エアコンの冷房の温度の設定・適正温度・温度別の電気代
更新日:2020年08月28日
エアコンの冷房の温度の設定適正温度
最近は温暖化が進んでいるということもあり、夏の猛暑日の暑さは 10数年前とは較べものになりません。ですが、電車の中や建物の中に入ると、あまりにも冷房が利きすぎて数分いるだけで寒いと感じるようになってしまいます。
それでは、一般のご家庭の場合は、何度が適正温度とされているのでしょうか。あまりにもエアコンを冷房にして温度を低くしてしまうと、女性にとっては体によくありません。そのため、少し動くと熱く感じる場合でも静止している状態でちょうどよいと感じる温度に設定しておく必要があります。
夏の冷房の温度は何度設定がよいか
冷房の適正温度は、外の気温に比べて -5度というのが適正温度です。猛暑日の場合はもう少し低く設定する必要もありますが、ご自宅の冷房の温度設定は、通常27 ℃ から28 ℃に設定しておくのが一般的です。体感温度は筋肉量や皮下脂肪によって変わるため、同じ温度に設定されたお部屋の中にいたとしても、熱や寒さの感じ方は人それぞれです。
エアコンは、快適な温度に保つ必要がありますが、例えばオフィスの場合には自分一人に冷房の温度を合わせるというわけにはいきませんので、寒がりの方の場合には上に羽織るものを用意する、また暑がりの方の場合には、机の上に置ける小さな扇風機を用意するなど工夫をしましょう。
クールビズでは冷房は何度に設定するか
最近ではオフィスでも電気代の節約のためクールビズが推奨されています。そのため、スーツのジャケットを着用せず、ネクタイもしなくてよいといった、冷房の温度を下げすぎなくてもオフィス内で快適に過ごすことができるよう、会社全体で取り組んでいるというところも多く見られるようになりました。
それでは、クールビズで推奨されている冷房の温度は何度であるかについてご存じでしょうか。クールビズでの冷房の温度は 28度を目安としています。この温度で寒すぎるまたは暑すぎると感じる方の場合は、扇風機を利用したり上着を羽織ったりと各々で工夫をしましょう。
除湿をうまく使うこと
暑いと感じる原因には、湿度の高さも関係しています。特に日本は、ほかの国に比べて湿度の高い国でもありますので、冷房の温度を下げるのではなく、エアコンを除湿設定にすると良いでしょう。ただ温度を下げるのではなく、エアコンを除湿モードにするだけで大分涼しく感じられます。
冷房の温度別の電気代
ワンルームの場合、エアコンの設定温度を28 ℃として 1日に8時間冷房をつけっぱなしにした場合は、1か月の電気代はおよそ 3500円程度になります。ですがこれを18度4に設定してしまうと、1か月の電気代は5000円程度と1500円近くもの違いが出てしまいます。
4人家族の場合の電気代
それでは4人暮らしの場合には、どの程度電気代に違いが出るものでしょうか。エアコンは大体1320kWhから1500kWh程度の消費電力がかかります。これを1kWh当たり25円として計算して28℃設定で1日8時間エアコンを運転し続けた場合、1か月の電気代は6300円程度になります。
これが冷房の温度を18 ℃にしてしまうと、1か月の電気代は9000円程度にもなり、2700円もの電気代の差が出てしまいます。
電気代を節約するための工夫
外気の温度が 30℃を超えると、冷房の温度設定を28 ℃にした程度では暑く感じる場合もあります。外気の温度があまりにも暑くなっていると、エアコンの効き目が悪くなることもあります。そのため、冷房の温度を下げずにお部屋の中を快適にするためには、少し工夫が必要となるでしょう。
冷房の温度を下げないまま、お部屋を快適にするためには、まず日当たりの良い窓によしずをかけて日陰を作るなど、お部屋の温度が上がらないよう工夫をしましょう。また、エアコンの冷気がお部屋中に循環するように扇風機を使うのも一つの方法です。
エアコンの掃除と自動運転
エアコンはフィルターにほこりがたまってしまう、電気代が余分にかかってしまいます。こまめにフィルターを掃除することにより、電気代を節約することが可能です。
また、エアコンの設定温度は一定に保つよりも自動運転にすることにより節電が可能になります。エアコンの設定温度が高くなり過ぎていたり低くなり過ぎていたりすることにより、その分余計に電気代がかかっている場合が考えられます。
初回公開日:2018年03月26日
記載されている内容は2018年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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