プルメリアの育て方・室内・種・苗・鉢植え・地植え|土/挿し木
更新日:2020年08月28日
プルメリアの室内での育て方
プルメリアと言えば、ハワイに行った時の歓迎のレイに使われる花といった印象が強いのですが、実は東南アジア、メキシコ、中南米が原産地です。東南アジアのラオスの国花にもなっています。プルメリアの特長は、その芳香にあります。やさしく甘い香りは、気持ちを落ち着かせ、癒しの香りとしてがあります。
鉢のサイズ
室内での育て方で大切なのは、鉢のサイズです。購入したときのサイズよりも、二回りほど大きな鉢がいいでしょう。鉢のサイズとプルメリアの株の大きさが合わないと、水やりのペースが難しくなって、根腐れを起こしたり、根が張るための栄養が取られて花が咲かなくなります。
室内の置き場所
プルメリアの育て方で室内の置き場所は重要なポイントです。プルメリアは、とても日光を好む植物です。室内にばかり置いておくと日光不足となって、葉が落ちたり、花が咲かなかったりするので、初夏~盛夏にかけては、屋外に出してたっぷり日光浴をさせましょう。
室内で越冬させるプルメリアの育て方では、温度管理が重要です。プルメリアは、冬の寒さが苦手で、温度は10℃以上が必要です。冬の日差しは弱いので、日当たりの良い南の窓際に置いてあげましょう。ただし、夜間は窓際の温度が下がるので、30㎝以上は離しておきましょう。
季節別プルメリアの育て方
プルメリアは、熱帯植物です。そのため、四季のある日本で育てるためには、それぞれの季節に合わせた育て方があります。
春
春になって、暖かくなると枝先に新芽が出始めます。春のプルメリアの育て方では、室内の日当たりのいい場所に移動して、乾燥気味だった土にたっぷりと水やりをしてあげましょう。戸外の最低気温が10℃以上になったら、外に出して太陽の光を浴びさせるようにします。
夏
プルメリアは、暑い夏が大好きです。ぐんぐん育つ季節ですから、夏のプルメリアの育て方としては、初夏の5月中旬から下旬にかけて、鉢を大きくして植え替えをしてあげます。
プルメリアは直射日光をたっぷりと浴びることで花付きがよくなります。ただし、日本の梅雨の時期は苦手です。乾燥を好むので、多湿になると根腐れを起こしてしまいます。夏の育て方のポイントは、雨が当たらない軒下などに移動させ、風通しのよい場所を選ぶことです。
また、戸外に置く場合は、エアコンの室外機の熱風を避けた場所に置くようにしましょう。熱帯地方の植物ですが、極度の乾燥と熱風は枯れる原因になります。
秋
11月くらいになると、気温が15℃を下回る日が続きます。そうすると、プルメリアは休眠状態に入り、葉を落とします。秋のプルメリアの育て方は、葉が全部落ちたところで、水やりをストップします。そして、暖かい室内に入れて来年に備えます。
自然に葉が落ちるのを待っていてもいいのですが、それ以前に気温が下がって霜などが降りると枯れてしまうこともあるので、様子を見て、残っている葉をカットして、茎だけの状態にしてから室内で管理しましょう。半強制的に茎だけにして休眠状態にしてあげたほうが、プルメリアにとって、ストレスがなくなり、これから迎える冬に備えることができます。
冬
上手に冬越えをさせることが、来年の春以降のプルメリアの育て方に影響します。熱帯植物であるプルメリアは、寒さに弱い植物です。そのため、理想としては10℃以上、最低でも5℃をキープしておけば負担をかけません。
ただし、冬の時期に暖房の効いた部屋にプルメリアを置いておくと、暖かいので休眠状態になりません。春と勘違いして新芽が出ることもあります。きちんと休眠させることは、翌春から夏にかけての成長期に大切なことです。部屋が暖かい場合には、暖房の届かない玄関などに置いて、凍らない程度の温度で管理するのもプルメリアの冬の育て方のポイントになります。
プルメリアの種からの育て方
初回公開日:2018年01月10日
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