【種類別】ペパーミントの育て方|種/プランター/屋内/虫
更新日:2020年08月28日
ペパーミントには母乳の出を抑制する副作用があるので、妊娠中や授乳期にペパーミントを取るのは控えましょう。ただし、適正量を守って摂取すれば問題はありません。
なおペパーミントは刺激性の強いハーブなので、精油を直接肌に使用すると逆に肌が荒れたり湿疹などを引き起こす可能性があります。また、ペパーミントオイルを摂取した場合、胸やけや吐き気、頭痛などの副作用が現れたとの報告もあります。
刺激性の強いペパーミントなので、摂取量や使用方法は必ず守るようにしましょう。
種類別ミント・その他
ハーブ
スペアミント
科・属名:シソ科ハッカ属
学名:Mentha spicata
英名:Spearmint
和名:ミドリハッカ・オランダハッカ
同じミントですが、主成分がメントールのペパーミントとは違い、約60%のカルボンと約10%のリモネンが含まれるやさしい香りのハーブです。ペパーミントと似ていますが、シュッとした葉のペパーミントと違い、葉の形がキザキザしていて繊維が浮いて見えるのがスペアミントです。
アップルミント
科・属名:シソ科ハッカ属
学名:Mentha suaveolens
英名:apple mint
和名:マルバハッカ
形は丸みを帯び、細かい毛が生えています。その名のとおりスーッとしたハッカのなかにリンゴなどのフルーティーな香りがあるミントです。マルバハッカはアップルミントのほかに、パイナップルミントやグレープフルーツミント、ジンジャーミントなどの種類もあります。
なおアップルミントは他のミントの品種よりも繁殖力がさらに強く、他種と混在で植えるのには適しません。ペパーミントと一緒に植えると、いつの間にかペパーミントが減少し、アップルミントが繁茂しているということも少なくありません。
その他
クレマチス・ペパーミント
科・属:キンポウゲ科クレマチス属
学名:Clematis florida'Pepparmint'
別名:テッセン(鉄線)・カザグルマ
まったく別種の植物ですが、名前にペパーミントとつく植物をひとつご紹介しましょう。クレマチスは蔓科の植物で、花の色や形が豊富にあるため、宿根草の植物の中でものある花です。
世界的に有名な育種家レイモンド・エヴィソン氏のコレクションで、クレマチス白万重の改良種の花です。ミントグリーンの花を咲かせ、花が咲きすすむとやがてクリーム色に変化します。自然で上品でなグリーンの花色がペパーミントのような爽やかなイメージを与える花です。
クレマチスの育て方は初心者にもさほど難しくなく、発芽までに時間がかかりますが、切り花にしても次から次へと花を咲かせるので飽きることがありません。爽やかなペパーミントカラーのクレマチスは目にも優しいので、育ててみるのも楽しいでしょう。
初心者向けのペパーミントの育て方
ガーデニング初心者がハーブ栽培を始める場合、ペパーミントは育て方が一番簡単な植物です。また、ミントの種類は地下茎で増える植物で、繁殖力と交配力が非常に強く丈夫なハーブです。
近くにハッカ属の植物があると簡単に交雑して種ができます。交雑の種は元のミントの性質を受け継がず、香りが少なくなるなど得にも益にもならないので、ミント同士は離して植えるようにしましょう。
またペパーミントの育て方は、地下茎が増えないようにレンガや仕切りなどで地下茎が広がらないようにするほか、広がりすぎたら引っこ抜くなどして増えすぎないように手入れをしましょう。
育て方のポイント
1.乾燥に弱いので、土が乾かないように水遣り管理をしましょう。土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れ出るくらいしっかりと水を与えます。
2.日当たりが良すぎる場所だと葉が枯れたり萎れたりするため、半日陰の風通しが良い場所で育てます。ただし、日陰過ぎると色や香りが悪くなるので注意しましょう。
3.生育適温環境は15~20℃で、暑さにも寒さにも比較的強い植物です。夏は蒸れないように剪定して風通しを良くします。また冬は地表部分が枯れたとしても地下茎は生きているので、春になると再び繁茂します。
ペパーミントの種からの育て方
初回公開日:2018年01月23日
記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。