【種類別】パキラの育て方|種/室内/鉢植え/大きくする
更新日:2020年08月28日
パキラは花壇に地植えすることもできますが、冬場もは5℃以上を保つ必要があるので鉢植えの方が育て方も楽です。鉢植えの育て方では、鉢の中が根でいっぱいになる根づまりに注意が必要です。
根づまりをおこすと下の方から葉が落ちていくことがあります。もし、根づまりしてしまったら、葉のなくなった枝を切り戻して、仕立て直しを行います。パキラは生育旺盛なので、枝や幹のどの部分で切り落としても新芽がでてきます。大きくなりすぎた場合も、好きな部分で切り戻して仕立て直すとバランスがよくなります。
鉢植えのパキラの育て方で。霧吹きで葉に水を吹きかける葉水があります。葉水は葉に適度な湿気を与えて乾燥を防ぎ、病害虫の予防にも効果があります。パキラの葉が少し乾いていたら、表面に水滴が軽くかかる程度水を吹きかけます。
剪定
パキラを見た目を美しくする育て方に剪定があります。大きくなりすぎたり、バランスが悪くなった枝を剪定するときれいな形を保てます。剪定をしても育て方は変わりません。
剪定は枝を切り形を整えることで、見た目だけでなく風通しが良くなり病害虫の予防になります。パキラの成長期は7月頃なので、剪定はその前の5~6月にすると形がすぐに整います。
室内の小さめのパキラや、ハイドロカルチャーのパキラの剪定の時期はいつでも大丈夫ですが、寒い時期に窓辺に置いてしまうと耐寒性の限界を超え枯れてしまうので注意が必要です。
パキラの剪定は幹の部分にある節(成長点)を残して切ります。新しい枝や葉はこの成長点から出てくるので、 剪定のときに全て成長点を落とすと新しい芽や枝がしばらく出ません。
挿し木
パキラは挿し木で数を増やすことができます。挿し木は、親木(挿し穂)となる植物の根や茎、葉などを土や水に挿して育てます。挿し木に慣れてくると、根腐れして枯れかかった株を再生することができます。
パキラの挿し木での育て方は、挿し穂をよく切れるハサミで繊維をつぶさないように斜めにカットし、清潔に保ちます。繊維がつぶれると、そこから腐りはじめるので注意が必要です。
パキラは暖かい気候を好む観葉植物なので、挿し木は5月~7月頃行います。置き場所や環境に整っていればこの時期以外でも挿し木は可能ですが、挿し木後の育ち方に影響がでやすくなります。挿し木がすんだらたっぷりと水をあたえますが、その後は育て方の基本と一緒で表面が乾いたら水をやります。
土
成長のはやいパキラの育て方として、2~3年に1度は植え替えが必要です。鉢から抜き取ったパキラの土を軽く落とし、根の黒ずんでいる部分を切ります。植え替える土は観葉植物用の土を使うと育ち方が安定します。
観葉植物専用の土は葉の色が良くなるマグネシウムなど、パキラに必要な栄養素が配合されていてます。排水性も良く清潔な原料でできているので、室内でも臭いを気にしないで使うことができます。
自分でブレンドする場合は、小粒の赤玉土と無菌の腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせます。水はけを良くしたいときは、腐葉土の割合を2に減らして軽石を1混ぜます。庭の土を使う育て方だとカビが生える恐れがあるので、なるべく無菌の土を使います。
パキラを大きくする育て方
パキラを大きくする育て方は、適度な通気と日当たり、水と栄養が重要になります。100円ショップなどで売っている植物は、鉢がギリギリのものが使われているので、植物が成長するための根がしっかりと張れません。
小さいパキラを大きくする育て方ですが、まずはひと回り大きい鉢に植え替えます。 植え替えをするときに根を崩さないように、そのまま新しい鉢に観葉植物専用の土を足しながら植えます。
植え替えたあとの育て方で重要なのは、「適度な通気」「陽当たり」「水」「栄養」の管理です。育て方の基本とおなじで、 真夏の直射は強すぎるので半日陰の場所に置き、水は土が乾いたらあげます。栄養は成長期の直前くらいに適量を与えます。 根が定着すると成長の速度もあがるので、鉢が小さくなってきたら、またひと回り大きい鉢に植え替えます。
パキラを育ててみよう
どこでも手に入りやすいパキラですが、育て方の基本を守れば何年でも成長が楽しめます。パキラは丈夫で強く、水をあげすぎて根腐れをおこしたり病気にならなければ、ほとんど枯れることがありません。葉っぱがなくなっても、基本の育て方をしていれば 簡単に復活します。それぐらい生命力が高く強いので、初心者でも育だてることが簡単です。
幹を編み込んでいる状態の大きめのパキラが、インテリア用やプレゼント用として売られていますが、これを自分ですることも可能です。パキラの伸びてきた枝を何本か切って、編んでから挿し木する育て方と、複数の株を植えて枝が柔らかいうちに少しずつ編みながら成長させる育て方があります。どちらも時間をかけてパキラを楽しむことができます。
初回公開日:2017年12月28日
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