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【部品別】失敗せずにエアコンを自分で取り付ける方法|真空引き

更新日:2020年08月28日

エアコンは自分で取り付けられるのか。はい、できます。道具と材料さえあれば自分で取り付けることができます。業者に頼むよりも半額以下の費用で収まるのでぜひやってみてください。エアコンを自分で取り付ける事が出来れば家への愛着もより増しますよね。

【部品別】失敗せずにエアコンを自分で取り付ける方法|真空引き

第一に、冷媒配管のルートを決めましょう。できるだけルート上に障害物がなく、まっすぐ配管を下ろせる場所が最適です。曲がりが発生する場合は極力少なくした上で、勾配をつけてください。排水用のドレンホースの詰まりや逆流の原因になります。

室内機の取り付け

配管ルートが決まったら、次は室内機の取り付け位置です。高さは床面から約2m程度が目安です。ただし、室内機には上下左右に必要な離隔があります。施工説明書に記載がありますので、考慮したうえで位置決めしましょう。

※正常に冷暖房ができなくなる恐れがあるので、必要離隔は必ず守ってください。

取り付け位置を決めたら背板を取り付け、フレア加工した配管を繋ぎ、室外機を設置しましょう。このとき、背板に水平器を当てて傾きがないかチェックすれば、あとから傾きを直さずにすみます。

室外機の置き場所

次に室外機の置き場所です。室外機にも必要離隔がありますので、離隔を守りつつなるべく平面に設置しましょう。室外機にも水平器を当て、水平を確認したら、配管を接続して完了です。

※正常に冷暖房ができなくなる恐れがあるので、必要離隔は必ず守ってください。

配管カバーを取り付けるには

配管カバーの敷設

配管カバーにはカラーバリエーションが豊富ですので、外壁に合わせて選べます。取付け時はビスで外壁に固定するので、あらかじめ設定した配管ルートに沿って、まっすぐ取り付けましょう。

配管カバーを取り付けるタイミングは、配管ルートを決めてすぐがベストです。配管を露出させたままですとカバーの敷設がしにくくなりますので、事前にカバーの固定は済ませたほうが無難です。

自分で取り付ける場合、ここで忘れがちなのは配管カバーの大きさです。使用する配管の大きさを確認して、きっちり収まるカバーを準備してください。

配管カバーの敷設が完了したら、カバーに沿って配管を流し、配管を約30cmの間隔でテープ巻きにしていきます。こうすることで、化粧カバーを被せる際に被せやすくなります。

ジャバラ配管

エアコンの配管は大抵、エンドキャップ以降は配管が露出したまま室外機につながります。しかし、それでは見栄えがよくないありません。せっかく自分で取り付けるのですから、もっと見栄えよくする方法で取り付けてみましょう。

それがジャバラ配管という部材で、これもホームセンターなどでよく販売されています。簡単に室外機までのつなぎの配管を隠せるので、自分で取り付ける際はぜひ活用してみてください。

エアコンをガス漏れせずに自分で取り付ける方法とは?

エアコン不調の原因は大抵ガス漏れです。ガス漏れは取り付け時の施工が原因となる場合もあります。ただし、しっかりとポイントを抑えればガス漏れは全くおきません。ガス漏れを起こさないようなポイントをまとめましたので、ご紹介します。

ガス漏れの原因とは

ガス漏れの原因の大部分は、フレアナットのまじ締め不足です。次点で真空引きの不足でしょう。この二点は、どちらも取付け時の工事が原因です。ガス漏れはエアコンの能力低下に直結する問題です。エアコンを自分で取り付ける時は、触れナットと真空引きの二点に特に注意してみてください。

フレアナットで失敗しないように

フレアナットのまじ締め不良は、フレア加工が不十分だった、もしくはフレアナットがしっかり締め切れてなかったかのどちらかが原因です。

フレア加工はできるだけなめらかでゆがみの無い加工を目指し、フレアナットはこれでもかと言うくらいしっかりまじ締めを行ったほうがいいでしょう。接続を行った後に、接続部分を目と手でチェックし、がたつきや隙間ができていないか確認することが大切です。

真空引きで失敗しないように

真空引きはエアコンの配管内に不純物などが残らないようにする作業です。ガス漏れ以外にも故障の原因になるので、施工説明書や真空ポンプの取扱説明書どおりに行いましょう。

最初はメーターから目を離さないようにして、真空引きの最中は不用意に配管やエアコン本体を触らずにしておくことがコツです。また、真空引きの細かな手順を記載しているサイトも多くありますので、そちらを事前に参照して予習をしておくこともです。

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初回公開日:2018年02月21日

記載されている内容は2018年02月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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