【種類別】アネモネの育て方|種・球根から/鉢植え・地植え
更新日:2020年08月28日
アネモネの育て方
春になると可愛い花を咲かせてくれるアネモネの育て方のご紹介です。花屋さんでもアネモネの花はです。アネモネは可憐な花弁を大きく開かせて咲いてくれるので、春先のお庭を賑やかにしてくれます。花色も白から赤やピンク、紫までと多様です。一重の小ぶりな花から八重咲の種類まであります。
日本でも有名なアネモネですが、地中海沿岸が原産で、ギリシャ神話にも登場する花です。世界中でのお花です。そんな可愛らしいアネモネを身近に感じてみてください。
アネモネ基礎知識
【アネモネ】
■学名:Anemone coronaria
■科名:キンポウゲ科
■園芸分類:耐寒性球根植物
■原産地:地中海沿岸
■花期:3~5月
■植え時:10月
現在出回っているアネモネは交雑種の「アネモネ・コロナリア」が一般的です。このコロナリアの中から、いろいろな園芸品種が生まれています。
アネモネの種類
アネモネの代表的な種類をご紹介します。
デカン
アネモネ・デカンは、コロナリアの園芸品種です。花は一重から半八重咲で草丈は20~30cm程度と小ぶりで育てやすい種類です。花色も赤やピンク、紫と豊富です。育て方は比較的簡単です。
モナリザ
アネモネ・モナリザは、デカンと同じくコロナリアの園芸品種です。デカンに比べて花も大きく草丈も50~60cm程度と大きくなる種類です。育て方はデカンと同じく比較的簡単ですが、背が高く倒れやすいので支柱が必要になります。
フルゲンス
アネモネ・フルゲンスはコロナリアよりも原種に近い種類です。花も小ぶりで風に揺れる可憐な感じが、ヨーロッパの山野草といった風情です。花色も白や紫、赤と豊富です。育て方は、他のアネモネと同様でいいのですが、夏の湿気に弱いので気をつけましょう。
シルベストリス
アネモネ・シルベストリスは、「春咲シュウメイギク」という別名があります。花色は白く、アネモネというよりはシュウメイギクの風情です。春風にそよぐ、その可憐な姿は洋風のお庭にも和風のお庭にもよく合います。育て方も比較的簡単で、その可憐で華奢なイメージと違って長くよく咲いてくれます。
アネモネの種からの育て方
アネモネは球根植物で、種から育てるのは難しい種類です。育て方としては、球根から植え付けるのがいいでしょう。花が終わった後も、種を作るために球根の栄養を使わないように、早めに花がらを摘み取りましょう。球根が瘦せてしまうと、翌年花が楽しめなくなります。
初回公開日:2017年11月22日
記載されている内容は2017年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。