【時期別】芝の手入れの方法・雑草の手入れの方法・道具
更新日:2020年08月28日
芝生の手入れ方法
芝生は庭が明るくなって見た目もきれいになったり、雑草を生えにくくする効果もあります。しかし、夏場の成長スピードは速く手入れしないと一気に庭を覆ってしまうほどです。そして、芝生の間に雑草が生えてしまうと抜きにくかったり、綺麗ですが手入れを怠ると大変です。定期的に、且つ効果的に手入れするにはどのタイミングでどんな手入れが良いのでしょうか。
年間の芝生の手入れ
芝生は年間通して様々な成長をします。それに応じた手入れが必要です。年間の生育状況としては、11月から2月くらいまで休眠し、3月から10月までが生育期になります。休眠期には冬の雑草を除草しますが、それ以外の手入れは多くはありません。
生育期にはこまめな除草と芝刈りの手入れが必要です。特に7月から8月は月に2回の芝刈り、発芽抑制剤などが必要なほどよく成長します。この時期はエアレーションなど、地盤をほぐすことも必要ですし水やりなどの手入れも必要になってきます。
芝を張るには3月から5月、また9月から10月くらいの時期が適しています。芝張り、張り替え、補修などをしていくには春先から秋口に手入れをします。
3月の芝生の手入れ
枯葉色一色であった芝の庭が、段々と色づき始め芝生の芽が出始める季節です。綺麗に芝生が生えそろうように手入れも始める季節になります。日本芝は新しい目が出始めるので、痛んだ芝生を捕植したり枯れてしまった部分に芝生を植えるなどの手入れをしていきます。
そこで、芝刈りや水やりは要りませんが、成長期の芝のため肥料を与える手入れが必要です。肥料としては、窒素成分が10%程度含有している化学肥料になります。また、芝生の凸凹している部分を探し、へこんでいる部分に目土入れという手入れをします。これは芝生の補修です。芝生の葉が覆われない程度に砂など(排水性のよいもの)を、へこんでいる部分を中心に撒くことで芝生の成長を促します。
成長の活発な西洋芝は、3月にはきれいな緑色になっていきます。一番の生育期で手入れも本格的に必要です。すでに芝刈りが必要です。ただ、成長期でもあるので芝の高さが25㎜を目安に月に2回程度芝刈りします。成長バランスを見た手入れが必要です。
また、乾燥に弱い西洋芝には水やりをこまめにし、根を伸ばすために肥料を与えましょう。濃厚な手入れが必要な時期です。
10月の芝生の手入れ
日本芝の場合、これまで活発に成長していた芝生の成長が急激に衰えていきます。ただ、春夏に手入れを怠らなかった芝はこの時期綺麗な緑色で密度濃くなります。もっとも手がかからなく、且つ美しい状態となっているでしょう。10月の終わりごろに、今年最後の芝刈りをしてあとは休眠期に入るという手入れで良いでしょう。あまりに乾燥が続けば水やりをしますが、基本的にはほとんど必要ありません。
西洋芝はむしろ成長が活発になる時期で、芝刈りなどの手入れが頻回になります。月に3回くらいは必要です。肥料も必要ですし、水やりもしますが湿らす程度にします。9月に種まきをしているときは、丁寧な手入れが必要です。
冬の芝生の手入れ
冬になると日本芝は、茶色く枯れたような色になります。沖縄地方以外は、芝生は休眠期に入ります。その分手入れはほとんど必要ありません。芝生も休眠期、お手入れも休眠という時期です。寒い時期の手入れが苦手な方は日本芝がです。
ただ、枯れた芝生は病気や害虫の住みかになることがあるので、春になって新芽が出る前に枯れた芝生は刈り取ります。芝や根が枯れて湿ったものがたまることをサッチといい、熊手やサッチングマシン、分解剤などをつかって取り除く作業はしていきます。西洋芝は手入れも必要ながら、冬でも一年中緑の芝生を咲かせてくれますが、夏の暑さに弱いので地域によるでしょう。
4月の芝生の手入れ
日本芝は新芽が一気に伸びてきます。芝生の成長スピードが豊かな時期なので、芝生を植えたり補修するのに良い時期です。張り芝という方法で芝生を植えていきましょう。張り芝をした場合は、水やりが頻回に必要ですがそれ以外は特に必要ありません。ただ、肥料は必要な時期になります。芝生の成長期のこの時期に追肥しておくと、綺麗な緑色の芝生に成長します。
目土入れにも適した時期です。痛んでへこんだ部分の手入れもしていきましょう。しかし、芝生の成長期は他の植物の成長期にもなります。つまり雑草も伸び始める時期です。長くなりすぎないうちに除草しましょう。
また西洋芝は最も成長する時期です。芝刈り(月に3回は必要)、除草、水やりなどが頻回に必要な、もっとも手入れをする時期となります。特に乾燥に弱い西洋芝には頻回に水やりをします。種まきの時期にも適しているので、暑くなりすぎない前に行いましょう。
5月の芝生の手入れ
日本芝は5月になると綺麗な緑色の絨毯となります。新芽が出そろうので、柔らかい緑が美しいでしょう。この時期からは雑草との闘いです。芝生の苗が痛むので、雑草はこまめに抜いていきます。芝刈りも始まります。肥料散布や目土入れ、芝生の植え付け、張り芝にも適していて4月と同様に手入れしていきましょう。すぐに梅雨がくるので、芝生を枯らさない水やりにもなる植え付けに良い時期です。
西洋芝にとっても、暑くなる前の一番良い時期です。種まきにも適していますが、気温の変動の激しい時期なので気温の変化に気をつけて撒きます。週に1回は芝刈り、頻回な水やり、肥料の散布などのこまめな手入れをします。
2月の芝生の手入れ
2月は芝生自体は休眠期です。ただ、芝生の環境を良くして、これから活発に成長する時期に備える手入れをします。冬枯れした芝生をサッチングしたり、土壌の通気性をアップさせるエアレーションをしていきます。エアレーションで、地面に空気を浸透させ水はけを良くし、根を活性化させることで芝生の病気を予防することができます。
6月の芝生の手入れ
初回公開日:2017年09月26日
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