プルメリアの育て方・室内・種・苗・鉢植え・地植え|土/挿し木
更新日:2020年08月28日
プルメリアの育て方として、種から育てるという方法があります。種から育てる場合、親木と同じ花が咲くとは限りません。花が咲くまでどんなプルメリアが咲くのかわからないというところもプルメリアの育て方の魅力です。
種を蒔くタイミング
プルメリアの種からの育て方で大切なのは、蒔くタイミングです。プルメリアの種は気温が20℃以上で発芽するので5月以降に蒔くようにします。5月下旬には発芽するので、6月中旬には植え付けするというスケジュールになります。プルメリアの花ですが、残念ながら今年種を蒔いても花は咲きません。花を咲かせるまでは2~3年かかります。気長に待ちましょう。
種を蒔く方法
プルメリアの種からの育て方では2つの種の蒔き方があります。ひとつは、いきなり土に蒔く方法です。薄いヒラヒラの羽の部分を上に出して、残りは土の中に埋めます。
もうひとつは、発根をさせてから土に植える方法です。お皿に水を入れ、そこにコットンやキッチンペーパーを敷き、種を並べます。水が蒸発して無くならないようにこまめに足してあげましょう。根が出ているのが確認できたら、土に植えてやります。
両方とも発芽するまでは、土が乾燥しないように注意しながら、水やりをするのが、失敗せずに発芽させる育て方のコツです。
プルメリアの苗からの育て方
プルメリアの育て方としては、苗から育てるのが一般的です。苗を市販で購入するときには、葉を注意深く観察しましょう。大きな葉が3枚以上あって、色が濃くて元気そうなものを選びましょう。苗の植え付け時は、気温が15℃以上になってからにします。
苗木の植え付け方法
苗木は、植え付ける前に必ず半日~3日くらい水に浸けて「水揚げ」を行います。これをすることで発根しやすくなります。鉢底に軽石などの底石を5㎝くらい敷き、水はけのいい土を入れます。そこにプルメリアの苗木を4分の1ほど挿します。
水やりは、鉢の底から水が出るくらいたっぷりと与えます。根が出るまでは直射日光や雨が当たらない風通しの良い場所に置いておきましょう。加湿に弱いので、鉢底皿には水がたまらないように注意します。また、鉢の下にブロックなどを置いて風通しを良くすると根腐れを起こしません。
葉が5枚以上になったら、根が出てきたというサインですから、日当たりのよい場所に移します。
プルメリアの鉢植えでの育て方
プルメリアの育て方として、鉢植えが一般的です。鉢植えにしておくと、冬場になっても、室内に取り込みやすく、寒さで枯れてしまうことも避けられます。
土
プルメリアの鉢植えでの育て方において、土選びは重要です。プルメリアは、日当たりを好む熱帯植物ですから、ジメジメとした湿度を嫌います。そのため土の環境としては、水はけのよいものを選びましょう。赤玉土の小粒を7割、腐葉土を3割程度混ぜてください。初心者は、観葉植物用や草花用に培養土を使うといいでしょう。
肥料
プルメリアの鉢植えでの育て方で、花をたくさんつけるには肥料の配合が重要となります。単に成長だけなら肥料は必要ありませんが、花を咲かせるには「リン酸」を多く含む肥料が欠かせません。
植物の成長に欠かせない肥料は「窒素(N)」「リン酸(P)」「カリウム(K)」の三大要素です。その中でもリン酸は花を咲かせやすくする効果があるので、肥料のパッケージに書かれた成分比率をよく確かめてリン酸の比率の高い肥料を選ぶようにしましょう。
肥料は、5月~10月の成育期に与えるようにしましょう。11月以降は休眠期に入るので、肥料は与えません。置き肥も取り除いておきましょう。
肥料を与えるときの注意点
プルメリアの育て方として、花を多く付けるためには肥料が欠かせません。だからといって「花を早く見たい」「もっとたくさん咲かせたい」と考えて、規定量以上の肥料を与えてしまうと、肥料やけを起こして株が弱り、やがて枯れてしまいます。注意しましょう。
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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