【種類別】ペパーミントの育て方|種/プランター/屋内/虫
更新日:2020年08月28日
ペパーミントとは
分類
科・属名:シソ科ハッカ属
学名:Mentha piperita
英名:Peppermint
和名:コショウハッカ、セイヨウハッカ
原産地:ヨーロッパ大陸
多年草の植物で、ニホンハッカに比べるとメントールの含有量は低いですが、すっきりとした強いメントール臭があるハーブの一種です。乾燥させた葉を薬草や薬味として使用したり、水蒸気蒸留して精油を抽出し、香料として利用されてきました。また、ペパーミントの香料は菓子やハーブティーにも用いられています。
なお、青緑色をしたリキュールの一種であるペパーミントは、ペパーミント油をアルコール液に溶かし、砂糖や各種の方向エッセンスを基礎とし、オリーブ緑などの色素で着色した物です。
効果・効能
ペパーミントにはメントールによる強い清涼感があり、西洋では古くから軽い病気の薬として利用されてきました。その効能は大きく分けて、下記の6つの効果があります。
1.鎮痛作用・風邪の鎮静効果
頭痛や生理痛、歯痛などの痛みを和らげる効果があります。
また、呼吸器系の症状にも効果を発揮するため、咳や鼻風邪、花粉症の鎮静化にも効果があります。そのため、気管支炎の治療薬としても利用されています。
2.乗り物酔い防止
制吐効果があるので、乗り物酔いがひどい人は乗り物に乗る前にペパーミントティーを飲み、それでも気持ちが悪くなった場合はペパーミントのアロマオイルの匂いをかぐことで改善されます。
3.リフレッシュ効果
中枢神経を刺激し脳の働きを活性化してくれるので、リフレッシュ、鎮静、高揚などの効果があります。ストレスやイライラを軽減し、集中力を高める効果があります。
やる気が出ないときなどはリフレッシュ効果があるので、仕事中の気分転換にも効果があります。
4.胃腸の働きの改善
健胃効果があり、消化を助けてくれます。食べ過ぎなどで胃の調子が悪い、または胃がむかむかする時などに、ハーブティーを飲むと胃腸の調子が改善されます。
5.消臭・殺菌・防虫効果
清涼感のある香りを持つため、ガムや飴、歯磨き粉などに使われることも多く、口臭の原因となる物質を除去し口臭を予防する効果があります。また、抗炎症作用や冷却作用があるので、ニキビや皮膚炎の予防改善、日焼けした肌の冷却、脂性肌のお手入にも効果を発揮します。
6.冷え性の改善
シソ科の植物には、体の内部から温める保温効果があります。同じシソ科であるペパーミントも同じ保温効果、発汗作用があります。
血液の循環をよくする働きがあるので、冷え性の改善にも期待できるでしょう。
使用の上での注意点
初回公開日:2018年01月23日
記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。