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【種類別】パキラの育て方|種/室内/鉢植え/大きくする

更新日:2020年08月28日

観葉植物の中でも育て方が簡単なパキラ。室内で育てるときの注意するポイントはどんなところ?パキラを大きくする方法や、種から育てる方法はあるの?鉢に植えてるけどこのまま何もしなくていいの?そんな疑問の答えとパキラの基本的な育て方を調べたので、ぜひ見て下さい。

【種類別】パキラの育て方|種/室内/鉢植え/大きくする

種類別パキラの育て方

観葉植物のなかでも管理がしやすいパキラですが、中南米原産のパキラの品種は20種類ほどで、代表的な品種は「パキラ・グラブラ」と「パキラ・アクアティカ」の2種類です。日本で商品として売られている大部分は「パキラ・グラブラ」です。

パキラの育て方ですが、耐陰性が強い観葉植物の種類なので、日陰や室内で育てることができます。長期間日陰に置いておくと茎が間延びして見た目にもバランスが悪くなってしまうので、太い茎に育てるため生育期(5月~9月)には日当たりのいい場所に置きます。

夏場など日差しの強い時は、直射日光が当たらないレースカーテンのある窓際などが最適です。パキラの育て方の注意点のひとつに葉焼けがあります。葉焼けの原因の多くは日陰から急に日当たりのいい場所に移動させることなので、光に馴れさせながら少しずつ明るい場所に移動させます。

ミルキーウェイ

おしゃれで爽やかな印象からのミルキーウェイは、パキラの葉にホワイトの細かい斑(ふ)があるのが特徴です。ミルキーウェイの育て方は普通のパキラと同じですが、綺麗な斑入りの葉を出させるため、緑の葉が出てきたら切ります。切っておかないと緑の葉はどんどん増え、斑入り葉が負けてしまい、普通のパキラと同じ状態になります。 

ミルキーウェイは接木することも可能です。台木として普通のパキラの緑の葉をすべて切り、接ぎ穂としてミルキーウェイの枝を接木します。接木した部分は接木テープで補強しますが、市販のテープでも代用できます。 

台木の新芽が出て緑の枝が育つと接木したミルキーウェイの葉が枯れてしまうので、台木の枝は必ず切り落とします。

ハイドロカルチャー

パキラを育てる方法のひとつに「ハイドロカルチャー」がありますが、ハイドロカルチャーとは、土を使わずに植物を育てる水耕栽培のことです。ハイドロカルチャーで育てると、土とは違い臭いが無く、虫がわく心配もないので室内でも清潔に育てることができます。土で栽培するよりも水やりの回数が少ないので、初心者でも植物が育てやすいです。 

パキラのハイドロカルチャーでの育て方は、植え替えるときに根の土を洗い流すこと以外は土に植え替える方法と同じです。容器の底に少しだけ水がたまればパキラは育つので、底に穴が開いていない物であれば何でも利用できます。

パキラの育て方の基本は「水の量を守る」ことなので、透明な容器だと水の残量や根の状態がひと目で分かり水やりもスムーズですが、透明ではない容器を使うときには水位計があると管理しやすいです。

パキラの種からの育て方

パキラの種からの育て方は、種を水の入った容器に1日~2日入れておきます。浮いてきた種は発芽しにくい種なので取り除き、水に沈んでいた種を取り出し湿らせた水苔に包みます。20℃程度の半日陰のような場所に置きますが、乾燥しやすく気温が低い場合にはビニール袋に入れ管理します。

発芽がすすんで根がでてきたら、割れている殻を丁寧にはがし胚を取りだします。子葉が生えている胚は根を水苔の中に入れ、子葉は包まずに外に出します。水苔に包んでいた胚が発芽して2~3cmの大きさになったら鉢に植え付けまます。赤玉土を水で十分湿らせて胚を半分程度埋めるように植え、葉がひらくまでは赤玉土の上に水苔をかぶせておきます。

双葉が出て来たら日当たりの良い場所に鉢を移動させて、その後はパキラの基本の育て方にそって育てます。

パキラの種の入手方法

パキラの種は、お店で購入する以外にも自分で種を収穫することができます。 

パキラの種をお店で購入する場合は、新鮮な種を買うことが大切です。パキラの種は2月頃と8月頃に収穫されますが、採取から半月〜1か月で発芽力が弱くなるので店頭に並ぶことが少ないです。パキラの種を購入する人の多くは、ネットの園芸店やオークションなどを利用していて、1粒50円程度で手に入れています。

自分でパキラの種を収穫するには、「実生株」のパキラが必要です。「実生株」は種から育って大きくなった苗木で、パキラの種はこの株からしか取れません。パキラの幹の根元が膨らんでいるのが実生株で、花が咲いたあとの果実の中に多数の種が入っています。果実を割って種を取り出したら、すぐに水の入った容器につけます。

パキラの室内での育て方

パキラは中南米に自生する常緑樹で、大きいものでは10メートルほどになります。パキラの室内での育て方は、少しの変化にも気づけるよう葉や幹の様子を観察し、基本の育て方である水の量を守ることが大切です。 

パキラは日陰になる室内でも育ちますが、観葉植物なので日光を好みます。パキラの室内での育て方としては、なるべく日光のあたる明るい場所に置きます。直射日光が強い夏の育て方は、日差しが直接あたらないよう、レースカーテン越しに置くなどの工夫が必要です。 

パキラは乾燥に強い観葉植物ですが、エアコンの風が直接当たると葉が傷みやすくなるので、室内のエアコンの風が当たらない場所を選らびます。室内での置き場所は、育て方の重要なポイントになるので、あらかじめ決めておくと管理が楽になります。

パキラは幸運を呼び込む

パキラは育て方が簡単という以外にも、幸運を呼び込む観葉植物としてがあります。

1980年代に台湾から発祥したパキラは、その後アジア諸国での取引となりました。この取引で財を成した人も多く、幸運をもたらすお金の木の苗ということで別名が「財をもたらす発財樹」、「money tree」です。 

パキラは風水学的にみると運気が上がる植物で、そのなかでも「仕事運の向上」と、「集中力を高める」効果があり、育て方も簡単なのでオフィスに置く観葉植物としてです。 

頻繁に新芽を出せるほどの強い生命力を持つパキラの代表的な花言葉は「快活」ですが、貧しい人が育てたパキラを売ったらお金持ちになったという言い伝えから「勝利」という花言葉もついています。

パキラの鉢植えでの育て方

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初回公開日:2017年12月28日

記載されている内容は2017年12月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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