桜の種類の見分け方・桜の名前・有名・花言葉・おすすめ図鑑

まず”早咲き”というのがどのくらいの時期を表すかというと、開花よりも早く咲いた場合に使われることも多いですが一般的には1月～3月中旬ごろに開花する桜のことを早咲きの桜と言います。では、どの種類の桜が早咲きなのでしょうか？早咲きの桜の種類、そして早咲きの桜が楽しめるおすすめスポットをいくつか紹介します。

寒緋桜

ソメイヨシノよりも2ヵ月ほど開花時期が早くだいたい1月～2月上旬に開花します。一重咲きで濃紅紫色の花びらが特徴です。また、下向きに花が咲くのも特徴な桜です。くしゅっと下向きに咲く花びらがなんともかわいらしい印象の桜です。

修善寺寒桜

開花だいたい3月中旬～下旬で早咲きの中では少し遅めと言えます。花は一重咲きの紅紫色で、寒緋桜と大島桜を交雑した種類と考えられています。

オカメ桜

名前がなんとも特徴的な桜で、開花時期は2月下旬から3月上旬と言われています。マメザクラと寒緋桜を交配してつくりだした種類と言われているので、あまり大きくならず家庭の庭でも育てることができる種類と言われています。小ぶりな紅紫色の花びらがとても可愛い桜です。

早咲きの桜が楽しめるおすすめスポット

あたみ桜

静岡県熱海市にあるあたみ桜の見ごろは1月上旬～2月と日本で最も早く桜を楽しむことができます。あたみ桜とは寒桜の一種で、熱海市の木にも指定されています。市内中心部にある糸川遊歩道沿いは毎年早咲きの桜を楽しむスポットとして観光客でにぎわうことで有名です。

また、熱海市内では糸川遊歩道沿い以外にも海浜公園、梅園前市道、サンモレ公園などであたみ桜を楽しむことができます。糸川遊歩道沿いでは58本ほどのあたみ桜を見ることができ、夕方からはライトアップもされているので昼間とはまた違う姿を楽しむことができます。

河津桜

河津桜はカンヒザクラと早咲きのオオシマザクラの自然交配種と言われているため開花の時期が普通の桜よりも少し早く、見ごろは2月上旬～3月上旬です。静岡県賀茂郡河津町浜にある河津川周辺には約8000本の河津桜が植えられています。2月10日～3月10日には「河津桜まつり」が開催されるため、毎年観光客でにぎわうおすすめスポットです。

また、川沿いには無料の足湯処が設けられるためゆっくりお花見をするにはぴったりです。家族とでも友達とでも、カップルでも楽しめるスポットです。

抱湖園

抱湖園に咲く元朝桜は、安房で初めて花づくりに成功した間宮七郎平が植えた桜が旧暦の元日の朝に咲くことからそう呼ばれたと言われています。見ごろは1月下旬～2月下旬となっており、2月5日～2月25日の間には「桜まつり」が開催されるなど、観光客でにぎわっています。

元朝桜は少し濃いピンクの寒桜で、たくさんの桜が咲き乱れる様子を楽しむことができます。

佐久間ダム公園

千葉県安房郡にある佐久間ダム公園周辺は1年中四季折々の植物を楽しむことができる人気のスポットです。お花見だけでなく、ハイキングやキャンプなどをすることもできるのが魅力です。佐久間ダム公園では早咲きの頼朝桜からはじまり、定番のソメイヨシノ、時雨桜、遅咲きの八重桜まで長く楽しめるお花見スポットです。

頼朝桜の見ごろは2月中旬からはじまり、4月上旬まで楽しむことができます。また、2月18日からは頼朝祭り、3月18日からは桜まつりと、イベントも充実しています。

県立三ッ池公園

神奈川県横浜市にある県立三ッ池公園は面積約30万平方メートルもの敷地に色とりどりの自然を楽しむことのできる公園です。その豊かな自然から「百樹の森」と呼ばれるほどの緑を楽しむことができます。寒桜を始めとし、定番のソメイヨシノはもちろん少し珍しいウコン桜やヨコハマヒザクラなど、全78種類もの桜を見ることができます。

3つの池を囲むように木が並んでいるため、春にはその水面に桜が映り「日本のさくら名所100選」にも選ばれるほど華やかです。見ごろは2月上旬～4月上旬で、春の初めから終わりまで楽しめるおすすめスポットです。

遅咲きの桜

遅咲きの桜は早咲きとは反対にだいたい4月下旬～5月くらいに開花時期を迎える桜のことを言います。遅咲きの桜で有名なのが八重桜ですが、八重桜にもいろいろな種類があります。楊貴妃や紅豊のように紅色の花びらのものもあれば御衣黄のように黄緑色の花を咲かす種類もあるんですよ。今回は遅咲きの桜が楽しめるおすすめスポットをいくつか紹介します。