため店舗照明に使われることが多いですが、演出のため住宅で使用することもあります。
電球の種類と共に、口金サイズが重要となりますので選び方には気をつけて、しっかり確認してから購入してください。
スポットライトの電球の光角(光りの広がり方)の違い
電球の光りの広がり方には、集光タイプと拡散タイプがありますので照らしたい範囲からどちらの電球タイプにするか選びます。
何台か並べて使う場合、それぞれ照らす対象によって集光タイプと拡散タイプを混ぜて使うのもよいです。
集光タイプの特徴と用途は?
集光タイプは、文字どおりの光りの広がりで、光の当たる範囲が狭い代わりに、強い光の届く距離が長いです。ビームのような光りを想像すると分かりやすいです。花や物を際立たせるように照らすのに向いています。
集光タイプのスポットライトを壁面に当てて、壁に影を作ることで間接照明のように使うこともあります。
拡散タイプの特徴と用途は?
拡散タイプは集光タイプの逆で、広がった光り方をします。光の当たる範囲が広い半面、光の届く距離は短くなります。
ダイニングテーブルなどの上からテーブル全体を照らすような場合に向いています。
初回公開日:2017年10月30日
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