レモングラスの育て方|種/苗/プランター/ベランダ/地植え
更新日:2020年08月28日
レモングラスのプランター・鉢植えでの育て方
ハーブとして知られるレモングラスは、イネ科なので背丈が1メートルを超えるほど大きくなります。レモングラスの育て方でするのは地植えですが、地植えではなくプランターでの育て方を望む場合は野菜用の大型のものを、鉢での育て方なら直径30センチほどある10号鉢以上のものが良いとされています。かなり大きな株になりますので、場所の確保も必要になってきます。
レモングラスは、東南アジアの料理に良く使われています。蚊やハエがレモングラスの匂いを嫌うので虫よけにも効果があります。身近にあると重宝するレモングラスの育て方について紹介します。
季節別レモングラスの育て方
レモングラスは、ハーブティーや料理など幅広く使用されるハーブ系の植物です。主成分のネロール、ゲラにオールに防虫効果があるため虫よけにもなりますので、虫に悩まされる夏場はレモングラスが身近にあると非常に重宝します。
また、レモングラスはエッセンシャルオイルとしても有名で、空気の浄化などにも効果を発揮してくれます。
一般的にハーブの育て方は難しいと考えがちですが、レモングラスは多年草なので越冬させたものは成長度が高いと言われています。レモングラスの育て方は意外と簡単ですので季節ごとの育て方の違いを紹介します。
育て方のポイント
レモングラスは、東南アジアの熱帯地域が原産ですので日当たりの良い場所での育て方が重要と言われています。レモングラスは暑さに強いので、育て方としては夏場が特にです。
レモングラスは成長すると株の元の部分が蒸れやすくなります。なるべく蒸れを防ぎ、腐れを防ぐためには風通しの良い場所での育て方を心がけましょう。
春・夏・秋
レモングラスは株分けができる植物です。冬を越したレモングラスを春に株分けをする育て方をすると増えて行きます。しかしながら、東南アジア原産のレモングラスは寒さに弱いので、霜の心配がなくなる5月に入ってから日当たりの良い場所に定植させる事をします。
暖かくなり始めた5月頃にに植え付けたレモングラスは、6月になると元気に育ち7月には成長の勢いが増してきます。勢いよく成長したレモングラスを土壌際から15cmくらいの所で切ってあげるとすぐに葉が伸びてきます。この事からもわかるように夏になってからのレモングラス育て方が最も適しているのがわかります。
11月上旬までは屋外での育て方ができますが、冬の寒さが厳しくなる前に室内に移動させてあげる事をします。
冬
屋外でのレモングラスの育て方で重要なのは、寒さに弱いレモングラスが冬を越せるように剪定してあげる事です。レモングラスの古い葉は硬くなりますので、年を越すと使いにくくなります。古くなった葉は根元から5~10cmを目安に切り、土壌にビニールで株元マルチを行います。
それ以外にお手軽で簡単な方法と言われているのが、発泡スチロールの箱を逆さまに被せる方法です。発泡スチロールでの防寒を行う際は軽いので上に重しを乗せてください。ただし、暖かい日などは取り外し霜や雪よけに使用する程度が好ましいでしょう。
比較的暖かい山陽地域では、防寒しなくても冬を越せる所も多いと言われています。暖かい地域では剪定せずに冬を越し春先になってから、冬の間に傷んでしまった葉を選定して新芽を出させる方法もあります。
寒い地域での冬対策
寒さの厳しい地域ではレモングラスを根元から掘り起こして大きな鉢に植え替えて室内で育てるのがベストです。地植えではなく鉢植えに切り替えてあげると、寒さが苦手なレモングラスも冬を乗り越えられるので重要なポイントになります。
ベランダでのレモングラスの育て方
レモングラスは地植えでの育て方が良いとされていますが、鉢やプランターでの育て方もできます。プランターや鉢に植えたレモングラスはベランダで育てるのが良いでしょう。ベランダで鉢植えにする場合はなるべく大きな鉢を選んでください。1株あたり6号サイズの鉢が最低でも必要で、直径18㎝ほどの鉢で育てる事ができればのびのび成長してくれるでしょう。
レモングラスを増やしたい人は、株分けをして増やします。レモングラスは大きく成長しますので、それに見合った鉢が見つからない時も株分けが必要になります。
株分け
株分けの方法は、成長したレモングラスの根元を掘り起こし土を少し落とします。根元の締まりが良いので園芸道具を使って生え際から株を小分けにします。それが済んだらさらに手で小分けにします。
根が分散されるように小分けにすると早く根付くので、根が分散されるように工夫して小分けを行ってください。鉢に合わせて株を分ける事ができたら、植え付けます。植え付けが完了したら根が伸びるように水やりをしっかりと行ってください。
レモングラスの種からの育て方
初回公開日:2018年01月09日
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