ママレンジの価格相場・シリーズ一覧・レシピ・構造
更新日:2020年08月28日
「ママレンジ」を知っていますか?
皆さんは昭和のおもちゃ「ママレンジ」をご存知ですか。昭和44年に発売され、当時としてはかなり高額だったにも関わらず大ヒットした女の子用のおもちゃです。
ママレンジが大ヒットした理由は、本当にホットケーキが焼けることでした。小さなキッチンを模したママレンジは本当にコンロが加熱され、直径10センチほどの小さなフライパンで本物のホットケーキやハンバーグを焼くことができたのです。
女の子の将来の夢はお嫁さんだった昭和時代に、母親と同じように料理ができるママレンジは憧れの的でした。また、ホットケーキが大衆に受け入れられ始めたばかりという時代背景もママレンジのヒットの要因でしょう。
今回はそんな昭和のおもちゃ「ママレンジ」に注目してみましょう。
ママレンジの価格相場
時の流れとともに忘れられていったママレンジですが、平成の現代でもテレビ番組で紹介され、その古き良き時代のおもちゃに魅了されたコレクターたちがママレンジの魅力を再確認しました。
ママレンジを製造していたアサヒ玩具は1982年に廃業となっていますので現在新品は出回っていません。入手方法はオークションやメルカリなどのフリマアプリのみとなりますが、値段はどのくらいなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
状態の良いもの
保存状態がよく、今でも使用できるママレンジは平均10000円から15000円ほどで取引されています。
もともとの値段が昭和44年の3500円ですから十分プレミア価格と言うことができるでしょう。昭和44年の物価は現在と比べると4分の1程度、大卒者の初任給が3万5000円ほどでしたので、ママレンジがどれほど高価なおもちゃだったのかが分かります。
コンロが故障しているもの
コンロが故障している、または部品が足りていないいわゆるジャンク品も取引されています。実際には使えないものでもママコンロをインテリアとして使用したり、子供の人形遊びに利用したりしている方がたくさんいます。
価格相場は3000円ほどと、やはり使用できるものよりも下がります。
ママレンジのシリーズ
ママレンジの大ヒットを受けて、その後ママレンジの新シリーズが続々と発売されました。全12種類におよぶそのキッチントイは「ママシリーズ」と呼ばれ昭和の子供たちの間で大となりました。
ママレンジの色違いやデザイン違いも発売されを博しました。続いて、元祖ママレンジに続いてヒットしたシリーズとママレンジの種類をご紹介しましょう。
ママシリーズ
ママレンジの次に発売されたのが「ママケーキ」です。ママケーキも本当にお菓子が作れるシリーズ第2段でした。
ママケーキではマドレーヌを焼くことができます。「チーン」と言う音も本物そっくりです。
他にはママポッピーと名付けられたポップコーンが作れるものや綿菓子が作れるママスイート、手作りクッキーの焼けるママクッキーなど昭和のキッチンを再現したクオリティの高いおもちゃが発売されました。
昭和の女の子たちはこのママシリーズを使い、大人の女性への憧れを募らせていきました。
クッキングトイ以外の商品
ママレンジ以降さまざまな種類が発売されたママシリーズには実際にお菓子を作れるキッチントイ以外にも家庭内の電化製品を模したおもちゃがあります。
それが本当に水が流れる「ママナガシ」、二層式の洗濯機「ママウォッシャー」、昭和には浸透していなかった食器洗浄機のミニチュア「ママディッシャー」などお菓子を作るものから生活に欠かせない家電製品へと変わっていきました。
このママシリーズの家電もとても細かく作られており、小さなスポンジやお皿、スプーンなどがセットになっていました。
どれもとてもカラフルに作られており、今見るとレトロでかわいい作りになっています。一番の大ヒット作品は最初のママレンジで、それ以降のママシリーズはオークションなどでも比較的安いお値段で取引されています。揃えて並べてみたいおもちゃです。
ママレンジで作るレシピ
ママレンジはホットケーキを作るおもちゃとされていますが、実は他のものも同じように焼くことができます。
ママレンジ付属のフライパンは当時ではまだ珍しかったテフロン加工がされており、食材が焦げ付く心配もありません。ママレンジで作る料理レシピをご紹介しましょう。
初回公開日:2018年04月25日
記載されている内容は2018年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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